カービィのエアライド

カービィのエアライド』は、ハル研究所が開発し、2003年7月11日任天堂から発売されたニンテンドーゲームキューブ専用のアクションレースゲームエアライドとよんだ場合、広義ではこのゲーム全体を、狭義ではゲームの1モードである「エアライド」モードを指す。

カービィのエアライド
Kirby's Airride
ジャンルアクションレース
対応機種ニンテンドーゲームキューブ
Wii
開発元ハル研究所
発売元任天堂
人数1 - 4人
メディア8cm光ディスク
発売日日本の旗 2003年7月11日
アメリカ合衆国の旗 2003年10月13日
欧州連合の旗 2004年2月20日
オーストラリアの旗 2004年3月30日
対象年齢CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI3
売上本数日本の旗 約45万本
世界 約135万本[1]
その他メモリーカード使用ブロック数:4
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概要

評価
ゲームレビュー
評価者点数
All Game
[2]

カービィが「エアライドマシン」とよばれる乗り物を操ってレースをしていくゲーム。3DスティックとAボタンだけを使った簡単な操作が特徴で、このゲームシステムを使って3つの異なるゲームを楽しむことができる。途中で出てくる敵をコピーして、敵を倒したりスピードアップなどが可能。

NINTENDO64で同タイトルのゲームが開発されていた(後に開発中止)が本作とは無関係でスノーボード風のゲームだった[3]

このゲームより1年以上前に発売されたゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズDX」のイベント戦には「カービィのエアライド」という項目がある。また、開発途中に発売となった「星のカービィ 夢の泉デラックス」には「カービィのエアグラインド」というミニゲームが収録されている。

開発中止後に放送されたアニメ『星のカービィ』の製作にあたり、アニメの販促連動を兼ねたゲームを制作することになり「レースゲームなら本編のアクションゲームを作る方が制作時間を短くすることができる」という理由[3]で本ゲームの製作が開始された。こうした背景かカービィがワープスターに乗って走ったり、敵の魔獣と空中戦を行うなどライドマシンとして活躍するなど、本作のレースゲームはアニメを意識して作られておりアニメ本編でも販促の一環としてゲーム内に登場したエアライドマシンが登場している。

この作品のBGMには新曲(石川淳安藤浩和酒井省吾池上正による)だけでなく、過去の旧作品のリメイク曲やアニメ版のBGM(宮川彬良による)なども使用されている(シティトライアルなど)。

桜井政博がハル研究所在籍中に最後に手がけた作品でもある(『鏡の大迷宮』は途中からフリーでの参加となっている)。企画は桜井が立てたが当時シリーズの統括ディレクターの仕事で多忙だったこともあり当初はグラフィックやサウンドの監修・進行などをしつつも開発は他のスタッフに任せていたが、製作から離れて1年以上経っても企画がなかなか進まなかったため担当プログラマーの要望などもありディレクターに復帰、3ヶ月半で全面作り直しをすることになった[3]

ゲーム目的

このゲームにはクリアチェッカーとよばれる、「エアライド」「ウエライド」「シティトライアル」にそれぞれ120個ずつ、計360個の課題があり、これをクリアすることが目標となっている。ひとつの課題をクリアすると隣接する四方のマスの課題の内容がわかるようになり、これを繰り返してマスを埋めていく。逆に、他の作品にみられるような「トロフィーやメダルを懸けてレース」といった要素はない。

クリアチェッカーの課題は「○○のコースを××秒以内に1周しろ」といったありがちなものから、「ゴール時のタイムの下2ケタをゾロ目にする」というほぼ運任せのものまでさまざま。難易度もさまざまで、「特定のアイテムを10個以上取れ」など、運転テクニック以外の要素でクリアしがたい課題も存在する。また、一部の課題ではクリアすると「裏音楽」や「マシン追加」などの「ごほうび」がもらえる。課題をクリアすると、ごほうびがもらえるマスはに、もらえないマスは黄緑に光るようになる。

どうしても課題をクリアできない場合の救済処置として、それをクリア扱いにする「紫パネル」が存在するが、数が限られる上に「ごほうび」の1種となっているので、使うにはある程度の計画性が求められる。また、パネルを使用したクリアチェッカーの条件をクリアした場合は、元々付く色に上書きされる。

120個すべての課題をクリアすると、紫パネルを除いて金色に光るようになる。

このシステムは「大乱闘スマッシュブラザーズX」以降の桜井のディレクター作品にも活かされている。

操作

エアライドマシンは一部を除いて常に数センチメートル浮いた状態で走行しており、そのほとんどが自動で走り続ける。そのため、レース中はスティックとAボタン(プッシュ)以外は使用しないので、ゲームに慣れていない人でも簡単に操作することができる。

スティックを左右に素早く倒すと、「クイックスピン」ができる。この状態で敵にぶつかると、ダメージを与えたり減速させることができる。また、発動した瞬間は無敵らしく、敵の攻撃を防ぐのにも使えたりする。

マシンが段差を越える際に機首を上げると、飛び立つことができる。飛行性能はマシンごとに違うが、マシンによっては大幅なショートカットができることもある。

ほかに、他機のすぐ後ろを走ると空気抵抗が軽減されるスリップストリームという効果がある「スタースリップ」や、細長いレールに乗ると、それに沿って加速するという特徴もある。

プッシュ / チャージ
Aボタンを押すことで行える、本作における特徴的なアクション。
プッシュ中はマシンが地面に押しつけられ(ほとんどのエアライドマシンでは)減速するが、その間マシンにパワーが溜まり(チャージと呼ぶ)、チャージが溜まった状態でAボタンを離しチャージを開放する(チャージしたゲージを消費する形であり、消費速度はマシンによって異なる)ことでマシンを素早く再加速させることができる。チャージは空中への飛行状態でも徐々に上昇し、着地時に開放される。
またプッシュ中に旋回すると進行方向を変えずに機体の向きを変える横・後ろ滑り状態となり、前述したチャージでの再加速を駆使することで急なカーブをスムーズに、早く曲がることができる(ドリフト)。
コースの床に設置されたギミックはそのまま通過しても起動できず、プッシュによってマシンをギミックに直接接触させることで起動できる。
ただし、チャージをしすぎるとオーバーヒートが発生し、チャージ量が0となってしまう(再びチャージすることは可能)。
吸い込み、技の使用も同時に行える。なお、L、Rトリガーボタンでも同様の操作を行え、Lトリガーボタンを使えば片手操作もできる(メニュー画面もL、Rトリガーで代用可能)。

