スヨン (少女時代)

少女時代のメンバーとして活動する歌手・俳優

チェ・スヨン: 최 수영: Choi Soo Young漢字: 崔 秀榮[1])、1990年2月10日 - )は、韓国女優であり、アイドルグループ・少女時代のメンバー。身長172cm、血液型O型。本貫は全州崔氏[2]

チェ・スヨン
基本情報
出生名최 수영(チェ・スヨン[1]
生誕 (1990-02-10) 1990年2月10日(34歳)
出身地大韓民国の旗 大韓民国ソウル特別市チョンダムドン
学歴中央大学校演劇映画学部 卒業
ジャンルK-POP
職業歌手女優MCDJ
活動期間2001年2007年 - 現在
レーベルSMエンタテインメント
事務所SMエンタテインメント(2007年 - 2017年10月)
エコ・グローバルグループ(2017年 - 2019年)
サラムエンターテインメント朝鮮語版(2019年 - )
公式サイト少女時代(Girls' Generation) 公式HP
少女時代(Girls' Generation) 日本公式HP
少女時代当時のスヨン(2015年)

来歴

  • 2001年、テレビ東京系の番組『ASAYAN』内の企画「日韓ウルトラアイドルデュオオーディション」に参加。日本人応募者8,698人、韓国人応募者7,194人の中から勝ち残り、2002年から2003年まで河村隆一のプロデュースでアイドルデュオ「route0(ルート・ヨン)」として日本で活動した。
  • route0としての活動が終了した後、韓国の芸能事務所SMエンタテインメントの練習生となる。
  • 2005年から2006年にかけて、Mnet『Hello Chat』でMCを務める[3]
  • 2007年8月、「少女時代」のメンバーとしてデビュー。
  • 2007年、KBSのドラマ『止められない結婚』に出演。
  • 2009年2月、貞信女子高等学校を卒業、3月、中央大学校の演劇映画学部に入学[4]。国内外の活動の為に休学し、2013年に復学する。
  • 2009年5月から、キム・ジェドン、オ・サンジンとともにMBCのクイズ番組『幻想の相棒』のMCを務める[5]
  • 2011年8月、交通事故で骨盤中央の仙骨を骨折し、1週間ほど入院した[6]
  • 2012年6月から、SBS『テレビ芸能』のMCを務める[7]
  • 2012年9月から11月にかけて、tvNのドラマ『第3病院 〜恋のカルテ〜』にウィジン役で出演[8]
  • 2013年5月から、tvNのドラマ『恋愛操作団: シラノ』に出演[9]
  • 2014年、MBCのドラマ『私の人生の春の日』のOST「風花」の歌声が綺麗だと評価される[10]
  • 2016年2月15日、中央大学の演劇映画学科を卒業[11]
  • 2016年、OCNのドラマ『元カレは天才詐欺師 〜38師機動隊〜』に、ソ・イングクマ・ドンソクらとともに出演[12]
  • 2017年11月、エコ・グローバルグループに事務所移籍した事が報じられる[13]
  • 2019年5月、サラムエンターテインメントに事務所移籍した事が報じられる[14]

