インゲ2世 (スウェーデン王)

インゲ2世またはインゲ若王スウェーデン王:Inge den yngre, ? - 12世紀)は、スウェーデン王(在位:1110年ごろ - 1125年ごろ)。スウェーデン王ハルステンの息子[1][2]

インゲ2世
Inge II
スウェーデン国王
在位1110年ごろ - 1125年ごろ

死去12世紀
埋葬 スウェーデンリンシェーピングヴレタ修道院英語版
配偶者ウルヴヒル・ホーコンスダッタ
家名ステンキル家
王朝ステンキル朝
父親ハルステン
宗教キリスト教カトリック教会
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インゲ2世の墓石(16世紀の複製、ヴレタ修道院)。

生涯

ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ』によると、インゲは叔父インゲ1世の跡を継いで兄弟であるフィリップとともにスウェーデン王位を継承したという[1]。また、フィリップの死(1118年)の後にインゲは単独のスウェーデン王となったが[1]、インゲの没年については明らかではない[2]。『ヴェストゥイェータ法書(Västgötalagen)』によると、インゲはエステルイェートランドにおいて「邪悪な飲み物」により毒殺されたという[2]

1123年にノルウェー王シグル1世がスモーランドに侵攻したときにインゲがまだ生存していたかどうかは不明であるが、インゲの死によりステンキル家は断絶した[1][2]

インゲはノルウェー貴族ホーコン・フィンソンの娘ウルヴヒル・ホーコンスダッタと結婚した。ウルヴヒルは後にデンマーク王ニルスおよびスウェーデン王スヴェルケル1世と結婚した[2]。ウルヴヒルがインゲを毒入り飲料で暗殺したという話[3]には裏付けはない。別の伝承によると、インゲはテリエの聖ラグンヒルド英語版の夫であったという[4]

脚注

参考文献

  • Lagerqvist, Lars O.; Åberg, Nils (2002). Kings and Rulers of Sweden: A Pocket Encyclopaedia. Vincent Publications. ISBN 91-87064-35-9