ゲームモード

すべてのモードで4人対戦が可能。

エアライド
さまざまなコースを駆け抜ける。周回制やタイムアタック、フリーランなど、複数のルールでプレイできる。最初はワープスターのみ使え、ほかのマシンはそれぞれに設定された隠し要素を満たすことで使用可能になる。
ウエライド
名前のとおり、上から見る視点で小さなコースを4人で駆け抜ける。1画面なので、動くのはキャラのみ。操作方法の違いにより「ハンドルスター」「フリースター」の二つのマシンがある。
シティトライアル
街中を駆け抜けながらアイテムを集めてパワーアップし、最終決戦「スタジアム」で勝つのが目的のゲーム。

エアライドとウエライドでは以下のゲームモードを備える。

  • 標準のゲームモード(エアライド、ウエライド)は、2〜4人で同時対戦するモード。エアライドでは、周回制と時間制の2つのモードが選択できる。
  • タイムアタックは一人用のゲームモードの一つで、エアライドでは敵キャラが、ウエライドではアイテムが出現する。エアライドでは3周するタイムを、ウエライドでは通常のモードと同様の周回数のタイムを競う。
  • フリーランは一人用のゲームモードの一つで、敵キャラもライバルもいないコースを走り周回ごとのタイムを競う。ただしステージそのものの仕掛けは発動する。

シティトライアルでは以下のゲームモードを備える。

  • 通常のゲームモードは2〜4人で同時対戦するモード。概要はシティトライアルの章を参照。
  • スタジアムは強化していない状態のマシンでスタジアムの各競技に挑むモード。ステージは任意に選択でき、どうしても対戦相手が必要なデスマッチを除いて一人のみのエントリーが可能。
  • ドライブは時間制限やハプニングなどを気にすることなく自由に「シティ」を走れるモード。アイテムも出現しない。ただし備え付けのコピールーレットは使用できる。

エアライドマシン一覧

コピー能力

本ゲームでのカービィのコピー能力は、「エアライド」と「シティトライアル」で使用できる。能力のコピーは主に「エアライド」では敵キャラを吸い込むことによって、「シティトライアル」では主にコピーパネルとよばれるアイテム(双方とも後述する)で行われる。能力はマシンに乗って戦うゲームの趣旨により本編と比べて多少変更が加えられている。発動は「プッシュ」によって能動的に行われるもの、自動的に発動されるもの、カービィ自身の姿が変化しマシンの代わりとなるものがある。

以下、コピー能力と括弧書きでそれに対応する敵キャラを併記する。

ソード(ソードナイト)
手に持った剣で並走するキャラを自動的に切りつける。攻撃が当たると若干スピードが上がる。普通は正面のみ切りつけるが、バイク系とメタナイト以外はクイックスピンをすることで後方にも切りつけられる。このテクニックはCPレベル9も使用してくる。ボタンを押して発動する能力ではないので、最高速度を維持したまま攻撃できるのも特徴。
ファイア(ヒートファンファン)
の弾を前方に発射する。着地すると少しの間燃え続け、後続車にもダメージを与えられる。チャージをすると炎が大きくなり、持続時間が長くなる。なお、ライバルの真後ろからファイアを連続で当てることも可能。
ボム(バルーンボンバー)
巨大な爆弾を前方に投げる。1発使い切り。爆風に触れると大ダメージ。力をためるとより遠くまで飛んでいく。曲がり角などで投げると2回ダメージを与えられることもある。
受ける側が爆風に当たる瞬間にクイックスピンをするとダメージを受けないこともある。また、飛行している場合は爆風に当たってもダメージを受けない。
ニードル(ピチクリ)
プッシュを押すと頭のを伸ばし周囲のキャラを攻撃するが、押さなくても前の敵なら範囲はソードより狭いが攻撃可能。攻撃後にスピードが上がるのはソードと同じ。
ホイール(ウィリー)
一定時間カービィがタイヤに変身する。変身後は50キロ前後で走るが、飛行能力がなくなるので場合によっては不利になる。スタースリップの影響を受けなく(与えなく)なるため、やや使いにくいといえる。ちなみに、この状態で走っているときに敵や相手に触れると、攻撃になる。
スリープ(ノディ)
一定時間操作不能になる。しかし、睡眠中のカービィから出る泡には多少の攻撃力があり、その泡に敵が当たると倒すことができるうえに、近くにライバルがいるとそのライバルも同じ睡眠状態になり、コピー能力があればそのコピーがなくなる。
フリーズ(チリー)
周囲に冷気をまき散らし、触れたキャラを凍らせる。凍ると一定時間操作不能になる。見た目よりも攻撃範囲が狭い。周囲攻撃としてはニードルに少し劣るが、凍結効果がある。
トルネイド(カーラー)
コピーしている間のクイックスピンが強化される。乱気流を発生させ、巻き込まれると急速にスピードが落ちる。最大チャージでチャージダッシュすると自動的にスピンが発動する。空中でもクイックスピンができるようになり、減速もしなくなる。3-4回使うとコピーが解除される。
ウィング(フラッピィ)
一定時間カービィに翼が生え、メタナイトのように空を飛べる。飛行能力を備える代わりにプッシュ時のチャージが不可能となる。ホイール同様、使いどころによっては不利になり、スタースリップも受けなく(与えなく)なる。
マイク(ウォーキー)
取った瞬間、周囲のキャラにダメージを与えられるが、遠い敵には当たらない。1回歌い切り。攻撃力は低め。
プラズマ(スパーク)(プラズマウィスプ)
前方にプラズマ弾を発射する。プラズマ弾は1-5段階あり、スティックを上下左右に何回も倒すことでパワーをためてより大きな弾を発射できる。また、どんなにがんばっても第5段階のプラズマ弾は3発までしか出せない。
  • 1段目 - 前方に射程の短い弾を数発
  • 2段目 - やや広範囲、やや多量になる
  • 3段目 - 射程の長い3方向弾
  • 4段目 - 非常に速い、誘導性をもつレーザー
  • 5段目 - 強力で誘導性をもつ大型弾、やや遅め

敵キャラクター

登場するのは主に「エアライド」モード。また、「シティトライアル」のスタジアムの一つである「バトルロイヤル」でも登場する。

スカのキャラクター

スカのキャラクターは、吸い込んでもコピーはできず、星型弾にして吐き出すだけの敵。

ワドルディ・トロッコワドルディ
ただいるだけの敵。カービィなどが近づくとコースの端へ逃げていく。トロッコワドルディはコース上をトロッコに乗りながら走っているだけの敵。トロッコの進行方向はレースの進行方向と同じ。
キャピィ
一回吸い込んでも頭の帽子がとれるだけなので、完全に倒したければ至近距離で吸い込まなくてはならない(帽子も星型弾にできる)。
ブルームハッター
コース上をに乗って飛んでいる敵。吸い込むと、箒だけ外れて消えてしまう。
ブロントバート
コース上を漂っている敵。カービィなどが近づくと反応し、こちらに寄ってくる。
デイル
自ら発光して洞窟などを照らす。吸い込み以外の攻撃を受けると分裂して、3つの胞子を放出する。胞子にぶつかるとダメージを受ける。

