香川行景

?-1517, 戦国時代の戦国武将

香川 行景(かがわ ゆきかげ)は、戦国時代武将安芸国香川氏当主で安芸武田氏の家臣。父は香川吉景で、弟に香川元景。安芸国八木城主。通称は兵庫助。

 
香川行景
時代戦国時代
生誕文明17年(1485年
死没永正14年10月23日1517年11月6日
官位兵庫助
主君武田元繁
氏族香川氏
父母父:香川吉景
兄弟行景香川元景
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生涯

文明17年(1485年)、香川吉景の子として生まれ、父の隠居後に、その家督を継いだ。

永正14年(1517年)、武田元繁に従い、吉川領であった有田城の攻略に参加した。城主の小田信忠は必死の防戦に努め、ついには吉川・毛利連合軍が救援に駆け付けて武田軍と対峙した。武田軍は兵力において圧倒的に優勢であったが、先陣の熊谷元直が毛利軍に討ち取られると、それに激昂した武田元繁は、先頭を切って吉川・毛利連合軍へと突撃した。そのため、又打川を渡河する途上で矢が命中し、討死を遂げた。

熊谷元直に続き、総大将の武田元繁が討死したのを見た香川行景は、一度今田にまで撤退したが、「再度吉川・毛利連合軍と戦うべき」と、主戦論を訴えて、己斐宗瑞と共に、吉川・毛利連合軍に突撃して討死した(有田中井手の戦い)。享年33。

行景死後、家督は弟の元景が継いだ。

関連作品

参考文献

  • 大朝町史編纂委員 編『大朝町史 上巻』大朝町、1978年3月。全国書誌番号:81001285  国立国会図書館デジタルコレクション