オブニンスク原子力発電所

オブニンスク原子力発電所 (ロシア語: Обнинская АЭС)はモスクワから南西100kmの位置にある科学都市オブニンスクに立てられた原子力発電所。これは世界初の民用原子力発電所であった[1]。発電所は「APS-1 Obninsk」(Atomic Power Station 1 Obninsk)としても知られる。

オブニンスク原子力発電所
オブニンスク原子力発電所
原子力博物館
オブニンスク原子力発電所の位置(ロシア内)
オブニンスク原子力発電所
ロシアにおけるオブニンスク原子力発電所の位置
ロシア
座標北緯55度05分03秒 東経36度34分11秒 / 北緯55.08417度 東経36.56972度 / 55.08417; 36.56972 (オブニンスク原子力発電所) 東経36度34分11秒 / 北緯55.08417度 東経36.56972度 / 55.08417; 36.56972 (オブニンスク原子力発電所)
現況運転終了
着工1951年1月1日
運転開始1954年6月25日
運転終了2002年4月29日
事業主体ロスアトム
運営者ロスエネルゴアトム
原子炉
運転終了1 x 6 MW
2007年5月1日現在
テンプレートを表示

実績

AM-1 ("Атом Мирный"、平和的原子力利用の意)と呼ばれる1基の原子炉が総発電量6MWを達成し、5MWを送電可能、熱出力は30MWであった。黒鉛減速水冷却式原子炉の原型炉であり、黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉の祖となった。

歴史

建設は1951年1月1日に始まり、1954年6月1日に運転を開始、最初の送電網同期は1954年6月26日に行われた。シビルスカヤ原発が運転を開始する1958年までおおよそ4年間にわたって、オブニンスク原発はソビエト連邦で唯一の原子力発電所として利用された。発電所は2002年4月29日まで運転が維持され、現在は運転終了している。

原子炉

原子炉[2]炉型正味発電量総発電量建設電力網同期商業運転停止
APS-1 ObninskAM-1 (RBMK原型炉)5 MW6 MW1951年1月1日1954年6月26日1954年12月1日2002年4月29日


関連項目