人物・エピソード

・趣味は映画観賞、DVD集め、お散歩、カメラ撮影、ダンス、歌うこと。特技はダンス、写真撮影、ネイル、メイク。

  • 少女時代としてデビューした当時のキャッチフレーズは「食べる事が大好きな明朗姫です」。
  • 少女時代メンバーの中で最も背が高く、「少女時代の身長担当のスヨンです」と自己紹介することもある。身長の低いテヨンサニーをからかうこともあるが、バラエティ番組『親友ノート』(邦題)では「私だって男の人の胸の中におさまる女の子になりたい」と悩みを明かした。
  • 過去に日本で活動した経験があるため、少女時代のメンバーの中では最も日本語が上手く、通訳者を介さずに日本語で会話ができる。ティファニーはスヨンの影響で日本文化に興味を持つようになったと公言している。
  • よく食べるのに太らない体質の持ち主。1人で焼肉店に行き数人前をペロリと食べるほどの大食いで、メンバーから「食神」と呼ばれている。
  • ダンスと英語が特技になりたく、学生時代は映画研究同好会、茶華道部、水泳部に所属するなど色々と活動した。走る事は苦手である。
  • 芸歴が長いためインタビューなどでもしっかりとした受け答えをする。また口達者・芸達者で、韓国のバラエティ番組ではよくジョークやモノマネを披露している。外国人からのインタビューの際、好きなタイプの男性の話題となり、「肌が自分より白い人よりも黒目の人が好き」を表現しようと「I like a black man(Will Smith)」と片言の英語で返答したことがスヨンが話した最初の英単語として有名になった[15]
  • 彼女はクリスチャンであることを公言しており、毎日寝る前にはお祈りをかかさないという[16]。好きな言葉は「What Would Jesus Do...? (イエス様だったらどうするだろう?) 」[17]
  • スヨンは1990年2月の早生まれなので、テヨンたちと同学年、ユナより1つ上の学年となるが、日本での活動のために1年休学したため、ユナと同じ年に高校を卒業している[18]
  • ある番組で京畿道広州市にあるスヨンの実家が公開されたが、広い庭やプールの付いた大邸宅だったためスヨンの家は金持ちだと話題となった。スヨンはこの噂について「父でなく祖父が金持ちだ。番組の撮影のときは2軒を移って回ったが、編集のせいで広い邸宅のように見えた」と説明した[19]
  • スヨンの父親は視力を失う難病、網膜色素変性症を患い、視覚障害の研究・支援団体である「失明退治運動本部」の会長を務めている。2012年には少女時代がこの団体の広報大使を務めることとなった[20]。またスヨンの姉はミュージカル女優のチェ・スジン[21]
  • route0として日本で活動していた時には1人で日韓の間を移動することが多く、小学生が1人で何度も渡航している事を怪しまれて空港で取り調べを受けたこともある。当時は移動のために地下鉄を利用しており、少女時代として日本でデビューした後に「空港に専用車が迎えてくれることは当たり前のことでなく、感謝している」と語った。2011年の『京郷新聞』に掲載されたインタビューでは、「当時、日本で有名な音楽番組『ミュージックステーション』に出演したくて事務所にお願いしたことがあったが、相手にされませんでした。それが、ついにその番組にも出演できたんです。本当に夢みたいでした。初めて出演したとき、他のメンバーはいつもと変わらない様子でしたけれども、私は陰でこっそりうれし泣きしたんですよ」と語った[22]
  • ASAYAN』の司会だったナインティナインとは、2011年6月に国立代々木競技場第一体育館で開催された少女時代のライブで再会した。ニッポン放送ナインティナインのオールナイトニッポン』(2011年6月30日深夜)によると、スヨンはステージ上から岡村隆史へ近づき、「お久しぶりです」と挨拶をしたという。ナイナイの2人は「ちっちゃかったのにねえ」とASAYAN当時を懐かしみ、岡村は「あんなに近かったのに、今は遠い」と語った。
  • 難病ルー・ゲーリック病と闘う元プロバスケットボール選手パク・スンイルが自身のファンであることを知り、定期的に彼の入院する病院を訪れている[23]
  • 『親友ノート』にて、テヨンから「寝ている時に、いびき、寝言があり、寝相が悪く片足をテヨンの体に乗せて寝る」と指摘され、本人も認めた。
  • 2011年2月10日のSBS『一夜のTV演芸』にて、「化粧品のCMで美しいふりをするのはぎこちなくないか」との質問に、スヨンは「そうでもない。少女時代のメンバーに会う前までは、自分が一番美しいと思って生きてきた」「でもメンバーに会った後は、私は美しくないと考えるようになった。」と答えて笑いを誘った[24]
  • スヨンの顔つきから、ベトナム系だという噂が流れたことがあるが、本人は否定している[25]
  • 少女時代の韓国3rdアルバム『The Boys』に収録されている「春の日(How Great Is Your Love)」の作詞はスヨンによるもの。また韓国4thアルバム『I Got a Boy』では2つの曲の作詞に参加した。
  • 彼女は舞台で曲を披露する前に、舞台裏で舞台が成功するようにお祈りをしている。
  • 2013年の1月頃から俳優のチョン・ギョンホとの交際が報道されたが、当時は双方ともに否定していた[26]。スヨンは「当時は付き合いはじめで、公開する段階でもないと考えていた」と心境を明かしている[27]
  • 2015年2月12日、高級ブランドCOACHの2015 Fallコレクションに韓国代表として参加する[28][29]