コピーできるキャラクター

コピーできるキャラクターは、吸い込むとキャラクターの能力をコピーして、コピー能力を使えるようになる敵。またゲーム本編と同様、2体以上同時に吸い込むとコピールーレットが発動する。

ピチクリ(ニードル)
カービィなどが近づくと、トゲを伸ばして攻撃してくる。出現ステージは、プランテス、ヴァレリオン、サンドーラ、コルダ、アイルーン、スチールオーガン。
ヒートファンファン(ファイア)
カービィなどが近づくと、火を吐いて攻撃してくる。出現ステージは、プランテス、サンドーラ、コルダ、マグヒート、アイルーン、スチールオーガン、チェックナイト。
プラズマウィスプ(プラズマ)
その場に留まっており、移動はしないが、カービィなどが近づくと電撃のダメージを受ける。出現ステージは、ヴァレリオン、マグヒート、スチールオーガン、チェックナイト。
ウィリー(ホイール)
コース上を走行している敵。エアライドマシンのウィリーバイクに酷似している。出現ステージは、サンドーラ、スチールオーガン、チェックナイト。
チリー(フリーズ)
コース上をスケートのように滑って移動する。カービィなどが当たると凍結し、一時行動不能になる。出現ステージは、ヴァレリオン、コルダ、チェックナイト。
バルーンボンバー(ボム)
コース上をゆっくりと移動している敵。攻撃すると爆発する。出現ステージは、ギャラックスを除く全ステージ。
ソードナイト(ソード)
とても早いスピードで動き回っていて、カービィなどが割り込むと再び前に出てきて睨みつけてくるほか、斬りつけてくることもある。出現ステージは、アイルーン、スチールオーガン、ギャラックスを除く各ステージ。
フラッピィ(ウィング)
コース上を移動しているちょっと派手な敵。出現ステージは、ヴァレリオン、マグヒート、アイルーン、チェックナイト。
カーラー(トルネイド)
結構珍しい敵だが、出てくるときは、群れを作っていることが多い。出現ステージは、ヴァレリオン、サンドーラ、アイルーン、チェックナイト。
ウォーキー(マイク)
コース上で楽しく歌っているだけの敵。出現ステージは、プランテス、ヴァレリオン(タイムアタック時のみ)、サンドーラ、マグヒート、アイルーン、スチールオーガン、チェックナイト。
ノディ(スリープ)
いつもコース上で熟睡している敵。とくに害はない。出現ステージは、プランテス、サンドーラ、コルダ、マグヒート、アイルーン、チェックナイト。

特別なキャラクター

スカーフィ
吸い込もうとすると怒って追いかけてきて、突進してくる敵。最終的には爆発してしまう。
ゴルドー
すべての攻撃が効かない、敵に分類されてはいるが、障害物に近い。シティトライアルでは「ゴルボール」というアイテムとして登場するが、バトルロイヤルモードでは出現しない。

エアライド

9つのコースをエアライドマシンに乗ってレースする。コースの周回数は「おすすめ」設定ではプランテスが3周、それ以外が2周となっている。周回モードだけではなく一定時間内にどれだけすすめるかを競う時間制モードもあり、こちらの初期設定は3分。後述のシティトライアルと違い、コピー能力以外のアイテムは出現しない他、エアライドマシンの耐久力(体力)設定もできる。設定なしの場合は耐久力が無いため、ダメージを受けたときはマシンのスピードが一時的に下がる。設定ありの場合はマシンの耐久力ゲージがあり、ダメージを受けると減っていき、ゲージが無くなったプレイヤーはリタイアとなる。ヴァレリオンとアイルーンではコース途中に穴があり、穴に落ちた場合もリタイアとなる。早くリタイアしたプレイヤーが最下位(4位)となる。

最初に選択できるマシンはワープスターのみで、条件を満たしていくと順次追加される。最終的に「シティトライアル」で使用できるマシンの内ライトスター、フライトワープスター、ドラグーン、ハイドラ以外をすべて使えるようになる。

コース

日本版での
英字表記
米国版名称全長
[4]
語源説明裏音楽
プランテスPlantesFantasy Meadows260.6mplant
植物
草木が茂る小高い山のコース。とくに仕掛けはなく、距離も短く、基本操作を覚えやすい初心者用。小さいが、さまざまな仕掛けを備えており、実質な実力を知るのに十分適したコースバランスをしている。
ちなみに、BGMの一部にヨハン・シュトラウス2世作曲のトリッチ・トラッチ・ポルカを思わせる部分がある。
はるかぜとともに
星のカービィ スーパーデラックス
ヴァレリオンVallerionCelestial Valley877.8mvalley
(谷間)
荒地が広がる険しいコース。段差が多く、終盤は川に流されるのでほぼ操作不能になる。森ステージ
星のカービィ 夢の泉の物語
サンドーラSandoolaSky Sands571.0msand
砂漠
砂漠の中に作られた狭い道を走る。このコースにはレールが一切存在しない。元々海だったのか、サンゴや流砂、カニやスタートの魚の化石などがある。
なお、本コースの曲は、『あつめて!カービィ』において、サンドーラをもじった名称の「サラサンドーラ」にて「よるのさばく」という曲名でアレンジされた。
格闘王への道
(星のカービィ スーパーデラックス)
コルダColdaFrozen Hillside791.3mcold
(低温)
で作られた構造物が舞台。コースのレール部にクジラのようなものがいる。コースの大半が凍っていて滑るので、操作が難しい。
本コースの曲は、『あつめて!カービィ』にて「こおりのせかい」という曲名でアレンジされた。
レインボーリゾート
(星のカービィ 夢の泉の物語)
マグヒートMagheatMagma Flows785.1mmagma
マグマ
+
heat

の合成語
岩場から火口に入り、また岩場に戻るというコース。分岐が多い。
本コースの曲は、『あつめて!カービィ』にて「しゃくねつじごく」という曲名でアレンジされた。
メタナイトの逆襲1
(星のカービィ スーパーデラックス)
アイルーンAiroonBeanstalk Park856.8mair
空中に浮かぶツタのコース。ジャンプできる所やレールが多い。途中で分岐し、一方は石畳、もう一方は土と、地盤が大幅に異なる。初心者の部屋
(星のカービィ スーパーデラックス)
スチールオーガンSteelorganMachine Passage638.8msteel
鋼鉄
+
organ
(機関)
の合成語
機械要塞の中を走るコース。カーブが多く、1ヶ所の大ジャンプ地点を除いてほとんど飛行箇所がない。メタナイトの逆襲2
(星のカービィ スーパーデラックス)
チェックナイトCheckknightChecker Knights1158.5mcheck
(格子模様)
+
knight
騎士
もしくは
night

