大江山花伝 -燃えつきてこそ-
（大江山花伝から転送）
『大江山花伝』 -燃えつきてこそ-（おおえやまかでん もえつきてこそ）は宝塚歌劇団のミュージカル作品。
1986年雪組と2009年宙組の形式名は「王朝千一夜[1][2]、1988年雪組は「王朝ロマン[3]」。
原作は木原敏江の同名漫画作品[2][4]。脚本は柴田侑宏[2][4]。演出は1986年と1988年雪組が柴田侑宏[4]、2009年宙組が中村暁[2]。
概要
※『宝塚歌劇100年史（舞台編）』の宝塚大劇場公演[5]を参考にした。
茨木と幼馴染の恋人・藤子姫との恋、敵方であるはずの渡辺綱との友情を描き出した作品。
あらすじ
※『宝塚歌劇100年史（舞台編）』の宝塚大劇場公演[5]を参考にした。
平安時代中期。京の都を荒らし回る鬼を退治するため、渡辺綱は大江山へ向かうが、なぜか綱の館の下働きの藤の葉=藤子が同行を願い出る。大江山には幼い頃、愛を誓い合い、その後離れ離れとなった幼馴染の茨木がいたのだ。
公演データ
- 1986年・雪組
- 16場[1]。
- 併演作品は『スカイ・ハイ・スカイ[10]』。
- 1988年・雪組
- 併演作品は『ザ・レビュースコープ[3]』。
- 2009年・宙組
- 8月3日(月) - 8月25日(火) 博多座
- 併演作品は『Apasionado（アパショナード）!! II』。
出演者一覧（2009年・宙組）
※宝塚歌劇公式ページの出演者を参照[11]
スタッフ（1986年・雪組）
主な配役
1986年・雪組（宝塚・東京）
- 本公演
- 茨木童子 - 平みち[6]
- 渡辺綱 - 杜けあき[6]
- 藤子、藤の葉 - 神奈美帆[6]
- 酒呑童子 - 北斗ひかる[6]
- 胡蝶 - 鳩笛真希[6]
- 千年杉 - 沙羅けい[6]
- 羽黒 - 千城恵[6]
- 天竜 - 真咲佳子[6]
- 佐渡 - 青樹りょう（宝塚）[6]、真笛ひびき（東京）[8]
- 仏 - 箙かおる[6]
- 源頼光 - 克沙千世[6]
- 卜部季武 - 飛鳥裕[6]
- 礁井貞光 - 加茂千条[6]
- 坂田公時 - 一路真輝[6]
- 花園衛門 - 北いずみ[6]
- 伊勢式部 - 銀あけみ[6]
- 五臓 - ?（宝塚）、古代みず希（東京）[8]
- 六歩 - ?（宝塚）、名月かなで（東京）[8]
- 八飛 - ?（宝塚）、美樹さやか（東京）[8]
- 橘少納言 - ?（宝塚）、花鳥いつき（東京）[8]
- 新人公演
1988年・雪組（地方公演）
2009年・宙組（博多座）
- 千年杉 - 萬あきら[12]
- 源頼光 - 寿つかさ[12]
- 伊勢式部 - 鈴奈沙也[12]
- 羽黒 - 天羽珠紀[12]
- 天竜 - 珠洲春希[12]
- 渡辺綱 - 北翔海莉[12]
- 酒呑童子 - 十輝いりす[12]
- 橘少納言 - 大海亜呼[12]
- 胡蝶 - 花影アリス[12]
- 坂田公時、六郎太 - 鳳翔大[12]
- 四面 - 花露すみか[12]
- 薊 - 綾音らいら[12]
- 仏 - 蓮水ゆうや[12]
- 鬼灯 - 妃宮さくら[12]
- 蛍火 - 舞姫あゆみ[12]
- 花園衛門、萱野 - 愛花ちさき[12]
- 藤原保昌、三田 - 雅桜歌[12]
- 卜部季武 - 鳳樹いち[12]
- 桂尚侍 - 花音舞[12]
- 五月雨 - 琴羽桜子[12]
- 堀河の姫 - 千鈴まゆ[12]
- 五蔵 - 風羽玲亜[12]
- 紅少将 - 花里まな[12]
- 佐渡 - 天玲美音[12]
- 少年時代の茨木童子 - 綾瀬あきな[12]
- りんどう - 舞花くるみ[12]
- 碓井貞光 - 澄輝さやと[12]
- 少女時代の藤子 - 百千糸[12]
- 七曲 - 松風輝[12]
- 六歩 - 月映樹茉[12]
- 春風 - 蒼羽りく[12]
- 秋風 - 星吹彩翔[12]
- われもこう - 瀬音リサ[12]
- こぞ丸 - 結乃かなり[12]
- 兼吉、八飛 - 美月悠[12]
- 広次、九呂 - 風馬翔[12]
- ひなげし - 愛咲まりあ[12]
- 侍女 - 咲花莉帆[12]
脚注
参考文献
- 企画・構成・執筆：橋本雅夫 著、編集統括：北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
- 監修・著作権者：小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて（舞台編）』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。