ジュワン・ハワード

アメリカのバスケットボール選手、コーチ (1973 - )

ジュワン・アントニオ・ハワードJuwan Antonio Howard,1973年2月7日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の元バスケットボール選手。現在はミシガン大学ヘッドコーチ。身長206cm、体重115kg、ポジションはフォワード。オーランド・マジック所属のジェット・ハワードは実子である。

ジュワン・ハワード
Juwan Howard
ミシガン大学HC時のハワード (2020年)
ミシガン・ウルバリンズ HC
ポジションSF/PF
役職ヘッドコーチ
所属リーグビッグ・テン・カンファレンス
基本情報
愛称J-Ho
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1973-02-07) 1973年2月7日(51歳)
出身地イリノイ州の旗 イリノイ州シカゴ
身長(現役時)206cm (6 ft 9 in)
体重(現役時)115kg (254 lb)
キャリア情報
高校シカゴ・ボケーショナル高等学校英語版(IL)
大学ミシガン大学
NBAドラフト1994年 / 1巡目 / 全体5位[1]
プロ選手期間1994年–2013年
経歴
選手時代:
1994-2001ワシントン・ブレッツ/ウィザーズ
2001-2002ダラス・マーベリックス
2002-2003デンバー・ナゲッツ
2003-2004オーランド・マジック
2004-2007ヒューストン・ロケッツ
2007-2008ダラス・マーベリックス
2008デンバー・ナゲッツ
2008-2009シャーロット・ボブキャッツ
2009-2010ポートランド・トレイルブレイザーズ
2010-2013マイアミ・ヒート
コーチ時代:
2013-2019マイアミ・ヒート
2019-ミシガン大学
受賞歴
通算成績
得点16,159 (13.4 ppg)
リバウンド7,428 (6.1 rpg)
アシスト2,663 (2.2 apg)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

学生時代

全米で一大旋風を巻き起こしたミシガン大学ファブ・ファイブの一角として学生時代から全米の注目を浴びる。大学時代はセンターとして出場し、背番号は25を付けていた。1年の年から2年連続でNCAAトーナメントファイナルに進出し、クリス・ウェバーが抜けた3年目にもエリート8(ベスト8)進出を果たしている。

NBA

3年時(1994年)のNCAAトーナメント敗退直後にファブ・ファイブのもう一人であるジェイレン・ローズと共にアーリーエントリーを表明、同年のNBAドラフトワシントン・ブレッツから全体で5位の指名を受けNBA入りを果たした。1年目から17.0得点、8.4リバウンド、2.5アシストと大活躍し、オールルーキー2ndチームにも選出された。2年目には、22.1得点、8.1リバウンド、4.4アシストとさらに成績を伸ばし、NBAオールスターゲームオールNBA3rdチームにも選出された。3年目には初のNBAプレーオフに進出するも、シカゴ・ブルズにスウィープされた。1996年にFAになると、マイアミ・ヒートの球団社長であったパット・ライリーに見込まれ、ヒートと長期高額契約を結んだ。ところが、サラリーキャップのルールに反していた為、リーグから契約は取り消され、同じ金額でブレッツと再契約することになった。その後、フロントコートを組む、クリス・ウェバーゲオルゲ・ムレシャンら主力選手の怪我や移籍もあり、チームは下降線を辿っていった。2001年には、クリスチャン・レイトナーらとの交換でダラス・マーベリックスへ、2002年には、リーフ・ラフレンツニック・ヴァン・エクセルらとの交換トレードでデンバー・ナゲッツへ移籍した。2003年、再びFAとなり、オーランド・マジックと契約した。

2004年に、トレーシー・マグレディと共に、ヒューストン・ロケッツへ移籍した。ロケッツでは頼れるベテランとして先発、ベンチからの出場とマルチな活躍をした。ロケッツで3シーズン過ごした後、2007年6月14日にマイク・ジェームスらとのトレードによってミネソタ・ティンバーウルブズへ移籍するが解雇された。

