ISPS HANDA PGAツアー・オブ・オーストラレイジア

ISPS HANDA PGAツアー・オブ・オーストラレイジアISPS HANDA PGA Tour of Australasia)は、オーストラリアニュージーランドフィジーにおける男子プロゴルフツアーを運営する団体、およびこの団体が運営するツアートーナメントの名称。公式大会はワールドゴルフランキングポイントがカウントされる。2016年、国際スポーツ振興協会とパートナーシップを提携して以降の全ての大会において、ヨーロピアンツアーとの共催となる[1]

ISPS HANDA PGAツアー・オブ・オーストラレイジア
競技ゴルフ
創立1973年
代表オーストラリアの旗 ソル・ボーン
オーストラリアの旗 オーストラリア
ニュージーランドの旗 ニュージーランド
フィジーの旗 フィジー
最多優勝オーストラリアの旗 ケル・ナグル (61)
公式サイトISPS HANDA PGA Tour of Australasia

概要

トッププレーヤーのほとんどはオーストラリア人であり、少数ながらニュージーランド人選手や、多くの国々からも参加がある。主力選手は、PGAツアーヨーロピアンツアーに頻繁に参加しており、毎年2、3の大会のために帰国したり、全く帰国しなかったりというのが典型的である。本ツアーは、より大規模なツアーのために供給源となっている。主な大会のいくつかは、ヨーロピアンツアーと共催しているため、より上位のランキング選手が参戦し、多くのスポンサーを集めている。2000年以上で世界ランキングトップ20入りを果たしたのは、スティーブ・エルキントンアダム・スコットの2選手である。

ツアーのシード権を得るためには、ツアーのQスクールで上位25位に入らなければならない。Qスクールの26位~50位の選手には、限られたステータスが付与される。シード権を保持するためには、賞金ランキングで上記60位内に入らなければならない。61位から75位のゴルファーには、条件つきの地位が与えられ、61位から100位までの選手には、Qスクールの最終ステージへのエントリーが付与される。上位100位以下の選手は、生涯通算賞金リストで上位20位など、他の方法で予選免除されない限り、シード権を喪失する。優勝すれば、2年間にわたり殆どのイベントで予選が免除され、ティアワンとされるイベントでは、3年間免除される。賞金ランキング1位及びツアーの3大イベント(オーストラリアPGA選手権、オーストラリアオープン、及びオーストラリアマスターズ)優勝選手には5年間の予選免除が行われる。賞金ランキング1位の選手にはオープン選手権へのエントリー権が付与され、オーストラリアオープンの上位3人の非免除選手は、オープン選手権へのエントリー権を得る。

歴史

1973年にPGAオーストラリアツアーとして発足し、1991年にPGAツアー・オブ・オーストラレイジアに名称に変更された。2008年に、PGAオブオーストラリアとPGAツアーオブオーストラリアが合併した[2]。2009年から、フォン・ニダツアーは、PGAオーストラレイジアツアーに合併した[3]。かつて、このデベロップメントツアー(下位のツアー)として、賞金が10万豪ドル前後の10大会が、フォン・ニダツアー[注 1]で開催されていた。

2016年に、日本の国際スポーツ振興協会とパートナーシップを提携し、ISPS HANDA PGAツアー・オブ・オーストラレイジアという名称となる[4]

ツアー

歴代賞金王

氏名
2017ブルット・ラムフォード英語版
2016マシュー・グリフィン英語版
2015ネイサン・ホルマン英語版
2014グレッグ・シャルマーズ英語版
2013アダム・スコット
2012ピーター・シニア英語版
2011グレッグ・シャルマーズ英語版
2010ジェフ・オギルビー
2009マイケル・シム英語版
2008マーク・ブラウン英語版
2007クレイグ・パリ―英語版
2006ニック・オハーン英語版
2005アダム・スコット
2004リチャード・グリーン英語版
2003ピーター・ロナード英語版
2002クレイグ・パリ―英語版
2001アーロン・バデリー英語版
2000マイケル・キャンベル
1998/99ジャロード・モズリー英語版
1997/98アンドリュー・コルタート英語版
1996/97ピーター・ロナード英語版
1995クレイグ・パリ―英語版
1994ロバート・アレンビー英語版
1993ピーター・シニア英語版
1992ロバート・アレンビー英語版
1991ロジャー・デイヴィス英語版
1990ロジャー・デイヴィス英語版
1989ピーター・シニア英語版
1988グレグ・ノーマン
1987ピーター・シニア英語版
1986グレグ・ノーマン
1985オシー・ムーア英語版
1984グレグ・ノーマン
1983グレグ・ノーマン
1982ボブ・シアラー英語版
1981ボブ・シアラー英語版
1980グレグ・ノーマン
1979ジャック・ニュートン
1978グレグ・ノーマン
1977ボブ・シアラー英語版
1976マーク・ライ英語版
1975ビル・ダンク英語版
1974ボブ・シアラー英語版
1973スチュワート・ギン英語版

脚注

注釈

出典

外部リンク