エクセラントカーヴ

日本の競走馬

エクセラントカーヴ(欧字名:Excellente Cave2009年4月20日 - )は、日本競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2013年の京成杯オータムハンデキャップ

エクセラントカーヴ
欧字表記Excellente Cave[1]
品種サラブレッド[1]
性別[1]
毛色黒鹿毛[1]
生誕2009年4月20日(15歳)[1]
抹消日2014年11月26日[2]
ダイワメジャー[1]
インディアナカーヴ[1]
母の父A.P. Indy[1]
生国日本の旗 日本北海道千歳市[2]
生産者社台ファーム[1]
馬主吉田照哉[1]
調教師堀宣行美浦[1]
競走成績
生涯成績17戦6勝[1]
獲得賞金1億1479万8000円[1]
勝ち鞍
GIII京成杯AH2013年
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馬名の意味は、フランス語で「素晴らしいワインの地下貯蔵庫」[2]

経歴

競走馬時代

2011年12月11日、中山競馬場5レースの2歳新馬戦(芝1600m)でデビューし勝利。

3歳シーズンは重賞初挑戦となる2月11日のクイーンカップより始動。中団6番手から直線で脚を伸ばし、ヴィルシーナから0.4秒差の3着に好走した。その後は条件クラスに戻り、4歳となった2013年4月から条件戦を3連勝しオープン入りを果たした。

2013年9月8日、2度目の重賞挑戦で京成杯オータムハンデキャップに出走。道中は4・5番手の好位をキープし、直線外を鋭く伸びて逃げるルナを捉えると、最後は52キロの軽ハンデを生かす形で迫るダノンシャークを1と1/4馬身差抑え、4連勝での重賞初制覇を果たした[3]。しかし、レース後に左前脚の橈骨遠位端を骨折していることが判明。全治6か月と診断され、年内残りは全休した[4]

5歳シーズンは骨折からの復帰後初レースとなる3月16日の中山牝馬ステークスより始動。2番人気に支持されたが、9着完敗に終わった。GI初挑戦となった5月18日のヴィクトリアマイルは10着に沈み、以降のレースでも勝利を挙げることはできず、11月のマイルチャンピオンシップで12着に敗れたのを最後に競走馬を引退した。

繁殖牝馬時代

引退後、生まれ故郷の社台ファームで繁殖入り[5]

2020年2月1日、2番仔のブルームスベリー(父ハービンジャー)が3歳新馬戦を勝ち、産駒初勝利を挙げた。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[6]に基づく。

競走日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2011.12.11中山2歳新馬芝1600m(稍)1636002.20(1人)01着R1:37.1(34.6)-0.20石橋脩54(レットイットスノー)420
2012.02.11東京クイーンCGIII芝1600m(良)1623017.30(6人)03着R1:37.0(33.6)-0.40石橋脩54ヴィルシーナ416
0000.03.10中山アネモネSOP芝1600m(不)16612010.60(5人)08着R1:40.5(38.5)-0.90石橋脩54パララサルー412
0000.07.28新潟3歳上500万下芝1400m(良)18510002.80(1人)01着R1:21.0(34.3)-0.50岩田康誠52(ラパージュ)416
0000.08.26新潟朝日岳特別1000万下芝1400m(良)1611003.20(1人)05着R1:20.9(34.3)-0.50岩田康誠52シルクドリーマー418
0000.11.18東京3歳上1000万下芝1400m(良)1559004.70(2人)02着01:21.6(33.7)-0.10戸崎圭太54アミカブルナンバー422
2013.02.02中京中京スポニチ賞1000万下芝1400m(良)1434003.40(1人)09着01:23.9(35.6)-0.60松山弘平55デンコウジュピター420
0000.03.09中京鈴鹿特別1000万下芝1400m(良)1835005.80(3人)07着01:21.4(34.3)-0.50戸崎圭太55ザッハトルテ422
0000.04.20東京4歳上1000万下芝1600m(良)1267003.50(1人)01着R1:34.0(33.6)-0.10戸崎圭太55(ウインクリアビュー)422
0000.06.08東京江の島特別1000万下芝1600m(良)17815012.20(5人)01着01:32.3(34.4)-0.20戸崎圭太55(メイショウヤタロウ)426
0000.08.10新潟新潟日報賞1600万下芝1400m(良)18817004.00(2人)01着01:19.7(33.9)-0.10戸崎圭太54(コスモソーンパーク)432
0000.09.08中山京成杯AHGIII芝1600m(良)1457005.40(3人)01着01:31.8(33.9)-0.20戸崎圭太52ダノンシャーク424
2014.03.16中山中山牝馬SGIII芝1800m(良)16510004.50(2人)09着01:49.3(36.2)-0.80戸崎圭太55.5フーラブライド432
0000.05.18東京ヴィクトリアMGI芝1600m(良)18715015.00(7人)10着R1:32.9(34.0)-0.60戸崎圭太55ヴィルシーナ430
0000.08.17新潟関屋記念GIII芝1600m(稍)1635016.20(8人)04着R1:32.7(33.7)-0.20戸崎圭太54クラレント428
0000.09.14新潟京成杯AHGIII芝1600m(良)15612007.00(4人)15着01:34.4(34.0)-1.10石橋脩54クラレント420
0000.11.23京都マイルCSGI芝1600m(良)1712099.3(16人)12着R1:32.6(34.3)-1.10R.ムーア55ダノンシャーク422

繁殖成績

生年馬名毛色馬主管理調教師戦績出典
初仔2016年パールヴァイン黒鹿毛ノヴェリスト(有)社台レースホース
→小林聖子
→(株)さくらコーポレーション
→小谷昌吾
栗東小島茂之
西脇松浦聡志
園田・溝橋利喜夫
→西脇・大塚信次
→園田・土屋洋之
42戦0勝(抹消)[7]
2番仔2017年ブルームスベリー鹿毛ハービンジャー(有)社台レースホース美浦嘉藤貴行23戦3勝(引退)[8]
3番仔2019年フレスコバルディ栗毛キングカメハメハ(株)G1レーシング
→鈴木道隆
美浦・牧光二
水沢・酒井仁
名古屋・沖田明子
26戦3勝(現役)[9]
4番仔2020年エクセラントカーヴの2020鹿毛キタサンブラック(株)東京ホースレーシング栗東・武幸四郎不出走[10]
5番仔2022年エクセラントカーヴの2022黒鹿毛ブリックスアンドモルタル(デビュー前)[11]
5番仔2022年エクセラントカーヴの2023鹿毛ロードカナロア(デビュー前)[12]
  • 2024年2月19日現在

血統表

エクセラントカーヴ血統(血統表の出典)[§ 1]
父系サンデーサイレンス系
[§ 2]

ダイワメジャー
栗毛 2001
父の父
*サンデーサイレンス
青鹿毛 1986
HaloHail to Reason
Cosmah
Wishing WellUnderstanding
Mountain Flower
父の母
スカーレットブーケ
栗毛 1988
*ノーザンテーストNorthern Dancer
Lady Victoria
*スカーレットインクCrimson Satan
Consentida

*インディアナカーヴ
黒鹿毛 1996
A.P. Indy
黒鹿毛 1989
Seattle SlewBold Reasoning
My Charmer
Weekend SurpriseSecretariat
Lassie Dear
母の母
Antique Auction
黒鹿毛 1990
Geiger CounterMr. Prospector
Thong
*オールドスタッフIrish River
*アンティックヴァリュー
母系(F-No.)インディアナカーヴ(USA)系(FN:9-f)[§ 3]
5代内の近親交配Northern Dancer 4×5[§ 4]
出典

脚注

外部リンク