ディスコグラフィ

作詞

  • 「春の日(How Great Is Your Love)」 - アルバム『The Boys』収録
  • 「Baby Maybe」(ユリソヒョンと共同)、「XYZ」(ユリと共同) - アルバム『I Got a Boy』収録
  • 「Seventeen」(ティファニーと共同)、「Villain」 - アルバム『FOREVER 1』収録

オリジナルサウンドトラック

  • 「風花」 - MBCドラマ『私の人生の春の日』[30]

出演

ドラマ

映画

バラエティ

  • ハッピートゥゲザー3(2011年、KBS)[58]
  • チャレンジ1000曲(2013年、SBS)[59]
  • ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~(2014年、SBS)[60]
  • 1対100(2014年、KBS 2TV)[61]
  • 今日何食べる?(2015年、O’live)[62]
  • キム・ジェドンのTALK TO YOU(2015年、JTBC)[63]
  • スーパーマンが帰って来た(2015年、KBS 2TV)[64]
  • ゴールデンタンバリン(2016年、Mnet)[65]
  • 一食ください(2017年、JTBC)[66]
  • #人生メニュー、いただきます(2017年、JTBC)[67]
  • 隠密に偉大に(2017年、MBC)[68]
  • SNL KOREAシーズン9(2017年、tvN)[69]
  • 現場トークショー TAXI(2017年、tvN)[70]
  • 魅力TV(2017年、OnStyle)[71]
  • 90年生まれチェ・スヨン(2018年、dingo)[72]
  • 知ってるお兄さん(2020年、JTBC)[73]
  • STREET WOMAN FIGHTER(2021年、Mnet)[74]

ラジオ

  • ソンミン&スヨンの天方地軸ラジオ(2007年 - 2008年、衛星DMB)- DJ
  • 2時のデート パク・キョンリムです(2014年、MBCFM4U)[75]
  • パク・ソヒョンのラブゲーム(2014年、SBSパワーFM)- スペシャルDJ[76]
  • チョン・ウンジの歌謡広場(KBSクールFM)[77]

MC

  • Hello Chat(2008年、Mnet)
  • 幻想の相棒(2009年、MBC)
  • 幻想の相棒 シーズン2(2009年、MBC)
  • BSテレビ芸能(2012年 - 2014年、SBS)[78][79]
  • SBS芸能大賞(2012年12月30日、SBS)[80]
  • 第17回富川国際ファンタスティック映画祭(2013年)[81][82]
  • 2013今年の女性映画人賞(2013年)[83]
  • ミスコリア選抜大会(2014年)[84][85]
  • MBC演技大賞(2014年)[86][87]
  • 2015 KOREA DRAMA AWARDS(2015年)[88][89]
  • SBS IN(2017年、SBS)[90]
  • ソウルドラマアワード(2018年)[91][92]
  • K-WORLD FESTA(2019年)[93][94]
  • 第7回アジア・スター・アワード(2019年)[95][96]
  • 第30回ソウル歌謡大賞(2021年)[97]

広告

  • DOUBLE・M(2013年)[98]
  • DOUBLE・M(2014年)[99]
  • LLang(2015年)[100]
  • XT5(2018年)[101]
  • VIEU(2018年)[102]
  • FILA Underwear(2020年)[103]

