マイク・ブーデンホルツァー

アメリカのバスケットボールヘッドコーチ (1969 - )

マイケル・ビンセント・ブーデンホルツァーMichael Vincent Budenholzer 発音: [ˈbjuːdɛnhɔːlzər][1] , 1969年8月6日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州ホルブルック英語版出身の元プロバスケットボール選手であり、現在は指導者。NBAフェニックス・サンズでヘッドコーチを務める。

マイク・ブーデンホルツァー
Mike Budenholzer
2021年のブーデンホルツァー
フェニックス・サンズ HC
役職ヘッドコーチ
所属リーグNBA
基本情報
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1969-08-06) 1969年8月6日(54歳)
出身地アリゾナ州ホルブルック英語版
キャリア情報
高校ホルブルック高等学校
大学ポモナ・カレッジ
プロ選手期間1993年–1994年
指導者期間1993年–現在
経歴
選手時代:
1993–1994べジュレBK
コーチ時代:
1993–1994ベジュレBK
19962013サンアントニオ・スパーズ
(アシスタント)
20132018アトランタ・ホークス
20182023ミルウォーキー・バックス
2024–フェニックス・サンズ
受賞歴

ヘッドコーチ時代

アシスタントコーチ時代

  • 4× NBAチャンピオン (1999, 2003, 2005, 2007)

経歴

ポモナ大学卒業後、1993-1994年デンマークのヴェイレBKのバスケットボールチームで活躍の後、1994年にNBAサンアントニオ・スパーズでビデオコーディネータとしてスタッフとなった。

2年間職を務めた後、グレッグ・ポポビッチのもと、アシスタントコーチに選任され、2007-2008年シーズンからは、第1アシスタントコーチとしてポポビッチを支え、4度のNBA優勝を経験した[2]

2013年のNBAファイナル直前に、アトランタ・ホークスのヘッドコーチに選任された[3]ヘッドコーチとしての初シーズンは、前シーズンまで6年連続プレーオフ進出が続いているハードルの高い出だしとなった上に、主力のアル・ホーフォードが故障で十分に出場できない中、残りのロースターで苦戦しながら、38勝44敗と負け越しはしたものの、プレーオフに8位で滑り込んだ。1stラウンド1戦目で1位のインディアナ・ペイサーズを下し、ヘッドコーチとしてのプレーオフ初勝利を勝ち取った。その後2勝し最終戦まで粘ったが、1stラウンドで敗退した。

2014-15シーズンからは、人種差別発言発覚で休職に追い込まれたダニー・フェリーに代わり、GMも兼任している。1月5日、12月期の14勝2敗の優れた戦績により月間最優秀コーチ賞を受賞。更に1月21日には、2015年NBAオールスターゲームのイースタンカンファレンスのヘッドコーチを務めた。後半戦も安定した戦いを支えて、このシーズン60勝22敗のフランチャイズ記録を達成しイースタン第一シードでプレーオフへ進んだ。4月21日、NBA最優秀コーチ賞を受賞することが発表された[4][5]。2018年4月25日、ビューデンホルツァー、チーム双方合意によるヘッドコーチからの退任が発表された[6]

2018年5月17日、ミルウォーキー・バックスのヘッドコーチに就任することが報じられた[7]。バックスは最終段階で、サンアントニオ・スパーズのアシスタントコーチのエットレ・メッシーナとも交渉していたが、ビューデンホルツァーが選ばれた。2018-19シーズンはリーグトップの60勝22敗を記録し、ホークス時代の2014-15シーズンに続き最優秀コーチ賞を受賞。そして3年目の2020-21シーズンにバックスを50年振りのNBAチャンピオンに導いた。2022-23シーズンもリーグトップとなる58勝24敗を記録したものの、イースタンカンファレンスの1回戦で第8シードとして参戦したマイアミ・ヒートに1-4で敗れてシーズンを終え、2023年5月5日にバックスのヘッドコーチを解任された。

実績

NBAヘッドコーチ実績表略号説明
レギュラーシーズンG試合数W勝利数L敗戦数W–L %レギュラーシーズン勝率
ポストシーズンPG試合数PW勝利数PL敗戦数PW–L %プレイオフ勝率
チームシーズンGWLW–L%シーズン結果PGPWPLPW–L%最終結果
ホークス2013–14823844.4634th in Southeast734.4291st.ラウンド敗退
2014–15826022.7321st in Southeast1688.500カンファレンスファイナル敗退
2015–16824834.5852nd in Southeast1046.400カンファレンスセミファイナル敗退
2016–17824339.5242nd in Southeast624.3331st.ラウンド敗退
2017–18822458.2935th in Southeastプレーオフ不出場
バックス2018–19826022.7321st in Central15105.667カンファレンスファイナル敗退
2019–20735617.7671st in Central1055.500カンファレンスセミファイナル敗退
2020–21724626.6391st in Central23167.6962021 NBAチャンピオン
2021–22825131.6221st in Central1275.583カンファレンスセミファイナル敗退
Career719426293.592 995544.556 

その他

脚注

外部リンク