インドセンダン

インドセンダン(印度栴檀、学名:Azadirachta indica)とはセンダン科の植物。インド原産の高木となる常緑樹(乾燥した冬の数ヶ月間、洛陽する落葉樹)で、熱帯地方全域に広く植樹されている。英名の「ニーム」で知られる。また、近年はその薬効の多さから「ミラクルニーム」という名称で流通している事もある。メリアアザジラクタの表記も用いられる。

インドセンダン
インドセンダン
分類
:植物界 Plantae
:被子植物Magnoliophyta
:双子葉植物Magnoliopsida
:ムクロジ目 Sapindales
:センダン科 Meliaceae
:アザディラクタ属 Azadirachta
:インドセンダン A. indica
学名
Azadirachta indica
A. Juss.
和名
インドセンダン(栴檀)
英名
Neem
Azadirachta indica

用途

新芽と花が食用とされる。

種子に含まれるアザジラクチンという成分が虫除けに効果があるとされ、「ニーム・オイル」として利用されている。乾燥した葉も防虫効果がある。

また、ニームオイルを絞った後の種子は、ニームケーキとして流通しているが、これについても害虫忌避効果があり、更にセンチュウに対する防除効果もあり、更に放線菌を繁殖させ土を豊かに健康にする効果がある。

薬効

伝統的な薬とされるが、臨床研究は未だ不十分であり、用量を間違えると腎臓や肝臓に害をもたらし、ニームオイルは子供や妊婦に悪影響があり死亡する可能性もある[1]

日本でもハーブの木として、苗木が市販されている。

その他
  • 砂漠緑化 - 干ばつ耐性英語版があり、成長も早いので、砂漠の拡大を防ぐ効果があり、更に土を肥沃にする[2][3]
  • 動物飼料 - 兎や反芻動物の飼料となる[4]
  • 歯木 - ニームの枝が歯磨き用の道具として使用されている。

出典

関連項目

  • ニンビン - インドセンダンから単離されるトリテルペノイド。インドセンダンの苦味の主要成分で、多くの薬効を生む元になっていると考えられている。
  • センダン - センダン科センダン属に属する別種。こちらは落葉高木であり、また種には多量のサポニンによる強い毒性がある。

外部リンク

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