アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100
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「アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100」 (AFI's 100 Years... 100 Heroes and Villains) は、2003年6月、AFIによって選ばれた最も偉大なるヒーローと悪役それぞれ50名ずつを載せたリストであり、「AFIアメリカ映画100年シリーズ」の一環である。このリストはアーノルド・シュワルツェネッガーが司会を務めるCBSの特別番組で初めて紹介された。この番組はエミー賞のノンフィクション特別番組部門でノミネートされた。[1]2つ以上の映画にキャラクターがリストに入るケースもあり、初期作品及びオリジナル作品(もし可能であれば)のキャラクターがリストに入ったり映画が番組の中で強く注目されることもあった。日本ではNHK BSなどで放映された。
ヒーローTOP50
悪役TOP50
キャラクター
- 『バットマン』、『素晴らしき哉、人生!』、『シンドラーのリスト』、『羊たちの沈黙』のみヒーローと悪役双方のリストに登場人物があがっている。エイリアンからはシリーズとしてエイリアンとリプリーの双方が上がっている。ダース・ベイダーは『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の登場人物としては上がっているが、『スター・ウォーズ』の登場人物としてはあがっていない。また、ジェームズ・ボンドは『007 ドクター・ノオ』の登場人物としてリストアップされて入るが、『007 ゴールドフィンガー』の登場人物としては上がっていない。
- ターミネーターのみ、ヒーローと悪役の双方に上がっているが、悪役としての評判が高く、ヒーローとしてのターミネーターは別物だと考えられている。
- 『スター・ウォーズ』からのみハン・ソロとオビ・ワン・ケノービの2名が同じリストに挙がっている。
- スタンリー・キューブリックが監督した4作品から、3人の登場人物(アレックス・デラージ、HAL 9000、ジャック・トランス)が悪役のリストに、1人の登場人物(スパルタカス)がヒーローのリストに挙がっている。
俳優
- ゲイリー・クーパーは、3度ヒーローのリストに挙がっている。
- ハンフリー・ボガート、ジェームズ・スチュアート、ヘンリー・フォンダ、ジェームズ・キャグニー、ハリソン・フォード、ジャック・ニコルソン、ポール・ニューマン、ロバート・ミッチャム、ロバート・レッドフォード、ベティ・デイヴィス、フェイ・ダナウェイがそれぞれ同じリストに2度挙がった。
- アル・パチーノとアーノルド・シュワルツェネッガーはそれぞれ両方のリストに挙がっている。シュワルツェネッガーに至っては、同じキャラクターとして両方のリストに挙がっている。
実在の人物
俳優が演じた実在の人物や、実在の人物に基づいて作られた登場人物が何度かリストに挙がった。
- ヒーローとして:アルヴィン・ヨーク、エリン・ブロコビッチ、ジョージ・パットン、ボブ・ウッドワードとカール・バーンスタイン、ルー・ゲーリッグ、スパルタカス、マハトマ・ガンジー、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド、オスカー・シンドラー、トーマス・エドワード・ロレンス、エドワード・ジョゼフ・フラナガン、フランク・セルピコ、カレン・シルクウッド、モーゼ
- 悪役として:ウィリアム・ブライ、アーモン・ゲート、ボニー・パーカーとクライド・バロウ、ジョーン・クロフォード
なお、ジミー・‘ポパイ’・ドイルは、当時、ニューヨーク市警の刑事だったEddie Eganをモデルにしたキャラクターである。