の合成語と
チェス
「チェックメイト」
のもじり、
又は
見回り騎士
床が格子模様の不思議なコース。仕掛けが多く、上記のコースの総集編のようなもの。昼区間と夜区間があり、そのどちらも不思議な空間が広がっている。夜区間へ続くレールの途中のレールの色が変わる場所でプッシュをし続けると(ウィリー系は元々半プッシュ状態なのでそのままで構わない)速度がかなり上がる。ほかにもショートカットできる場所がいくつかある。ここを知っていると知らない、もしくは使用する、しないで戦局や勝敗に大きな影響をもたらすこともある。
本コースの曲は、もともとアニメ版カービィで使われていたBGMである。
グリーングリーンズ
星のカービィ
ギャラックスGalaxNebula Belt785.9mgalaxy
銀河
宇宙を思わせる幻想的な隠しコース。とても長い1本の直線と、連続したヘアピンカーブが特徴。
敵が一切出現しない代わりに、地面に設置されているコピールーレットパネル上を通過することでコピー能力を得る。スタースリップを使用するとどこまでも速くなれる。
唯一の隠しコース。
夢の泉
星のカービィ 夢の泉デラックス

ウエライド

コース

プランテスを元にしたコース。爆発する実のなる木が2つある。それにぶつかると実が増えていき、最後には実が落ちて爆発する。コース上には見えないダッシュパネルが存在し、上を通過することで見えるようになる。裏音楽は山地(星のカービィ スーパーデラックス)
サンドーラを元にしたコース。数回通ると崩れる骨の橋があるほか、地形が崩れてコースの形が変わったりもする。途中にある穴からはサンドワームというアリジゴクのような変わった形をした生物が出てきて、近づくと飲み込まれてスタート地点付近に吐き出されたり(まれに骨の橋付近に吐き出す)、暴れて石を投げつけてきたりする。裏音楽はホロビタスター(星のカービィ64)
アイルーンを元にしたコース。模様があるプレートの上でプッシュすると、ジャンプすることができる。裏音楽はメタナイトの逆襲 マップ(星のカービィ スーパーデラックス)
マグヒートを元にしたコース。壁や地面から炎や蒸気が吹き出すことがある。内側には火山が2つあり、何度もぶつかると噴火する。噴火すると、噴き出したマグマがコース上に落ち、その上でプッシュすると減速してしまう。噴き出した蒸気に触れるとショートカットができるようになるが、炎に触れるとタイムロスとなる。裏音楽は、デデデのテーマ(星のカービィ スーパーデラックス)
ギャラックスを元にしたハニカムが敷き詰められたコース。途中に3つある3色の床に乗るとレールが出現し、乗った床に対応した色の床まで行くことができ、これを活用することで形勢逆転も可能。ただし、床が光っていないときは乗ることができない。裏音楽は、中ボスの部屋(星のカービィ64)
ヴァレリオンを元にしたコース。コース上には水が流れる場所があり、そこでプッシュするとかなり減速する。途中にある滝に入ると流れに巻き込まれてタイムロスとなるうえ、使用中のアイテムを落としてしまう。裏音楽はフロートアイランズ(星のカービィ)
スチールオーガンを元にしたコース。床にスイッチが3つあり、プッシュで押すと歯車が回ったり風が吹き出したり障害物のついた機械が回ったりする。障害物は当たると壊せる。裏音楽はやきいもシューティング(星のカービィ)

アイテム

ほとんどのアイテムはクイックスピンで捨てることができる。

ギコノコ
マシンの横側に丸いノコギリが付きライバルに連続してダメージを与える。
ドリル
マシンの前方に巨大なドリルが付き、ライバルを前方に突き飛ばす。
コオルン
前方に冷気を発射する。ライバルをしばらく凍らせる。
デブロン
ケーキ。取るとカービィが巨大化してライバルを踏み潰せるようになる。ほんの少しスピードが上がる。クイックスピンで捨てることはできない。
ハンマー
カービィの周りをハンマーが回転する。左右にスティックを倒して回転の向きを変えることもでき、ライバルを跳ね飛ばすことができる。
ボム
爆弾を6個持つ。Aボタンを押すと爆弾を投げる。ボタンを押す長さで飛距離を伸ばすことも可能。また、投げる爆弾は場所によっては壁抜けする。
ミサイル
ミサイル1個を掲げ、Aボタンを押して発射する。ライバルを追尾して爆発する。ただし、まれにはずしたりすることもある。仕掛けの中に入ったり、はずれたりするとコースを回り続け、最後は速度が落ちて自爆する。逆にこれを使われた場合、当たる瞬間にクイックスピンをすることで回避できる。
ファイア
Aボタンを押すとプレイヤーの通った跡をなぞるように炎を4個設置する。コースを遮断するように設置すると効果的。ただ、「水」では水に当たると消えてしまう。
フムドン
地雷のようなもの。Aボタンを押すと設置することができる。敵味方問わず設置した位置を通り過ぎるとびっくり箱のようにはじき飛ばす。
クラッコ
クラッコが現れて、自分よりも上位のライバルを電撃で動けなくする。狙われたら回避不能。電撃で動けないライバルに接触すると、そのプレイヤーも動けなくなる(出した本人は接触しても攻撃を食らわない)。最大4回攻撃してくれる。
スモーク
Aボタンを押すと後方に煙を発射する。煙はしばらく設置され、通ったライバルをスピンさせるうえ、持っていたアイテムをなくさせる。ただし、すぐに風に流されてしまう。
マイク
カービィが歌いだし、ライバル全員をしばらくしびれ状態にする。逆に使われた場合はスティックをガチャガチャすることで、しびれ状態から早く復帰することができる。また歌っている途中に何らかの攻撃をすることで、キャンセルさせることも可能。
フットバス
チャージダッシュと同時にスピンアタックを発動させる。通常よりも強力。
キャンディ
一定時間無敵になる。この間はライバルに触れただけで、スピンさせることができる。また、ほかのプレイヤーの攻撃を食らわない。
スピードアップ
マシンの後ろにターボエンジンが付いてスピードが格段と速くなる。タイムアタックでは重宝される。
チャージアップ
Aボタンを少し押しただけでもチャージダッシュが作動する。タイムアタックでは、これなしでは新記録をたたき出せないほど重要なアイテム。
スピードダウン
取った瞬間からしばらくタイヤを引っ張ることになり、スピードが落ちる。その間、ライバルがタイヤに触れた場合はライバルが引っ張ることになる。クイックスピンで捨てることはできない。
クスダマ
大乱闘スマッシュブラザーズDXにも登場。画面上方にくす玉が現れて、コース全体に大量のアイテムをまき散らす。
ピヨリン
隠しアイテム。一定時間、ライバルのハンドル操作を上下左右逆にする。逆に使われると、慣れるまでは時間がかかるので、厄介なアイテムでもある。
ダレヤネン
隠しアイテム。ライバル全員が透明になる。誰がどのマシンかわかりにくくなり、アイテムも取れなくなる。
ランタン
隠しアイテム。ステージ全体が真っ暗になる。取ったプレイヤーの周囲だけが少し明るくなる。出現率が非常に低く、めったに見ることができない。

