アラゴン川 (エブロ川水系)

アラゴン川(アラゴンがわ、スペイン語: Río Aragón)は、スペインアラゴン州ナバーラ州を流れる河川であり、エブロ川支流のひとつである[2]

アラゴン川
エブロ川
ナバーラ州ミラグロを流れるアラゴン川
延長195[1] km
平均流量41[1] m³/s
流域面積8,524[1] km²
水源スペインアラゴン州
水源の標高2,050 m
河口・合流先エブロ川
流域スペインの旗 スペイン

エブロ川水系(薄黄)におけるアラゴン川水系(濃黄)
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地理

イェサ貯水湖

水源はピレネー山脈ソンポルト峠付近の南斜面[1]アラゴン州ウエスカ県ハカ近郊のアストゥン谷にある氷河である(標高2,050m)。この氷河は他に山湖2つを持っている。アラゴン谷スペイン語版を北から南へ流れ、ナバーラ州のベルドゥンで西へ曲がる。流域での最高地点は、コララダ山の2886mである。この地域は降雪が豊富で、春や秋に洪水が起こることが多い。

ナバーラ州のイェサ貯水湖スペイン語版の貯水量は470hm3である。この貯水湖にはスペインで最初期に作られた多目的ダムがあり、1930年から1959年に建造された[1]。イェサ貯水湖は水力発電灌漑治水を目的とする人工湖である[1]。現在は地域のムニシピオに飲料水を供給し、バルデナス運河に接続されている。川は貯水湖から流れ、トゥデーラ近郊のミラグロで、エブロ川と合流する[2]

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の一部と並行して流れる[3]。アラゴン川のおもな支流には、アルガ川イラティ川などがある[1]

脚注