ザ・ロード (2009年の映画)

ザ・ロード』(The Road)は、2009年アメリカ映画(日本公開は2010年)。原作は『すべての美しい馬』『ノーカントリー』が映画化され高い評価を得たコーマック・マッカーシーの2006年発表のベストセラー小説『ザ・ロード』。

ザ・ロード
The Road
監督ジョン・ヒルコート
脚本ジョー・ペンホール
原作コーマック・マッカーシー
製作ニック・ウェクスラー
ポーラ・メイ・シュワルツ
スティーヴ・シュワルツ
製作総指揮トッド・ワグナー
マーク・キューバン
マーク・バタン
ラッド・シモンズ
出演者ヴィゴ・モーテンセン
音楽ニック・ケイヴ
ウォーレン・エリス
撮影ハビエル・アギーレサロベ
編集ジョン・グレゴリー
製作会社2929プロダクションズ
配給アメリカ合衆国の旗 ワインスタイン/ディメンション
日本の旗 ブロードメディア・スタジオ
公開アメリカ合衆国の旗 2009年11月25日 (限定)
日本の旗 2010年6月26日
上映時間111分
製作国アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$25,000,000[1]
興行収入$25,086,958[1]
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概要

2006年11月にプロデューサーのニック・ウェクスラーが映画化権を購入する。ウェスラーは『プロポジション -血の誓約-』を観て、ジョン・ヒルコートを本作の監督に抜擢することを決めた[2]

撮影は2008年2月下旬にペンシルベニア州で始まり、その後ルイジアナ州オレゴン州に移った[3]。ヒルコート監督の意向により、CGIを使わないロケ撮影が行われた[4]

本作は元々2008年11月に公開される予定だったが、同年12月に延期され、さらにその後もポストプロダクションの遅れや他作品との競合回避のために2009年にまで延期された[5]。新たな公開日は2009年10月16日に設定された[6]が、ワインスタイン・カンパニーによって11月25日にまでさらに先延ばしされた[7]

2009年9月に行われた第66回ヴェネツィア国際映画祭で世界初上映された。

ストーリー

大災害により文明を失ってから10年以上経った世界、空は塵に覆われ寒冷化が進み動植物は死滅していく。生き残った人間は餓死するか自殺するかお互いを食い合うしかない。そんな荒廃した世界においてもなお父と息子は他人を助け、善き者であろうと生きつつ寒さから逃れるため南を目指し歩き続ける。

原作の日本語訳

キャスト

※括弧内は日本語吹替

評価

Rotten Tomatoesでは176のレビュー中76%が本作を支持し[8]、Metacriticでの平均スコアは32のレビューで64点だった[9]

エスクァイア』誌のトム・チャレラは本作を「今年最も重要で優れた映画」と評した[10]

受賞とノミネート

部門結果候補者
第8回ワシントンD.C.映画批評家協会賞主演男優賞ノミネートヴィゴ・モーテンセン
脚色賞ノミネートジョー・ペンホール
第66回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞ノミネートジョン・ヒルコート
第13回トロント映画批評家協会賞主演男優賞ノミネートヴィゴ・モーテンセン
第8回ユタ映画批評家協会賞主演男優賞受賞ヴィゴ・モーテンセン
第3回ヒューストン映画批評家協会賞主演男優賞ノミネートヴィゴ・モーテンセン
第14回サテライト賞美術賞ノミネートクリス・ケネディ
第14回サンディエゴ映画批評家協会賞主演男優賞ノミネートヴィゴ・モーテンセン
撮影賞受賞ハビエル・アギーレサロベ
第15回クリティクス・チョイス・アワード主演男優賞ノミネートヴィゴ・モーテンセン
若手俳優賞ノミネートコディ・スミット=マクフィー
メイクアップ賞ノミネート
第63回英国アカデミー賞撮影賞ノミネートハビエル・アギーレサロベ
第36回サターン賞主演男優賞ノミネートヴィゴ・モーテンセン
若手俳優賞ノミネートコディ・スミット=マクフィー

出典

外部リンク

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