シティトライアル

広大なオープンワールド状のコースである「シティ」でアイテムを集めてエアライドマシンを強化し、一定時間(3~7分)後に行われる最終決戦「スタジアム」での勝利を目指すモード。マシンの強化には後述の青コンテナから出現する強化アイテムをたくさん取ることで行われる。灰色のアイテムを取ると能力そのものがダウンするほか、シティ内では、マシンにダメージを受けたとき強化アイテムが排出される。

ゲームスタート時はライトスターに乗っている。シティトライアルのマシンには「耐久力」があり、ライバルの攻撃やコース内のギミック(仕掛け)でダメージを受けることで減少し、0になるとマシンが破壊され爆発する。シティ内ではマシンが破壊された後はリタイアとならずそのまま徒歩で移動し、代わりのマシンを見つければ乗ることができる。マシンは道端に落ちているものに近づいて乗る。破壊されなくても、A+下でマシンを降りることで乗り換えることもできる。基本的にマシンが爆発すると、どこかに新しいマシンが出現する。

道端に落ちているマシンについては、途中で空に飛んでいってしまうことがある。

食べ物を取ることでマシンの耐久力を回復することができる。

特定の3つのパーツを集めると、強力な「伝説のエアライドマシン」であるドラグーンハイドラに乗ることができる。

レアアイテムが出現する、空から何かが降ってくるなどのアクシデント(イベント)もある(イベントのある・なしはオプションで設定可能)。

エアライドマシンを乗り換えたときに能力アップのアイテムを取りすぎている場合、乗り換えたマシンの元々の能力に見合わないアイテムを排出してしまうことがある[5]

なお、マシンが破壊されて徒歩になり、新たなマシンを見つけていない状態でスタジアム戦が始まってしまった場合は、強制的にライトスターでの挑戦となるが、自ら降りた場合はそのマシンがライバルに奪われるか破壊されない限り、最後に降りたマシンでの参加となる。

「スタジアム」の対決種目は初期設定ではランダム[6]だが、オプションで種目を固定することもできる(ゼロヨンアタック、ポイントストライク、デスマッチは最初から選択でき、以後はランダムで一度出現したものや、クリアチェッカーの「ごほうび」で獲得したものが随時追加される)。スタジアムの内容やそれにあったマシンを見つけたり性能を上げたりアクシデントを利用したりなど、単に操作テクニックだけでは決まらない駆け引きやランダム要素がある。

毎回変わる事項

  1. 伝説のマシンのパーツが、ドラグーンが出るとき、ハイドラが出るとき、両方出るとき、両方出ないときがある。
  2. 通常は昼の明るい空の下で行われるが、ときどき夕方や曇り空、夜に行われることもある。
  3. マシンの出現確率。
  4. 乗り換えられるマシンには最初から体力がわずかしか残っていないものが登場する。

コース

コースは街(シティ)のみ。ただし、場所によって風景は大きく異なる。スタート、ゴールはなく街を自由に駆け巡ることができる(スタートの位置はランダムで決まる)。

ビル地区
ビルが建ち並ぶ島の中央に位置するエリア。ビルの屋上にもマシンやアイテムが設置されており、滑空やジャンプ台から乗ることができる。また、最頂部が星の形になっている「スターポール」の星をマシンの衝突により破壊すると多量のアイテムを放出する。
「スタジアム」の「デスマッチ4」でもこのエリアが使われる。
地下
ビル地区から火山地区・森林地区・廃屋地区まで広がる地下道。火山地区から繋がる地下道は、火山地区側からの一方通行となっている。ドライブモード時には中央の広い空間に、シティトライアルに登場する伝説も含めたすべてのエアライドマシンが整列されている。
四層地区
マップの右下に位置する4段の階に分かれた立体建造物。上の階へはジャンプ台で行く。外へ出るときはダッシュプレートで長距離飛行ができる。
火山地区
マップの左上に位置する2つの火山がそびえているエリア。周りには火炎竜が出入りしており、触れると大ダメージを受ける。噴火口へは吊り橋で繋がっている他、火山の内部へと繋がるレールが配置されており、噴火口や内部にあるジャンプ台に乗ることで空中庭園へ移動ができる。また、内部から市街地の地下へ繋がっている。
森林地区・平原地区
マップの左下に位置するがあるエリア。森の中にはウィスピーウッズがおり、マシンで複数回ぶつけると涙を流す。川の下流へ行くと水車で台地の上に上がれる。平原地区にはゴルフのホールカップを模した仕掛けがある。中には高確率でアイテムが入っており、マシンに乗った状態でホールの中に入ると自動的に勢いよく高く浮かび上がる。
マップの右上に位置する白い。中にはシャッターで閉ざされた箱があり、イベントでたまに開くことがある。中にはランダムで決まる、同じアイテムが6つ入っている。城のてっぺんには花が一輪咲いている。
廃屋地区
ピンク色の地面の上に、廃屋がたくさんある。通常モードですべて壊すと、クリアチェッカー上でハイドラパーツが1つ手に入る。
「スタジアム」の「デスマッチ5」でもこのエリアが使われる。
空中庭園
島の上空にある足場。高度が高いため、火山のジャンプ台か、飛行能力の高いエアライドマシンを使用しないとたどり着く事ができない。イベントで出現する円盤にたどり着くにはほとんどの場合、ここを経由しないと行けない。アイテム、マシンが置いてあることがまれにある。
グラインドレール
街を周回する形で張り巡らされている。マシンに乗った状態でレールに乗ることで、高速で街を移動できる。各地に駅があり、ビル地区にある「シティワープ」、城にある「キャッスルホール」、火山地区にある「ヒートップ」、平原地区にある「グリーンキャンパス」、四層地区の2階にある「エレクトリックラウンジ」で乗り降りできるが、滑空したときにレールに飛び乗ることもできる。レールに乗った状態でマシンから降りることはできない。単線であり、どちらかの一方通行という訳でもないため、他のプレイヤーやCPUのカービィに正面衝突してしまう場合がある。その他、ヒートップ駅前から火口に突入するレール、火口からビル地区の地下へ繋がるレール、四層地区の入口から2階に直通するレールがあるがそれぞれ一方通行となっている。
海には境界線がありそこより先は通常いけないが、滑空などで上昇すると境界線を越えてさらに向こうまでいける(とはいえ、その向こうにも限界は存在し、そこより先はいけない)。通常のシティトライアルでもいけるが、アイテムもマシンもないのでほとんど意味はない。沖から境界線は見えないが、境界線を越えたら一方通行。また、地上にもそのような箇所が数か所存在する。
ちなみに、火山裏の沖に行くとマップからカービィを表す丸が消えてしまうが、移動すればまた現れる。

