カロノサウルス

カロノサウルスCharonosaurus)は、6680万年前から6550万年前ごろ[1]白亜紀後期に生息していたと考えられている恐竜鳥盤類鳥脚類に分類されるランベオサウルス亜科の一種で、頭部に特徴的なトサカを有するランベオサウルス亜科のなかでも、特に頭部のうしろに長く伸びたトサカをもっており[注 1]、体長は10メートル[1]ないし13メートル[2]と見積もられている。川辺で群れをつくって棲息していたと考えられており[2]、2000年にアジアで発見したゴトフロア(Pascal Godefroit)、 昝淑芹(Zan Shuqin)、 金利勇(Jin Liyong)[3]によって、ギリシャ神話に登場するアケロン川の渡し守カローンにちなんで「カロノサウルス」と命名された[2]

カロノサウルス
Charonosaurus
生息年代: 白亜紀末期マーストリヒチアン, 66.8–66 Ma
カロノサウルスの想像図
地質時代
白亜紀後期
分類
ドメイン:真核生物 Eukaryota
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:爬虫綱 Reptilia
亜綱:双弓亜綱 Diapsida
下綱:主竜形下綱 Archosauromorpha
上目:恐竜上目 Dinosauria
:鳥盤目 Ornithischia
亜目:鳥脚亜目 Ornithopoda
上科:ハドロサウルス上科
Hadrosauroidea
:ハドロサウルス科
Hadrosauridae
亜科:ランベオサウルス亜科
Lambeosaurinae
:カロノサウルス属
Charonosaurus
学名
Charonosaurus jiayinensis
Godefroit, Zan & Jin, 2000
カロノサウルスの頭骨
ハドロサウルス科

黒竜江省嘉蔭県にあるマーストリヒチアン後期の地層から発見された特徴的なトサカをもつ頭骨[注 2]でよく知られている。頭部以外の部分については、同じ地域内から同じ分類群とみられる成獣と幼獣の化石がみつかっており、それらを基に推定されていて、大腿骨の長さは4.5フィート(約1.35メートル)に達するだろうとみられている[要出典]

頭部はパラサウロロフスに似ており、発達した前頭骨背面の表面からも窺えるように、おそらくパラサウロロフスと同じように頭頂から後方へ長い三日月状のトサカ[注 3]があったと考えられている。カロノサウルスは、アジアで発見されているハドロサウルス科のなかでは最も大型種のひとつで、ランベオサウルスのなかまは北米ではマーストリヒチアン後期には発見されていないのに対し、アジアでは白亜紀末期まで棲息していたのだろうと考えられている[4]

脚注

注釈

出典

参考文献

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