タイ・トゥイバサ

タイ・トゥイバサTai Tuivasa1993年3月16日 - )は、オーストラリア男性総合格闘家ニューサウスウェールズ州シドニー出身。タイガームエタイ & MMA/アメリカン・キックボクシング・アカデミー/TK MMA & フィットネス所属。UFC世界ヘビー級ランキング10位。元Australian FCヘビー級王者。タイ・ツイバサとも表記される。

タイ・トゥイバサ
2019年
本名タイ・アンソニー・トゥイバサ
(Tai Anthony Tuivasa)[1]
生年月日 (1993-03-16) 1993年3月16日(31歳)[2]
出身地オーストラリアの旗 オーストラリア
ニューサウスウェールズ州シドニー
通称バン・バン
(Bam Bam)
シューイバサ
(Shoeyvasa)
居住オーストラリアの旗 オーストラリア
ニューサウスウェールズ州セント・メアリーズ
国籍オーストラリアの旗 オーストラリア
身長188 cm (6 ft 2 in)
体重119 kg (262 lb)
階級ヘビー級
リーチ190 cm (75 in)
スタイルキックボクシング
スタンスオーソドックス
チームタイガームエタイ & MMA
アメリカン・キックボクシング・アカデミー
TK MMA & フィットネス
現役期間2012年 -
総合格闘技記録
試合数21
勝利14
ノックアウト13
判定1
敗戦7
ノックアウト3
タップアウト3
判定1
キックボクシング記録
試合数16
勝利14
ノックアウト10
敗戦2
ノックアウト1
プロボクシング記録
試合数7
勝利5
ノックアウト3
敗戦2
その他
配偶者ブライアリー・ペドロ
子供カーター・トゥイバサ (息子)
著名な親族タイソン・ペドロ (義兄)
総合格闘技記録 - SHERDOG
ボクシング記録 - BoxRec
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ラグビー選手時代(2012年)

来歴

サモア人の父とウィラジュリ(オーストラリア先住民)の母から生まれた。ナショナルラグビーリーグシドニー・ルースターズに所属していたが、自身のギャンブル依存症が原因で引退している[3]。格闘技は17歳から始め、2012年総合格闘技デビュー[2]

2016年6月18日、Australian FCヘビー級タイトルマッチでブランドン・ソソリと対戦し、肘打ちで開始21秒のKO勝ち。王座獲得に成功した[4]

2016年10月15日、Australian FCヘビー級タイトルマッチでジェームス・マクスウィーニー英語版と対戦し、1R終了時にコーナーストップでTKO勝ちを収め王座の初防衛に成功した。

UFC

2017年11月19日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Werdum vs. Tyburaラシャド・コールター英語版と対戦。右ローキックでダウンを奪い、直後に左飛び膝蹴りで1RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[5]

2018年6月9日、UFC 225でヘビー級ランキング9位の元UFC世界ヘビー級王者アンドレイ・アルロフスキーと対戦し、3-0の判定勝ち[6]

2018年12月2日、UFC Fight Night: dos Santos vs. Tuivasaでヘビー級ランキング7位の元UFC世界ヘビー級王者ジュニオール・ドス・サントスと対戦。右ローキックを効かせるものの、カウンターの右フックでダウンを奪われパウンドで2RTKO負け。キャリア初黒星を喫した[7]

2019年6月8日、UFC 238でヘビー級ランキング13位のブラゴイ・イワノフと対戦し、0-3の判定負け[8]

2021年7月10日、UFC 264グレッグ・ハーディと対戦。右ストレートを貰いぐらつくものの、直後にカウンターの左フックでダウンを奪いパウンドで1RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[9]

2021年12月11日、UFC 269でヘビー級ランキング11位のアウグスト・サカイと対戦し、右フックで2RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[10]

2022年2月12日、UFC 271でヘビー級ランキング3位のデリック・ルイスと対戦し、右肘打ちで2RKO勝ち。3試合連続のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞し、5連勝を飾った[11]

2022年9月3日、UFC Fight Night: Gane vs. Tuivasaでヘビー級ランキング1位のシリル・ガーヌと対戦。2Rに右フックでダウンを奪うも、スタンドの攻防で終始劣勢に立たされ、3Rにカウンターの右ストレートでぐらつき追撃の左フックでKO負け。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[12]