アイテム

ステータス変化系(青コンテナ)

その名のとおり、ステータスをアップするアイテム。約5個以上同じアイテムを取ると、パワーアップアイテムと同じ色に点滅していき、そこからどんどんと同じステータスのアイテムを取り重ねると点滅の色も濃くなり、相手や自分が何を一番多く取っているかが一目でわかる。ちなみに、エアライドマシンに乗っているときでないと判別できない。「○○↑」のアイテムは攻撃を受けると排出される。上昇の最高値は18(タイリョクのみ16)。逆にタイリョク以外は、マイナスアイテムによる最低値が14まで設定されている。

カソク↑
加速度アップ。短時間で最高速度に到達できる他、減速もしやすくなる。大量に集めると加速が最高速よりも速くなることもある。
サイコウソク↑
最高速度アップ。平時で維持できる最高速度の限界が上昇。ただし、取りすぎると「デスマッチ」などでは小回りが利かず、不利になる。
センカイ↑
旋回力アップ。曲がりやすくなり、横滑りしにくくなる。加えて空中での上下操作も素早くなる。ただし、取り過ぎると逆に操作が困難になってしまう。
チャージ↑
チャージ力アップ。素早くチャージできるようになり、最大チャージからオーバーヒートに至るまでの猶予も延長される。チャージが遅いマシンでも最大まで取ることでウィリースクーター並のチャージの早さになる。
ヒコウ↑
飛行力アップ。マシンが軽くなって飛行時の上昇力と滑空力が上がるが、防御力・最高速度ダウン。
コウゲキ↑
攻撃力アップ。大量に集めると、ライバルを体当たり一撃で破壊もありうる。
「スタジアム」の「デスマッチ5」でもこのアイテムが出現する。
ボウギョ↑
防御力アップ。マシンが頑丈になるうえ、相手の攻撃で吹っ飛びにくくなる。
「スタジアム」の「デスマッチ5」でもこのアイテムが出現する。
オモサ↑
マシンの重量アップ。落下速度が上がるほか、最高速度・防御力がややアップ。加速度・飛行力ダウン。こちらの体当たりの威力やふっ飛ばし力が上がり、プッシュでの制動力、プッシュアタックの威力も強化される。
タイリョク↑
耐久力ゲージアップ。例外的に最大上昇値が低い代わりに、マイナスアイテムによる上昇値がマイナスにならない。
オール↑
全ステータスがアップ。めったに出ない貴重なアイテムだが、主にイベントが起きた際に出現することがある。
能力ダウン
上記のアイテムを灰色にしたもの。取るとステータスが下がる。なお、タイリョクとオールのダウンは出現しない。
食べ物
取ると耐久力が回復する。回復量はものによってさまざま。

即効系(緑コンテナ)

マッハアタック
攻撃力が一定時間飛躍的にアップする。スピードも少々向上する。
マッハガード
防御力が一定時間飛躍的にアップする。スピードも少々向上する。
マッハスピード
スピードが一定時間大幅に上がる。
キャンディ
一定時間無敵になる。
スーパーチャージ
チャージゲージが常に最大の状態になり、猛スピードで暴走する。廃屋も一発で破壊可能。ヘビースターとハイドラはチャージの手間がなくなるだけで速度が上がる効果はない。チャージのできないワゴンスターやウィングカービィでも効果はある。
この状態で着地ミスをしても、チャージはなくならない。
スピードダウン
スピードが大きく下がる。
チャージカット
チャージが不可能になる。スピード自体も少し下がる。ヘビースターとハイドラに至っては、効果時間中行動不能となる。

攻撃系(緑コンテナ)

センサーボム
Aボタンを押すと、その場に時限爆弾を一個設置する。マシンが近づくか一定時間経過すると、爆発する。自分にも被害を及ぼすので注意が必要。空中で投げると斜め下に投げ落とす。パニックスピンと組み合わせると、どこに飛ぶかが全くわからない。
パニックスピン
一定時間、高速でスピンを続ける。通常のクイックスピンとは違って、威力が非常に高い。ほかのアイテム(クラッカーなど)と組み合わせると強力。
クラッカー
カービィが花火の筒を前方に構え、花火弾を25発まで連射する。バイク系以外のマシンでパニックスピンを取った後にこのアイテムを取ると、スピンをしたまま花火弾を発射するのでどこに発射されるのか予測不可能となり非常に危険である。
ゴルボール
ゴルドーを3個持ち、Aボタンを押すと巨大化したゴルドーを1個ずつ設置する。近づいたマシンに無差別的にダメージを与えるので非常に強力だが、自分にも被害を及ぼす。パニックスピンと組み合わせても常に前方へ投げる。マシンの前方に設置されるので自滅することもしばしばある。設置してあるゴルボールにクイックスピンをしながら突っ込むと回避できる。ゴルドーを持った状態でダメージを受けたり、別の攻撃アイテムやコピーパネルを取ったりした場合、持っていたゴルドーは巨大化せずその場に置かれる。その場合でも触れるとダメージを受ける。

パーツ・コピー能力系(赤コンテナ)

ドラグーンパーツ
機首、胴体、虹色の羽の3つに分解されたドラグーンのパーツ。3つ集めるとドラグーンが完成する。
ハイドラパーツ
本体、右エンジン、左エンジンの3つに分解されたハイドラのパーツ。3つ集めるとハイドラが完成する。
コピーパネル
コピー能力の絵が描かれたパネル。触れるとコピーできる。