広報大使

  • 汎国民障がい認識改善キャンペーン(2017年)
  • 第8回ソウルバリアフリー映画祭(2018年)[104]
  • 詩人おばあちゃん(2019年)[105]
  • 第20回カチボム映画祭(2019年)[106]

イベント

単独ファンミーティング

  • スヨン写真館(2018年)[107]
  • CHOI SOO YOUNG 1st FAN MEETING IN BANGKOK(2018年)[108]

展示会

  • Made in #チェ・スヨン<この星が輝く>(2018年)[109]

雑誌

  • 「InStyle」2012年4月号[110]
  • 「OhBoy!」2012年6月号[111]
  • 「HIGH CUT」2012年6月号[112]
  • 「@star1」2012年7月号[113]
  • 「Singles」2012年9月号[114]
  • 「1st Look」2012年10月号[115]
  • 「BAZAAR」2013年1月号[116]
  • 「THE STAR」2013年創刊号[117]
  • 「HIGH CUT」101号(2013年)[118]
  • 「COSMOPOLITAN」2013年9月号[119]
  • 「ELLE」2013年9月号[120]
  • 「InStyle」2014年3月号[121]
  • 「CeCi」2014年11月号[122]
  • 「CeCi」2015年2月号[123]
  • 「NYLON」2015年2月号[124]
  • 「COSMOPOLITAN」2015年3月号[125]
  • 「ELLE」2015年11月号[126]
  • 「HIGH CUT」172号(2016年)[127]
  • 「GRAZIA」6月第1号(2016年)[128]
  • 「allure KOREA」2016年6月号[129]
  • 「MAPS」2016年8月号[130]
  • 「VOGUE KOREA」2016年9月号[131]
  • 「marie claire」2016年10月号[132]
  • 「GRAZIA」2016年11月号[133]
  • 「COSMOPOLITAN」2016年12月号[134]
  • 「InStyle」2017年3月号[135]
  • 「COSMOPOLITAN」2017年6月号[136]
  • 「VOGUE KOREA」2017年9月号[137]
  • 「GRAZIA」2017年11月号[138]
  • 「ELLE」2017年11月号[139]
  • 「1st LOOK」2018年2月号[140]
  • 「marie claire」2018年11月号[141]
  • 「GQ KOREA」2019年2月号[142]
  • 「marie claire」2019年5月号[143]
  • 「Singles」2019年7月号[144]
  • 「GRAZIA」2019年9月号[145]
  • 「1st Look」2019年12月号[146]
  • 「allure」2020年12月号[147]
  • 「NUYOU」2021年3月号[148]

賞とノミネート

受賞

  • 2013年「第6回スタイルアイコンアワーズ ベストK-スター賞」[149]
  • 2013年「SBS芸能大賞 MC部門新人賞」(『SBSテレビ芸能』) [150]
  • 2014年「MBC演技大賞 優秀女優賞」(『私の人生の春の日』)[151]
  • 2015年「第8回コリアドラマアワード 優秀女優賞」
  • 2019年「第15回 堤川国際音楽映画祭 今年の発見賞」(『デッドエンドの思い出』)[152]

ノミネート

  • 2013年「第6回コリアドラマアワード 新人女優賞」(『恋愛操作団: シラノ』)
  • 2014年「MBC演技大賞 ベストカップル賞 with カム・ウソン 」(『私の人生の春の日』)[153]
  • 2017年「MBC演技大賞 最優秀女優賞」
  • 2019年「第40回青龍映画賞 新人女優賞」[154]

参考文献

  • 『少女時代見聞録』少女時代研究会編、蒼竜社、2010年
  • 『最高K-POP GIRLS vol.2』オークラ出版、2011年
  • 『少女時代&KARAの秘密』木越優著、サニー出版、2011年

出典・脚注

関連項目

外部リンク