ZOIDS黙示録

ゾイド黙示録』(ゾイドもくしろく)は、1990年12月21日に日本のトミーから発売されたファミリーコンピュータ戦略シミュレーションゲーム

ZOIDS黙示録
ジャンル戦略シミュレーション
対応機種ファミリーコンピュータ (FC)
開発元ノバ
発売元トミー
シリーズゾイドシリーズ
人数1人
メディア2メガビットロムカセット[1]
発売日日本 199012211990年12月21日
その他型式:TOM-ZF
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同社の玩具であるゾイドを題材にした作品であり、ファミリーコンピュータ用ソフトとしては第3作目となる。共和国軍もしくは暗黒軍のどちらかを選択し、敵旗艦機を倒す事を目的としている。東芝EMIから発売された『ゾイド 中央大陸の戦い』(1987年)および『ゾイド2 ゼネバスの逆襲』(1989年)はロールプレイングゲームであったが、本作はジャンルが異なっている。

2009年にはWiiバーチャルコンソール対応ソフトとして配信された。

ゲーム内容

プレイヤーは共和国軍と暗黒軍(ガイロス帝国)のどちらかの司令官を選び、ゲームマップ上のゾイド達を動かしていく。敵旗艦機を倒せば勝利。スタート時に設定で“リアル”と“コウタイ”(交代)の二つを選ぶことができ、前者ではターン制がないまま進行し、後者はターン制となる。全16マップで、1〜15のマップをクリアすると、最終マップ16に行ける。

コウタイを選んだ場合に、1ターンで動かせるユニットは2機だけ(同一ユニットを二回動かすことは可)であり、動かせるのは1マス。戦闘はシューティングアクションで、戦闘制限時間は20秒。

コンピュータの強さが理不尽で、障害物に隠れて撃ったり、マークIIの間接攻撃でのダメージを与える以外に勝利は難しい。なお、戦闘画面にはPのボールとTのパネルが落ちていて、Pを取るとHPが少しだけ回復、Tを取ると戦闘が終了する。

また、地上にはユニットを重ねると、パワーアップできるマークII用のパーツや、ダメージを回復させる補給基地、他に新たなユニットとして付け加える事が出来る野生ゾイドとがある。地形によって戦闘画面も変わる。

マークIIになると、最高3マス先の敵にミサイルによる間接攻撃が可能となり、更に通常攻撃時には、Bボタンで強化された火器も撃つことが出来る。

地殻変動システムという、ターンごとに地形が海になって、陸上ユニットが活動できない場所になってしまう場合があり、そうなると、再度地殻変動によって、陸地が現れるまで待つしかなくなり、飛行ユニットでないと、海上移動できない。

惑星Zi大異変直後の、多くのゾイド達が壊滅的なダメージを受けた世界が舞台のためか、その飛行ユニットも、海上を移動する際には微量とはいえ、HPを消費してしまう。

最終マップ16ではバトルクーガーで強制出撃してしまうために、暗黒軍側のエンディングはなく、暗黒軍を選んで全マップをクリアしても、最終的には共和国のエンディングになってしまう。

また、マップ16はシステムもリアル制にされてしまうため、迅速に行動しなければならない。

登場キャラクター

ゲーム登場ユニットの最大HPは64〜144。両軍に同じHPのゾイドを同じ数だけ揃える[2]ことで有利不利を抑えているが、飛行能力の有無によってある程度のハンデは発生している。

機体名の横の数字はHP。□は飛行ユニットを表す。

移植版

No.タイトル発売日対応機種開発元発売元メディア型式備考出典
1ZOIDS黙示録 200901132009年1月13日
Wiiノバタカラトミーダウンロード
バーチャルコンソール
-[3]

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通23/40点[4]
ファミリーコンピュータMagazine18.16/30点[1]

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計23点(満40点)[4]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、18.16点(満30点)となっている[1]

項目キャラクタ音楽操作性熱中度お買得度オリジナリティ総合
得点3.042.833.003.083.063.1518.16

脚注

参考文献

外部リンク