その後、ダラス・マーベリックスシャーロット・ボブキャッツポートランド・トレイルブレイザーズとチームを転々とし、ジャーニーマンとなった。ブレイザーズ在籍時の2009-10シーズン、チームはセンターのグレッグ・オデンジョエル・プリジビラが怪我でシーズン絶望と危機的状況になる。ハワードは数少ないインサイドの1人として怪我人続出のチームを支え、プレーオフ出場に貢献した。

2011-12シーズンにマイアミ・ヒートへ移籍。ヒートでは出場機会は少なかったものの、ロッカールームでのまとめ役としてチームを支え[1]2012年のNBAファイナル英語版2013年のNBAファイナル英語版で優勝を経験した。(ただし、2013年は出場なし)

引退後

2013年9月28日、現役を引退。マイアミ・ヒートのアシスタントコーチに就任した。

2019年5月23日、母校のミシガン大学ヘッドコーチに就任した[2]

2024-25シーズンからブルックリン・ネッツのアシスタントコーチに就任すると発表された[1]

個人成績

略称説明
  GP出場試合数  GS 先発出場試合数 MPG 平均出場時間
 FG% フィールドゴール成功率 3P% スリーポイント成功率 FT% フリースロー成功率
 RPG 平均リバウンド APG 平均アシスト SPG 平均スティール
 BPG 平均ブロック  TO 平均ターンオーバー PPG 平均得点
 太字 キャリアハイ * リーグリーダー † 優勝シーズン

レギュラーシーズン

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGTOPPG
1994–95WAS655236.1.489.000.6648.42.5.8.22.617.0
1995–96818140.7.489.308.7498.14.4.8.53.722.1
1996–97828240.5.486.000.7568.03.81.1.33.019.1
1997–98646440.0.467.000.7217.03.31.3.42.918.5
1998–99363639.7.474.000.7538.13.01.2.42.618.9
1999–2000828235.5.459.000.7355.73.0.8.32.714.9
2000–01545436.7.474---.7707.02.9.9.43.118.2
DAL272736.8.488.000.7807.12.61.1.62.717.8
2000-01計818136.7.479.000.7737.12.8.9.53.018.0
2001–02534431.3.462.000.7547.41.8.5.61.512.9
DEN282834.9.457.000.7707.92.7.6.62.617.9
2001-02計817232.5.460.000.7617.62.1.6.61.914.6
2002–03777735.5.450.500.8037.63.01.0.42.518.4
2003–04ORL817735.5.453.000.8097.02.0.7.32.217.0
2004–05HOU614726.6.451.000.8435.71.5.5.11.39.6
2005–06808031.7.459.000.8066.71.4.6.11.711.8
2006–07803826.5.465---.8245.91.6.4.11.49.7
2007–08DAL5007.1.359---.7861.6.3.1.0.31.1
2008–09DEN307.3.500---.0001.3.7.3.3.0.7
CHA39211.5.510---.6761.8.6.2.1.74.4
2008-09計42211.2.510---.6761.8.6.2.1.64.1
2009–10POR732722.4.509.000.7864.6.8.4.11.06.0
2010–11MIA57010.4.440---.8292.1.4.2.1.42.4
2011–122806.8.309---.8001.7.4.1.0.71.5
2012–13727.3.526---1.0001.1.9.0.0.63.0
通算:19年120890030.3.469.120.7646.12.2.7.32.013.4
  • 1998-99シーズンは50試合、2011-12シーズンは66試合で打ち切り

プレーオフ

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGTOPPG
1997WAS3343.0.465---.8896.01.7.7.71.018.7
2001DAL101039.1.360---.8008.31.4.6.51.413.4
2007HOU7022.4.400---.6364.41.0.7.0.65.0
2008DAL303.7---.000.250.0.3.0.0.0.3
2010POR6014.5.526------2.7.7.2.2.53.3
2011MIA1105.5.444---.692.9.1.0.0.21.5
2012902.7.286---.750.1.0.0.0.0.8
出場:7回491317.5.394---.7583.2.7.3.2.55.5


関連項目

  • NBA通算最多試合出場の選手一覧英語版
  • NBA通算最多シーズン出場の選手一覧英語版
  • NBAの最年長・最年少選手一覧英語版

脚注

外部リンク