2022年12月3日、UFC on ESPN: Thompson vs. Hollandでヘビー級ランキング5位のセルゲイ・パブロビッチと対戦し、右アッパーでダウンを奪われパウンドで1RKO負け。

2023年9月10日、UFC 293でヘビー級ランキング7位のアレキサンダー・ヴォルコフと対戦し、エゼキエルチョークで2R一本負け[13]

2024年3月16日、UFC Fight Night: Tuivasa vs. Tyburaでヘビー級ランキング10位のマルチン・ティブラと対戦し、リアネイキドチョークで1R一本負け。4連敗となった[14]

人物・エピソード

  • 試合後には靴の中に酒を注いで飲むオーストラリアの祝福の儀式「シューイ」(Shoey)を行っており、姓とシューイを掛けて「シューイバサ」(Shoeyvasa)の異名を持つ[15][16]
  • 同じく総合格闘家でUFCに参戦しているタイソン・ペドロの実妹と結婚しており、息子が誕生している[17]。また、ペドロとプロラグビー選手のアンドリュー・フィフィタと共にポッドキャスト「ザ・ハーフキャスト・ポッドキャスト」の共同ホストを務めている。

戦績

総合格闘技 戦績
21 試合(T)KO一本判定その他引き分け無効試合
141301000
73310
勝敗対戦相手試合結果大会名開催年月日
×マルチン・ティブラ1R 4:08 リアネイキドチョークUFC Fight Night: Tuivasa vs. Tybura2024年3月16日
×アレキサンダー・ヴォルコフ2R 4:37 エゼキエルチョークUFC 293: Adesanya vs. Strickland2023年9月10日
×セルゲイ・パブロビッチ1R 0:54 KO(右アッパー→パウンド)UFC on ESPN 42: Thompson vs. Holland2022年12月3日
×シリル・ガーヌ3R 4:23 KO(左フック→パウンド)UFC Fight Night: Gane vs. Tuivasa2022年9月3日
デリック・ルイス2R 1:40 KO(右肘打ち)UFC 271: Adesanya vs. Whittaker 22022年2月12日
アウグスト・サカイ2R 0:26 KO(右フック)UFC 269: Oliveira vs. Poirier2021年12月11日
グレッグ・ハーディ1R 1:07 KO(左フック→パウンド)UFC 264: Poirier vs. McGregor 32021年7月10日
ハリー・ハンサッカー1R 0:49 TKO(右フック→パウンド)UFC on ESPN 21: Brunson vs. Holland2021年3月20日
ステファン・ストルーフェ1R 4:59 KO(右アッパー)UFC 254: Khabib vs. Gaethje2020年10月24日
×セルゲイ・スピバック2R 3:14 肩固めUFC 243: Whittaker vs. Adesanya2019年10月6日
×ブラゴイ・イワノフ5分3R終了 判定0-3UFC 238: Cejudo vs. Moraes2019年6月8日
×ジュニオール・ドス・サントス2R 2:30 TKO(パウンド)UFC Fight Night: dos Santos vs. Tuivasa2018年12月2日
アンドレイ・アルロフスキー5分3R終了 判定3-0UFC 225: Whittaker vs. Romero 22018年6月9日
シリル・アスカー英語版1R 2:18 TKO(肘打ち連打)UFC 221: Romero vs. Rockhold2018年2月11日
ラシャド・コールター英語版1R 4:35 KO(左飛び膝蹴り)UFC Fight Night: Werdum vs. Tybura2017年11月19日
ジェームス・マクスウィーニー英語版1R終了時 TKO(コーナーストップ)Australian FC 17
【AustralianFCヘビー級タイトルマッチ】
2016年10月15日
ブランドン・ソソリ1R 0:21 KO(肘打ち)Australian FC 16: Sosoli vs. Tuivasa
【AustralianFCヘビー級タイトルマッチ】
2016年6月18日
グル・ポハトゥ1R 0:44 TKO(パンチ連打)Urban Fight Night 52015年12月12日
エリック・ノーサ1R 0:28 TKO(パンチ連打)Gladiators Cage Fighting: Gladiators 32012年11月9日
アーロン・ニエボラク1R TKO(パンチ連打)Gladiators Cage Fighting: Gladiators 22012年8月31日
サイモン・オズボーン1R TKO(パンチ連打)Elite Cage Championships 22012年7月6日

獲得タイトル

表彰

  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(4回)
  • UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(1回)

脚注

関連項目

外部リンク