セリエA (野球)

セリエA(セリエ・アー, Serie A)は、1948年に設立されたイタリアおよびサンマリノ野球トップリーグである。イタリア野球ソフトボール連盟(FIBS)により運営され、30チームが参加している。下部リーグにセリエBセリエCがあり、リーグ間で昇降格制度が設けられている。

セリエA
競技野球
開始年1948年
参加チーム30
イタリアの旗 イタリア
サンマリノの旗 サンマリノ
前回優勝フォルティトゥード・ボローニャ(2023)

概要

2010年から2017年にかけては、メジャーリーグベースボール(MLB)の資金提供を受けて新たに発足したイタリアンベースボールリーグ(IBL)が最高峰のプロ野球リーグに位置づけられたことにより、2部相当のリーグとして運営されていた。2018年以降は、IBLの廃止によって再び国内トップリーグとなった。2021年以降は、1991年から導入された2部制(セリエA1セリエA2)を廃したことで再びセリエAと呼ばれるようになっている。2部制の廃止に伴って参加チーム数が増加し、2021年シーズンは32チーム、2022年シーズン以降は30チームが参加している。ヨーロッパにおいてはオランダホーフトクラッセと並んで最もレベルの高い野球リーグであり、2023年現在では優勝チームが欧州チャンピオンズカップの出場権を得る。

歴史

イタリアで行われた最初の野球の試合は1884年1月、トスカーナ州の港町リヴォルノに停泊していた米国海軍の2隻の軍艦の水兵たちによるものだったと伝えられている[1]。その後、1889年にはアルバート・スポルディングが主催した「ワールドツアー」の一環として、スポルディングが会長を務めていたシカゴ・ホワイトストッキングスと他球団の選手の混合チームであるオール・アメリカとの間での試合がナポリで開催されたが[1]、これらはいずれもイタリア人によってプレーされた試合ではなかった。以降、MLBの選手たちによる試合は何度か実施されたものの、本格的な普及には至らなかった。

1919年トリノ出身で米国在住だったマックス・オットは、帰郷にあたってイタリアで野球を広めようと考えていた。オットは、同じく米国での居住経験があった大学教授グイド・グラツィアーニと協力して2チームを編成し、1920年にはローマで試合を行った[2]。これを機に大学を中心として野球への関心が高まり、1931年には40人の学生がルールを学ぶために渡米している[1]。しかし、1935年ムッソリーニ政権が国民に対してスポーツまたは軍事教練を義務づけた際に野球が実施リストに含まれなかったことにより、イタリアにおける野球は再び下火になってしまった。

戦後、米国に移住していたオットは再びイタリアへ帰国し、1948年3月12日にレーガ・イタリアーナ・ベースボールを創設[2]ミラノを本拠地とする5チームと、ボローニャを本拠地とする1チームが参加した[3]。6月27日にはミラノを本拠地とするヤンキースリベルタス・ボローニャとの間で初の公式戦が実施され、ミラノのスタディオ・コムナーレ・ジュリアーティで開催された試合には2,000人を超える観客が集まり商業的にも成功を収めた[1]。イタリアにおける野球リーグの歴史的な最初のシーズンは、ボローニャが優勝を果たした。翌1949年には、グラツィアーニが設立した別のリーグ「フェデラツィオーネ」と合併し、ローマ、フィレンツェモデナなどの都市を本拠地とするチームも加わった[3]。そして1950年には現在のFIBSの前身となる統括組織が発足し、イタリア野球発展の道筋が整えられた[1]

1950年代から1960年代前半にかけては8〜12チームが参加し、18週にわたって週1試合を実施する形式でリーグ戦が行われた。1970年代までには各チームが年間30試合ほどを、そして1980年代には各チームが週3試合を実施し年間50〜60試合を戦うようになった[3]1963年にヨーロッパ各国リーグの優勝チームによって競われる欧州チャンピオンズカップが開始されると、1969年から1999年までの31年間に25回優勝するなど、セリエAのクラブチームは圧倒的な成績を残した[1]。中でも、パルマ・ベースボールクラブは歴代最多となる15回の優勝を誇っている。

1960年代以降は強豪国である米国やキューバなどから指導者や選手などの人材を招聘することで、国際試合などにおいてヨーロッパ野球界をリードする存在になったが、国際野球連盟(IBAF)によって1997年から国際試合へのプロ選手の参加が認められるようになると状況は一変。他国と比べて実力的に劣るようになり、ヨーロッパではMLB等へ積極的に選手を送り込んでいたオランダの後塵を拝するような状態になってしまった。また、国際ルールが変更され、金属バット使用から木製バット使用に変更された際に若年層の適応が遅れたことも、弱体化を招いてしまった要因と言われている。2003年の第35回IBAFワールドカップには平均年齢24.8歳という若年層主体で挑んだが、欧州予選リーグで全7か国中6位という結果に終わった。こうした状況を踏まえ、セリエAの各チームが外国人選手の積極的な獲得に乗り出すようになり日本人選手の獲得も相次いだほか、2004年アテネ五輪において長嶋茂雄監督率いる野球日本代表がイタリアをキャンプ地とした際には、セリエA選抜チームとの練習試合を行っている。

