MineCon

MINECONマインコン) とはMojang Studiosが主催するビデオゲームMinecraft大会である。ここでは将来のアップデート発表、導入したい機能、改善したい機能、MOD製作者の意見交換などが行われる。大会タイトルは開催した年によって異なる。

MINECON
MINECON 2013にて入り口の看板
状況継続中
種類ゲーム集会
会場毎年変更
会場所在地ヨーロッパ & 北アメリカ
ウェブサイト
www.minecraft.net/ja-jp/minecon/

開催した年と内容

MINECONは、毎年1回開催されている。しかし2014年の開催は見送られた。Vu Buiが2014年8月21日のブログにて、2015年の春にロンドンで開催予定と発表した[1]

なお、注釈の無い日時は全て協定世界時(UTC)で表記する。

2010年

当時はMinecraftConと称されていた。8月31日にベルビュー (ワシントン州)で開催され、30人以上の集まりであった。マルクス・ペルソンミートアップにてコミュニティからの要望があったので、特定の場所を選ばないように呼びかけた[2]

2011年

11月18日、ラスベガスで5000人以上が集まる公式のMineConが開催された[3]。会場ではコミュニティーのメンバーたちによる基調講演、建築コンテスト、コスチュームコンテストと展示が行われた。MineConで開催された多くのイベントのひとつは、21歳以上向けのイベント「Nether Party」で、カナダ人DJのdeadmau5が出演した。このイベントは『Minecraft 1.0』の一般向けリリースでもあり、正式にゲームのベータ版が終了した。また、Xbox 360での『Minecraft』が開発以外で初めて公開され、プレイされたのもこれが最初だった。

2012年

2012年8月2日、Mojang Studiosは11月24日と25日にパリディズニーランド・パーク開催されることを発表した[4][5]。マルクス・ペルソンはTwitterにて次の開催地を明らかにする予告編を投稿した[4]。動画には、Mojang Studiosチームのメンバーがディズニーの道具を身に着けている様子が映っており、マルクス・ペルソンは主任開発者のイェンス・バーゲンステンに「彼らは私たちに何かを伝えようとしていると思います」とコメントしている[6][7]。2 回目の年次大会は米国外で初めて開催され、最初の大会に参加できなかったヨーロッパのファンが参加できるようになった[8]。これは、Xbox 360版のゲームが300万本を売り上げ、マインクラフトの人気が高まったことを受けて開催された[8]。2012年には、ゲーム内での非公式のMINECON、特にバーチャルMINECONが開始された[9]。非公式のイベントだったが、Mojang Studiosチームのメンバーが参加した。2012 年の大会には 4,500 人が参加した[10]。Mojang Studiosは2012年の大会で1.5「レッドストーン」アップデートの詳細と、ゲームのモッディングAPIに関する情報の発表をした[11]

2013年

2013年4月、Lydia WintersはMINECON 2013が米国で開催されることを明らかにした[12]。 イェンス・バーゲンステンは後に、それは東海岸にあると述べた[13]。その後、6月27日に、Mojang StudiosのYouTubeチャンネルで、MINECON 2013 がフロリダ州オーランドで開催されることが発表された[14]。チケットは、7月31日、8月2日、8月3日にそれぞれ2,500枚ずつ3回に分けて発売された。Mojang Studios のCOO(最高執行責任者)であるVu Buiによると、最初の2,500枚のチケットは3秒で売り切れた[15]。イベントは11月2日と3日に行われた。

2014年(中止)

2014年3月30日、Lydia Winters はツイートで、MINECON 2014 がヨーロッパで開催されることを明らかにした[16]。しかし、2014年8 月21日にVu Buiはブログ投稿を作成し、MineCon 2014はなく、代わりに次の MineCon は 2015 年春にロンドンで開催されると述べた[17]。これは後にコンソール版のヒントで「Minecon 2014 が開催された場所を誰も覚えていない」として使用された。

2015年

MineCon 2015 エキスポホール

7月4日と5日、ロンドンのExCeL Londonで開催。チケットは10000枚が販売された[18]

ビデオゲーム単体のコンベンションとして最大であるとギネス世界記録に登録された[19]

