東藤原駅

三重県いなべ市にある三岐鉄道の駅

東藤原駅(ひがしふじわらえき)は、三重県いなべ市藤原町東禅寺にある、三岐鉄道三岐線である。ナンバリングはS13

東藤原駅
駅舎(2017年12月)
ひがしふじわら
HIGASHIFUJIWARA
(S12)伊勢治田 (2.3 km)
(2.3 km) 西野尻(S14)
地図
所在地三重県いなべ市藤原町東禅寺895
北緯35度8分51.54秒 東経136度29分56.04秒 / 北緯35.1476500度 東経136.4989000度 / 35.1476500; 136.4989000 東経136度29分56.04秒 / 北緯35.1476500度 東経136.4989000度 / 35.1476500; 136.4989000
駅番号S13
所属事業者三岐鉄道
所属路線三岐線
キロ程23.1 km(富田起点)
電報略号フジ
駅構造地上駅
ホーム1面2線
乗車人員
-統計年度-
39人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日1931年昭和6年)7月23日[1]
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歴史

駅構造

島式ホーム1面2線を持つ地上駅。利用客は少ないが、貨物列車の運転扱いがあるため近鉄富田駅を除いた線内の駅では唯一終日駅員が配置されている。

西側に数本の側線があり、駅北側には太平洋セメント藤原工場への専用線がある[1]。駅前にはホキ5700形貨車(ホキ25767号)が保存されている。

のりば

号線路線方向行先
反対側三岐線下り西藤原方面
駅舎側上り近鉄富田方面

※案内上ののりば番号は割り当てられていない。

付記事項
  • 下り線は、上り線のりば(近鉄富田方面)への入線・発車に対応している。
  • 貨物列車は両方向(終着・始発)とも、下り線のりばを使用する。
(※側線は機回し機関車および貨車留置線として使用するため、側線で貨物列車の到着・発車作業を行うことはできない)

駅舎

木造2階建てで洋風のデザインが施され、当駅で貨物列車の入換作業を行う作業員のための宿泊スペースを備える[2]

貨物輸送

当駅北方に所在する太平洋セメント藤原工場より、旧・四日市港駅にある太平洋セメント藤原工場出荷センターへセメント輸送の専用貨物列車が運行されている。また衣浦臨海鉄道碧南市駅との間に往路は炭酸カルシウムJERA碧南火力発電所で使用)を、復路はフライアッシュ(石炭灰・碧南火力発電所で発生)を輸送する貨物列車も運行されている。

かつては、膳所駅にある太平洋セメント大津サービスステーションや、西浜松駅にあるセメントターミナル浜松営業所、坂祝駅にある太平洋セメント坂祝サービスステーションへのセメント輸送貨物列車も運行されていたが、前記1箇所は2005年(平成17年)3月に、後記2箇所は2007年(平成19年)3月に廃止されている。

1985年時の常備貨車

「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年

利用状況

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[3]

年度一日平均
乗車人員
1997年49
1998年45
1999年40
2000年35
2001年44
2002年41
2003年41
2004年36
2005年46
2006年45
2007年47
2008年41
2009年37
2010年37
2011年37
2012年55
2013年47
2014年53
2015年50
2016年45
2017年46
2018年39
2019年39
  • 東藤原駅の利用状況の変遷を下表に示す。
    • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
    • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
    • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(東藤原駅)
年 度当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度乗降人員調査結果
人/日
特 記 事 項
通勤定期通学定期定期外合 計調査日調査結果
1968年(昭和43年)78,260←←←←30,578108,838   
1969年(昭和44年)72,210←←←←32,647104,857   
1970年(昭和45年)63,540←←←←32,13395,673   
1971年(昭和46年)58,980←←←←24,01082,990   
1972年(昭和47年)49,290←←←←28,92878,218   
1973年(昭和48年)45,180←←←←20,42765,607   
1974年(昭和49年)38,220←←←←18,46856,688   
1975年(昭和50年)36,630←←←←15,38952,019   
1976年(昭和51年)35,670←←←←16,06651,736   
1977年(昭和52年)32,520←←←←15,40847,928   
1978年(昭和53年)28,620←←←←15,63543,255   
1979年(昭和54年)28,590←←←←16,29144,881   
1980年(昭和55年)26,460←←←←14,52940,989   
1981年(昭和56年)24,600←←←←14,10138,701   
1982年(昭和57年)22,380←←←←12,17834,558   
1983年(昭和58年)20,070←←←←12,71132,781   
1984年(昭和59年)20,370←←←←12,40432,774   
1985年(昭和60年)20,370←←←←11,87432,244   
1986年(昭和61年)17,460←←←←12,49329,953   
1987年(昭和62年)13,830←←←←11,67625,506   
1988年(昭和63年)16,170←←←←11,27827,448   
1989年(平成元年)22,170←←←←10,22332,393   
1990年(平成2年)20,340←←←←9,32329,663   
1991年(平成3年)17,190←←←←8,88426,074   
1992年(平成4年)17,190←←←←8,53525,725   
1993年(平成5年)17,850←←←←8,64426,494   
1994年(平成6年)15,390←←←←7,56822,958   
1995年(平成7年)12,360←←←←7,51719,877   
1996年(平成8年)12,630←←←←6,95319,583   
1997年(平成9年)11,190←←←←6,84618,036   
1998年(平成10年)10,498←←←←5,79116,289   
1999年(平成11年)9,212←←←←5,26514,477   
2000年(平成12年)7,418←←←←5,45412,872   
2001年(平成13年)10,186←←←←5,74115,927   
2002年(平成14年)9,280←←←←5,66814,948   
2003年(平成15年)9,334←←←←5,60714,941   
2004年(平成16年)7,370←←←←5,82113,191   
2005年(平成17年)10,706←←←←5,94116,647   
2006年(平成18年) ←←←← 16,296   
2007年(平成19年) ←←←←     

駅周辺

駅北側はセメント工場、駅南側は集落が広がる。駅西側に山がそびえており、ふもとには寺院や城跡がある。山を西へ進むと紫の滝に至るが、このは駅からやや遠い所にある。なお、三岐鉄道北勢線阿下喜駅は(駅東側を流れる)員弁川の対岸にあるが、当駅付近にはが架かっていないため迂回しなければならない。

隣の駅

三岐鉄道
三岐線
伊勢治田駅(S12) - 東藤原駅(S13) - 西野尻駅(S14)

脚注

関連項目