さらなる強化を模索していたイタリア球界にとっての転機は、2006年に創設されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)であった。マイク・ピアッツァらMLB所属のイタリア系アメリカ人選手がイタリア代表チームに名を連ねたことを契機に、MLBとの連携が強化されたのである[2]2007年には、FIBSがMLBの支援のもとで国内リーグのプロ化・フランチャイズ化を目指す方針を示し、セリエAはイタリアンベースボールリーグと名称を改められた。プロリーグ化は、実際には2010年シーズンから実施され、8チームが新たに発足したイタリアンベースボールリーグ(IBL)へ移行したことにより、セリエAはアマチュアリーグの最上位カテゴリとして存続するIBLの下部組織となった。このような強化の取り組みによってイタリア野球は確実に力をつけ、2010年第17回IBAFインターコンチネンタルカップでは、二軍選手主体とはいえオールプロで挑んだ日本に3-0で完封勝ちをするなど、IBAFが主催する年齢制限のない国際大会においては過去最高となる3位に入った。

プロ化を目指し試合数の増加や全選手への報酬の支給、入場料の徴収の義務化といった厳しい規定を設けたIBLだったが、資金面の問題からリーグを脱退する球団が相次ぎ、セミプロリーグだった旧セリエAとほとんど変わらない実態となっていた[4]2017年、ついにFIBSは国内リーグの最上位カテゴリをセリエA1に戻すことを決定した。旧名称に戻って最初のシーズンとなった2018年は8チームが参加し、ウニポルサイ・ボローニャパルマクリマを下して優勝を果たした。2019年も8チームが参加予定であったがリミニ・ベースボールクラブが参加を取りやめたため7チームで実施され、2020年は10チームに拡大予定であったが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う日程変更の影響もあって4チームが出場を取りやめたことから6チームで実施された。

2021年1月、FIBSは1991年から導入されていたセリエAの2部制を廃止し、32チームが4チームずつ8組に分かれて戦う新たなフォーマットの導入を発表した[5]2022年は、参加予定だった2チームが辞退したことで30チームによるリーグ戦が実施された。2023年も同様に30チームが参加したが、1次フェーズのグループ数が4から5に変更された。

試合方式

2023年

セリエAの2023年シーズンには30チームが参加した。シーズンは1次フェーズ2次フェーズプレーオフ(準々決勝、準決勝、イタリアンベースボールシリーズ)で構成される。前年からの変更点として、1次フェーズでは30チームが6チームずつ5グループに分かれ、各チームが10試合を戦うようになった。2次フェーズでは、1次フェーズの各組上位2チーム(計10チーム)がチーム団ずつ2グループからなるプーレ・スクデット(決勝リーグ)、それ以外のチームが5チームずつ4グループからなるプーレ・サルヴェッツァ(救済リーグ)に振り分けられる[6]

プーレ・スクデットは各チームと6試合ずつ対戦する24試合制で実施され、各グループ上位4チームがプレーオフに進出する。準々決勝は5試合制(3戦先取)、準決勝は7試合制(4戦先取)で行われ、準決勝の勝者どうしが7試合制(4戦先取)のイタリアンベースボールシリーズで優勝をかけて対戦する。

プーレ・サルヴェッツァは各チームと4回ずつ対戦する16試合制で実施され、各グループで最下位となったチームがセリエBに降格。各グループで1位となったチームは、プレーオフ準々決勝で敗退した4チームと入れ替わって翌年の1次フェーズのグループ分けにおいてシード権を獲得する。

2022年

セリエAの2022年シーズンには30チームが参加した。シーズンは1次フェーズ、2次フェーズ、プレイアウト(降格チーム決定戦)、準決勝、決勝(イタリアンベースボールシリーズ)で構成される。1次フェーズでは30チームが6〜8チームからなる4グループに分かれ、各チームが10〜14試合を戦う。2次フェーズでは、1次フェーズの各組上位2チームがプーレ・スクデット、それ以外の球団がプーレ・サルヴェッツァに振り分けられる[7]

プーレ・スクデットでは4チームずつ2グループに分かれて各チームが30試合(同組のチームとは各6試合、もう一方の組のチームとは各3試合)を戦い、各組上位2チームが準決勝に進出する。準決勝は7試合制(4戦先取)で行われ、勝者が7試合制(4戦先取)で年間優勝を争うイタリアンベースボールシリーズに進出する。一方、プーレ・サルヴェッツァでは5〜6チームずつ4グループに分かれて各チームが16〜20試合を戦い、各組最下位がプレイアウトに進む。プレイアウトでは2チームずつが5試合制(3戦先取)で戦い、敗れた2チームがセリエBへ降格する。

