オグネヴォイ級駆逐艦

オグネヴォイ級駆逐艦(-きゅうくちくかん、Ognevoy-class destroyer)は、ソ連海軍駆逐艦の艦級[1]。計画名は30型駆逐艦Эскадренные миноносцы проекта 30[1][注 1]

オグネヴォイ級駆逐艦
(30型 / 30-K型)
基本情報
艦種駆逐艦[注 1]
運用者
就役期間ソビエト連邦 1945年 - 1965年
計画数24隻
建造数1+10隻
前級ストロジェヴォイ級 (7U型)
次級スコーリイ級 (30-bis型)
要目
基準排水量2,240トン
満載排水量2,950トン
全長117.0 m
最大幅11.0 m
吃水4.20 m
ボイラーKV-3型水管ボイラー×4缶
主機蒸気タービン
推進器スクリュープロペラ×2軸
出力54,000馬力
速力37ノット
兵装
  • 50口径13.0 cm連装砲×2基
  • 55口径7.6 cm連装砲×1基
  • 12.7mm機関銃×4挺
  • 533mm3連装魚雷発射管×2基
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1938年から1940年にかけて少なくとも24隻の建造が発注されたものの、第二次世界大戦の終結前に竣工したのは1隻のみだった。戦後、更に10隻が小改正型の30-K型として竣工した。

概要

ソ連海軍は駆逐艦増産計画によってグネフヌイ級ストロジェヴォイ級を量産したが、この駆逐艦には各種の欠陥があったため、これを改善した新型駆逐艦として、1937年に開発が開始されたのが本型である。グネフヌイ級からの改良点としては、艦首舷側の高さの延伸による耐波性・凌波性向上、船体強度強化、発電機の性能向上などである。

1939年より建造が開始されたが、まもなく第二次世界大戦が勃発したために建造は中断され、就役は戦後の1949年から開始された。後に本型には、対空・対水上捜索レーダー、射撃管制レーダー、ソナー系統、対空ミサイルなどが追加装備され、1960年代まで運用が続けられた。

同型艦

  • オグネヴォイ
  • ヴラースヌイ
  • ヴヌシーテリヌイ
  • ヴイノースリヴイ
  • オブラスツォーヴイ
  • オダリョーンヌイ
  • オゾルノイ
  • オスモトリーテリヌイ
  • オトヴァージュヌイ
  • オトリーチヌイ
  • オホートニク

脚注

注釈

出典

参考文献

  • Gardiner, Robert (1980), Conway's All the World's Fighting Ships 1922-1946, Naval Institute Press, ISBN 978-0870219139 

関連項目