2016年

9月24日と25日、アナハイムで開催[20]。$160のチケットが12,000枚販売された。

2017年

11月18日 17:00(約90分間、日本時間は11月19日 2:00)に「MINECON Earth」を開催。会場で行わず、インターネット上でインタラクティブなライブストリーミング形式で開催された[21]
次期メジャーアップデートの、「アップデート アクアティック(Update Aquatic)」が公開発表された[22]。また「The Monster of The Night Skies」と題し、夜中に特定の条件を満たしたプレイヤーが存在していると飛来して来るモンスターを決めるコミュニティー投票が行われた。イメージボードに描かれた4種類のモンスターの中から選ばれる。最後投票の数が多かったモンスターは後にファントムと命名され、次期のアップデートで追加された。

2018年

9月29日 16:00(約90分間、日本時間は9月30日 1:00)、昨年と同様の形式で開催[23]。新作ゲーム「Minecraft Dungeons」や次期アップデート「Holiday Update」や「Village and Pillage」などが発表された。コミュニティー投票は、3種類のバイオームから選ばれ、最後投票の数が最も多かったタイガバイオームが次期のアップデートでキツネとキャンプファイヤーと一緒に追加された。

2019年

9月28日 16:00(約90分間、日本時間は9月29日 1:00)に開催した[24]。新作ゲーム「Minecraft Earth」と名前の混乱を避けるために大会タイトルを「MINECON Earth」から「MINECON Live 2019」に変更された[25][26][27]。次期アップデート「Nether Update」でネザーに追加されるバイオームやモンスター、その他新しい要素などが発表された[28]。コミュニティー投票は、バイオームを決めるもので「Badlands(荒野)」「Swamp(沼地)」「Mountains(山岳)」の中から選ばれる[29]。最後投票の数が最も多かった山岳バイオームがヤギと一緒にバージョン1.17と1.18にわたって追加された[30]


Minecraft Live 2020と別にオーランドで開催する予定であったMinecraft Festivalは二度の延期ののち、2022年1月3日、Mojang Studiosの社員が2022年にMinecraft Festivalが開催されないことを明言した[31][32][33][34]

2020年

10月3日 16:00(日本時間は10月4日 1:00)に「Minecraft Live 2020」を開催した[31][35][32]。次期アップデート「Caves & Cliffs(洞窟と崖)」を発表した。コミュニティー投票は、新たな生物(モブ)を決めるもので「Moobloom(ムーブルーム)」「Iceologer(氷使い)」「Glow Squid(発光するイカ)」の中から選び、最後投票でGlow Squidの実装が決まった[36][37]

2021年

10月16日 16:00(日本時間は10月17日 1:00)「Minecraft Live 2021」を開催した[38]。次期アップデート「The Wild Update(野生)」を発表した。コミュニティー投票は、昨年に引き続き新たなモブを決めるもので「Glare(グレア)」「Allay(アレイ)」「Copper Golem(銅ゴーレム)」の中から選び、最後投票でAllayの実装が決まった[39]

2022年

10月15日 16:00(日本時間は10月16日 1:00)「Minecraft Live 2022」を開催した[40]。次期アップデート 「Trails & Tales(旅路と物語)」を発表した。今年からアップデートに幅を持たせるため名称はイベント内では公表されなくなった。コミュニティー投票は、新たなモブを決めるもので「Sniffer(スニッファー)」「Rascal(ラスカル)」「Tuff Golem(タフゴーレム)」の中から選び、最後投票でSnifferの実装が決まった[41]

2023年

10月15日 17:00(日本時間は10月16日 2:00)「Minecraft Live 2023」を開催した[42]。次期アップデート「1.21(名称未定)」の内容を公開した。コミュニティー投票は、新たなモブとモブに関するアイテムを決めるもので、「Crab(カニ)」「Armadillo(アルマジロ)」「Penguin(ペンギン)」の中から選び、最後投票でArmadilloと、オオカミ用の防具の作成に使用できる「Armadillo Scute(アルマジロのウロコ)」の実装が決まった[43]

出典

外部リンク