イベント

シティトライアルではオプションでイベント出現をオンにすることで、街にさまざまなイベントが発生する。また、そのときに合わせて空模様も変わる。

スタジアム予言
抽象的にスタジアム内容のが予言される。どのスタジアムで戦うことになるかをある程度予測することが可能。ただし、予言が外れることもあるためあてにならない。文字表示のみではあるが、イベントとしてカウントされている。
怪鳥“ダイナブレイド”出現! アタマをねらえ!
空模様がほんの少し赤みを帯びた黒色になった後、ダイナブレイドが出現する。ダイナブレイドは特定の場所に着地後、動かずにその場で待機する。ビルの屋上などから滑空して頭部に体当たりするか、攻撃アイテムやコピー能力を頭にヒットさせればアイテムを落とす。逆に体に触れてしまうとダメージを受ける。一定時間が経過するか最大3回ダメージを与えると上空に飛んで撤退していき、オール↑などのアイテムを残して行く。また、途中でダイナブレイドが去った後にもアイテムを残す。
着地地点にいると踏まれてダメージとなってしまうが、クリアチェッカーの一つにこれをしなければならないものがある。
DANGER! DANGER! “メテオ”が落ちてきた!
空模様が瞬時に赤褐色になったあと、炎をまとった巨大な隕石が街に数個落下してくる。隕石は落下後に大爆発し、爆風に巻き込まれると大ダメージを受ける。しかし、爆発後は必ずステータス変化系アイテムを残す。比較的大きい隕石(落下速度は遅め)と小さい隕石(落下速度は速め)がある。隕石はクラッカーなどの飛び道具や、ドラグーンなど空戦能力の高いマシンの体当たりで破壊することも可能。また、爆風により木や廃屋が全壊することがある。なお、地下にいても爆風に巻き込まれる可能性があるため安全ではないが、空中庭園に向かって降ってくることは無いため、空中庭園に留まればほぼ安全である。
隕石のパターンは次の3通りのいずれかとなっている。
  • 比較的大きめの隕石が4個落下し、最後に大きい隕石が1つ落下する。
  • 比較的大きめの隕石が5個落下。少々多めだが、最後の大きい隕石は来ない。
  • 速く降ってくる小さい隕石が35個落下し、最後に特大の隕石が1つ落下する。めったに発生しない。
街に正体不明の巨岩が出現! 破壊せよ!
空模様が白っぽい灰色になったあと、街のどこかに紫色の巨大な岩石が一個出現する。攻撃を加えると徐々にひびが増えていき、破壊するとアイテムを14個残す。破壊した岩から極まれにオール↑が出ることがある。
駅が激しく燃えている! 火事だ!!
空模様が赤くなったあと、すべてのグラインドレールの駅が火事になる。その間炎に近づくと、ダメージを受ける。アイテムなどの出現は一切なく、得することが一切ないイベント。レールに乗っている時にもこのイベントが発生することがあるため注意が必要。
エアライドマシンのチャージタンクが暴走した!
スーパーチャージを取ったときと同じ状態が全員同時に起こる。
チャージの手間が省けるほかはヘビースターとハイドラには効果がない。また、この状態はチャージカットを取っても止まらない。なお、空模様は変わらない。朝の場合は、かなり薄く紫がかったような空模様になる。
コンテナの中身がかたよった! 同じアイテムしか出ない!
空模様が薄く青くなったあと(通常よりは濃い)、青・緑・赤のどのコンテナを破壊しても、同じアイテムしか出現しなくなる。その間は、各コンテナが横方向に回転する(伝説のエアライドマシンのパーツが入っている場合を除く)。
アイテムを盗んだ“タック”が逃走! どこかに隠れているぞ!
空模様が黒くなったあと、街のどこかにタックが出現する。タックは普段はウロウロしているがカービィを目撃するとアイテムを落としながら逃げ出し、攻撃するとアイテムを数個奪うことが出来る。オール↑が出ることもある。倒すことは出来ず、一定時間経つか、ある程度攻撃すると空へと飛んでいき退却する。なお、攻撃力を上げた状態で攻撃すると1度の攻撃だけで退却してしまう。
回復エリアが、街のどこかに出現した!
街のどこかに円形の回復エリアが4つ出現する。エリア内に入れば耐久力ゲージを回復できるが、使用を続けると徐々に白から黒に変色していき、最終的に消滅してしまう。1つでも消滅させる(使い切る)と、クリアチェッカーが埋まる。一度出現すれば、シティトライアルの時間切れまで存在し続ける。
街の灯台に、あかりがともった!
空模様が黒くなったあと、街の南東にある灯台から光が2本回転しながら放射される。光に当たると耐久力が回復する。回復エリアと違って使用は無限だが、光の動きに合わせてマシンを移動させる必要がある。それ以外に利点はないため、乗っているエアライドマシンがダメージを受けていない限りは大きなメリットは無いイベント。
城のシャッターがひらいた! アイテムゲットのチャンス!
街の北東にある城のシャッターが開放される。中には同じアイテムが6個置いてある。CPも取りにかかるので、早めに回収しなければならない。オールが出ることもある。
イベント時のサイレンが鳴らず、突然報告してくるので注意が必要。また、現れたアイテムは時間がくると順番に消滅してしまう。
アイテムがやわらかくなったようです。 はずんでいます。
夕方のような空模様になり、アイテムがすべて消滅した後、現れたアイテムや各コンテナがしばらくバウンドする(伝説のエアライドマシンのパーツは入っているコンテナはバウンドしない)。コンテナを破壊した中身のアイテムもバウンドする。アイテム入手やコンテナ破壊がしたければ、バウンドが終わるまで待機するか、着地と同時にマシンを突っ込ませる必要がある。バウンド中やバウンドしなくなったにかかわらず、パワーアップアイテムを取ると歓声が上がる。このイベント中にオール↑が出ていることがある。
エアライドマシンの編隊が接近中!
マシン5機が編隊を組み、街の上空を直線的に横断していく。カービィのみの状態で編隊の真下を通るとマシンを入手できる。攻撃を加えると、吹っ飛ばされてから地面に落下する。また、編隊のマシンに直接乗ることも可能。まれに伝説のマシンが混ざっていることもある。ある程度の距離を移動すると、超高速で離脱してしまう。空模様は変わらない。また、昼以外のときは起こりにくい。
街が深い霧につつまれた…!
街に濃霧が発生する。非常に視界が悪くなり、アイテムやコンテナなどにもかなり接近しないとわからないほどである。しかし、地下道などは見えやすい。何の得もないスカイベントの一つ。
パワーアップにニセモノアイテムがまざった! 要注意!
空模様が昼と夕方の中間の色になったあと、すべてのアイテムが消えて、ステータス変化系アイテムに酷似したニセモノアイテムが出現する(ただし、よく見れば判別可能)。間違って入手するとダメージを受け、眠り状態などになる場合がある。しかし、クイックスピンをしながらニセモノアイテムを取ると効果音は鳴るがダメージを受けず、アイテムも落とさない。イベント中に本物を入手すると、歓声が上がる。イベント終了後もしばらくはニセモノアイテムが残るので注意が必要。判別の仕方は以下のとおり。
  • カソク - 真ん中のピンクの矢印部分が少々右に傾いている
  • サイコウソク - 尾の部分が開き型形になっている(たこさんウィンナーに類似している)
  • センカイ - 矢印の先端部分がなく、まるでCの字(ランドルト環に類似している)
  • チャージ - 中にある黒の部分が少ない(携帯電話のバッテリー表記で例えると、本物が残量2、ニセモノが残量1)
  • ヒコウ - 染みがいくつか入っている(色が近いため、遠くからでは判別しにくい)
  • オモサ - 全体的に長方形で形、また光沢を表す白い部分がない
  • コウゲキ - 上下の角が丸みを帯びている
  • ボウギョ - 真ん中の□がない
パワーダウンは偽物が存在しない。
また、タイリョクとオールにはニセモノが存在しない。
上空にナゾの超巨大飛行物体が接近中!
空模様が青くなったあと(コンテナ偏りのときより濃い)、街の上空を巨大な円盤が横断していく。円盤の上には、ステータス変化系アイテムがあり、中央には必ずオール↑が配置されている。
入手するには空中庭園(火山の中からの移動可能)、四層地区の4Fなどを利用する必要があるが、空中庭園よりは位置が低いため、飛行能力が高いマシンでは滑空で直接乗れることがある。発生確率が低く、最もレアなイベント。

