JBL 2009-10

JBL 2009-10は、2009年10月3日から2010年4月まで、日本各地で行われたバスケットボールリーグである。

2009-2010 レギュラーシーズン、日立三菱電機。琴丘総合体育館。

参加チーム

試合方式

レギュラーシーズン

  • 前回より試合数が増加し、8チームによる6回戦総当たり(1チーム42試合)のリーグ戦を戦う。
  • 前年度までの「リーグカード」は廃止され、6回戦のうちホーム・アンド・アウェーで各2試合、残る2試合はいずれか一方のホームゲームとなるが、対戦カードによって異なる。4チーム(レラカムイ・リンク栃木・東芝・三菱電機)はホームゲーム各22試合、残る4チーム(日立・トヨタ・アイシン・パナソニック)はホームゲーム各20試合となる。
  • 12月は東アジア大会、1月は全日本総合バスケットボール選手権大会によるそれぞれ中断あり。
  • 上位4チームがプレーオフに進出する。

プレーオフ

  • 2010年4月3日開幕。
  • レギュラーシーズン1位と4位、2位と3位の組み合わせで3戦2勝方式のセミファイナルを戦い、勝者は5戦3勝方式のファイナルに進む。
  • セミファイナルのうち1カードはブレックスアリーナ宇都宮で開催。セミファイナルもう1カードとファイナルは昨年と同じ国立代々木競技場第二体育館で開催。
  • リンク栃木がセミファイナルに進出した場合、順位に関係なくブレックスアリーナで開催。進出しなかった場合は2位vs3位がブレックスアリーナでの開催となる。
  • 今大会はFIBA国際主審を海外から招いて行う。

12月23日月寒アルファコートドームで開催。ファン投票などにより選出された2チームによる東西対抗形式となる。

ファン投票及び監督推薦により出場選手が決定される。

結果

レギュラーシーズン順位

順位チーム名成績勝率
1アイシンシーホース31勝11敗.738
2リンク栃木ブレックス27勝15敗.643
3パナソニックトライアンズ25勝17敗.595
4日立サンロッカーズ23勝19敗.548
5東芝ブレイブサンダース22勝20敗.524
6トヨタ自動車アルバルク20勝22敗.476
7レラカムイ北海道12勝30敗.286
8三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ8勝34敗.190

プレーオフ

2009-2010 プレーオフファイナル第2戦、リンク栃木ブレックス対アイシンシーホース。代々木第二体育館

セミファイナル(4月3~5日)

勝者スコア敗者会場
1リンク栃木ブレックス
(レギュラーシーズン・2位)
81 - 91パナソニックトライアンズ
(同・3位)
ブレックス
284 - 72
381 - 80
1アイシンシーホース
(同・1位)
66 - 61日立サンロッカーズ
(同・4位)
代々木第二
261 - 46

ファイナル(4月10~15日)

優勝スコア準優勝会場
1リンク栃木ブレックス88 - 77アイシンシーホース代々木第二
280 - 72
371 - 63

最終順位

順位チーム名
1リンク栃木ブレックス
2アイシンシーホース
3パナソニックトライアンズ
4日立サンロッカーズ
5東芝ブレイブサンダース
6トヨタ自動車アルバルク
7レラカムイ北海道
8三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ

オールスターゲーム

出場選手

  • EAST
五十嵐圭正中岳城(トヨタ)
折茂武彦(レラカムイ)
井上聡人山田大治(レラカムイ)
竹内譲次(日立)
伊藤俊亮(リンク栃木)
チャールズ・オバノン(トヨタ)
サイラス・テイト(レラカムイ)
田臥勇太(リンク栃木)
川村卓也(リンク栃木)
岡田優介(トヨタ)
  • WEST
石崎巧(東芝)
朝山正悟(アイシン)
網野友雄(アイシン)
竹内公輔(アイシン)
桜木ジェイアール(アイシン)
タイラー・ニュートン(東芝)
ジェラルド・ハニーカット(パナソニック)
柏木真介(アイシン)
広瀬健太(パナソニック)
鵜澤潤(三菱電機)

結果

勝者結果敗者MVP
EAST132 - 120WEST折茂武彦

JBLアウォード

部門受賞者チーム
レギュラーシーズンMVP竹内公輔アイシン
プレーオフMVP田臥勇太リンク栃木
ルーキー・オブ・ザ・イヤー西村文男日立
コーチ・オブ・ザ・イヤートーマス・ウィスマンリンク栃木
レフェリー・オブ・ザ・イヤー木葉一総

ベスト5

P受賞者チーム
G木下博之パナソニック
G/F川村卓也リンク栃木
F竹内譲次日立
F/C竹内公輔アイシン
C桜木ジェイアールアイシン

リーダーズ

部門受賞者チーム記録
得点川村卓也リンク栃木20.50点
アシスト木下博之パナソニック4.08本
リバウンド竹内公輔アイシン11.40本
野投成功率タイラー・ニュートン東芝63.73%
フリースロー成功率柏木真介アイシン88.41%
3P成功率永山誠パナソニック46.84%
スティール佐藤稔浩日立2.91本
ブロックショット竹内公輔アイシン2.02本

備考

  • 今大会はリンク栃木が1967年の第1回日本リーグ以来史上初めてプロチームによるプレーオフ進出及び優勝を決めると言う歴史的なシーズンとなった。
  • 一方、3連覇を目指したアイシンはレギュラーシーズンこそ1位であったが、ファイナルで3連敗を喫し、現JBL下で続いた連覇は2で止まった。
  • トヨタはスーパーリーグ2004-05からプレーオフ進出が続いていたが、今大会で6位に終わり連続プレーオフ進出が「5」で途切れた。

関連項目