スタジアム

エアグライダー
助走をつけて飛び、飛行距離を競う。チャンスは1回。ちなみに限界が存在し、そこまで飛ぶと見えない壁に阻まれる。
ゼロヨンアタック
ダッシュパネルやコピールーレットなどの仕掛けが施された一直線のコースを走り、速さを競う。全4種類。
バトルロイヤル
コピー能力などを駆使して、無限に出現する敵キャラを倒した数を競う。制限時間は60秒。チャンスは1回、全2種類。1は牧場のようなステージ、2は広大なお城のステージとなっている。
ポイントストライク
助走をつけて遠くにある的めがけて飛び、当たった点数で競う。チャンスは2回で、合計点が多い者が勝ち。的になっているパネルは最初に当たったプレイヤーが得点を獲得でき、それ以降に同じ場所に当たったプレイヤーは0点扱いになる。パネルには、100,50,30,10点があり、パネルまでの地面には5~40点が配置されている。90点、200点を取るとクリアチェッカーが埋まる。
ハイジャンプ
助走をつけて台から飛び、その高さを競う。チャンスは2回で、一番高く飛んだ者が勝ち。
デスマッチ
プレイヤー同士で、コピー能力やアイテムを駆使して戦い、ほかのプレイヤーを倒した数が多い者が勝ち。体力が0になっても、何度も復活できる。制限時間は90秒。全5種類。そのうち、4と5はシティトライアルの街を使う。どれも地形だけでなく、出現するアイテムに違いや偏りがある。
シングルレース
ランダムで選ばれた全9種類(ギャラックスを含む)の「エアライド」のコースで1周のみのレースを行う。
VSデデデ
プレイヤー全員で協力し、エアライドモードより遥かに巨大なデデデ大王を倒す(ただし、同士討ちがある)。デデデ大王はスピードが早く、前方にいるプレイヤーに対しては巨大ハンマーで攻撃してくる。ハンマーの威力は非常に高く、耐久力の低いマシンなら一撃で破壊されてしまう。その上攻撃範囲も広いのでデデデの前方にいるときに回避するのは困難。しかも耐久力は参加する人数の耐久力をすべて合わせた数値に比例するため、極めて高い。制限時間は90秒で、それまでに倒せないと全員リタイアとなる。
ステータスを強化しすぎると、デデデ大王にほとんどダメージを与えることができなくなってしまうことがある。場合によっては、弱体化していたほうが有利なこともある。
60秒以内にクリアするとドライブモードでデデデ大王が使えるようになる。

ドライブ

ドライブでは、エアライドマシンを選択し、街(シティ)を自由に走ることができる(制限時間なし)。ドライブ限定のエアライドマシン・キャラクターとして、フライトワープスター、メタナイト、デデデ大王(エアライドと同じサイズ)が使用できるが、メタナイトとデデデ大王は耐久力が0になると「エアライド」でのリタイアと同様動けなくなる。そのほかの破壊されたマシンは「地下」エリアに復活する。

LAN対戦

本作は、ゲームキューブ本体を最大4台までつないで、一人一台のテレビで遊ぶことができる。ただし、その際は人数分のテレビ・GC・LANケーブルが必要となる。

米国版について

単にゲーム内の文字が全て英語になっているだけでなく、追加・一部テロップの表記の変更など様々な微調整が行われている。以下に変更点を列挙する。

  • 時間表示が「○○'××"△△」から「○○:××:△△」に変更されている。(「○○」には分、「××」には秒、「△△」には1/100秒の位が入る)
  • クリアチェッカー画面で、達成したクリアチェッカーの数の表示が追加されている。
  • コース名が日本版の英字表記と異なっている。
モード日本版
(右の欄は英字表記)
米国版
エアライドプランテスPlantesFantasy Meadows
ヴァレリオンVallerionCelestial Valley
サンドーラSandoolaSky Sands
コルダColdaFrozen Hillside
マグヒートMagheatMagma Flows
アイルーンAiroonBeanstalk Park
スチールオーガンSteelorganMachine Passage
チェックナイトCheckknightChecker Knights
ギャラックスGalaxNebula Belt
ウエライドウエライドUerideTopride
KusaGrass
SunaSand
SoraSky
HonohFire
HikariLight
MizuWater
TetsuMetal
  • シティトライアルでエンディングが1つ追加されている。

余談

  • モード「ウエライド」のみハル研究所の本社・東京開発センターが開発を担当している。その他のモードは山梨開発センターで開発されている[7]
  • 当初桜井は監修という立場から本作に関与していたが、開発の遅れから急遽ディレクターに就任、急ピッチで作業を進めた[7]
  • のちに桜井が手がけた『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、クリアチェッカーのシステムや隠しBGMの存在、メニュー画面のデザインなど本作の影響が見受けられる。
  • ハル研究所の公式HPで今作のアイディアやラフスケッチなどを見ることができる。
  • ファンからは新作やリメイクが待ち望まれているタイトルであり[8][9][10]Nintendo Directの配信時や他作品の新作発表時などに本タイトルもSNSのトレンドにあがってしまうことが度々ある[11][12][13]

脚注

外部リンク

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