2009年以前

セリエA1は8チームによる1リーグ方式が取られていた。ホームとロードの3連戦、6回総当たりの計54試合によってリーグ戦が争われた。リーグ戦の上位4チームがプレーオフに進出。さらにプレーオフで上位2チームが勝ち残り、「ウィンド・ベースボール・シリーズ」(メジャーリーグのワールドシリーズにあたる)によってリーグチャンピオンを決定した。このチャンピオンは翌年6月に開催されるヨーロピアンカップの出場チームとなった。

参加チーム

2023年

2023年シーズンの参加チームは以下の通りである[8]

チーム創設年本拠地備考
Aアスレチックス・ベースボール・ボローニャ
Athletics Baseball Bologna (ATL)
1984 エミリア=ロマーニャ州ボローニャ
ロングブリッジ2000・ボローニャ
Longbridge 2000 Bologna (LON)
1949 エミリア=ロマーニャ州ボローニャ
ホットサンド・マチェラータ
Hotsand Macerata (MAC)
1954 マルケ州マチェラータ
パドゥレ・ベースボール・セスト・フィオレンティーノ
Padule Baseball Sesto Fiorentino (PAU)
1979 トスカーナ州セスト・フィオレンティーノ昇格
プラットフォーム-TMC・ポヴィーリオ
Platform-TMC Poviglio (POV)
1975 エミリア=ロマーニャ州ポヴィーリオ
サンマリノ・ベースボール
San Marino Baseball (RSM)
1985 サンマリノ
Bスルタン・アッレスティメンティ・ナヴァーリ・チェルヴィニャーノ
Sultan Allestimenti Navali Cervignano (CER)
1972 フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州チェルヴィニャーノ・デル・フリウーリ
カメック・コッレッキオ
Camec Collecchio (COL)
1973 エミリア=ロマーニャ州コッレッキオ
パルマクリマ
Parma Clima (PAR)
1949 エミリア=ロマーニャ州パルマ
パルフィンガー・レッジョ・レイズ
Palfinger Reggio Rays (REG)
1972 エミリア=ロマーニャ州レッジョ・エミリア昇格
ニューブラックパンサーズ・ロンキ・デイ・レジョナーリ
New Black Panthers Ronchi dei Legionari (RON)
1959 フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ロンキ・デイ・レジョナーリ
イタス・ムトゥア・ロヴィーゴ
Itas Mutua Rovigo (ROV)
1972 ヴェネト州ロヴィーゴ
Cウニポルサイ・フォルティトゥード・ボローニャ
UnipolSai Fortitudo Bologna (BOL)
1953 エミリア=ロマーニャ州ボローニャ
コドーニョ・ベースボール ‘67
Codogno Baseball ’67 (COD)
1967 ロンバルディア州コドーニョ昇格
ベースボール・ゴード
Baseball Godo (GOD)
1964 エミリア=ロマーニャ州ルッシ
チェンメ・オルトレトッレンテPR
Ciemme Oltretorrente PR (OLT)
1984 エミリア=ロマーニャ州パルマ
パドヴァ
Padova (PAD)
1975 ヴェネト州パドヴァ
テクノヴァップ・ヴェローナ
Tecnovap Verona (VER)
1949 ヴェネト州ヴェローナ
Dスピルリナ・ベカーリ・BBCグロッセート
Spirulina Becagli BBC Grosseto (BBC)
2019 トスカーナ州グロッセート
ファルマ・クロチェッタ
Farma Crocetta (CRO)
1973 エミリア=ロマーニャ州パルマ
ビッグマット・グロッセート1952
Big Mat Grosseto 1952 (GRO)
2012 トスカーナ州グロッセート
ネットゥーノ1945
Nettuno 1945 (NET)
1945 ラツィオ州ネットゥーノ
ネットゥーノ2 B.C.
Nettuno 2 B.C. (NET)
1999 ラツィオ州ネットゥーノ昇格
サーラ・バガンツァB.C.
Sala Baganza B.C. (SAL)
1971 エミリア=ロマーニャ州サーラ・バガンツァ
Eエコサーム・ブレシア
Ecotherm Brescia (BRE)
ロンバルディア州ブレシア
カリャリ
Cagliari (CAG)
1968 サルデーニャ州カリャリ
コムコル・モデナ
Comcor Modena (MOD)
1966 エミリア=ロマーニャ州モデナ
テクノグラニティ・セナーゴ
Tecnograniti Senago (SEN)
1973 ロンバルディア州セナーゴ
セッティモ
Settimo (SET)
1974 ピエモンテ州セッティモ・トリネーゼ
カンピドニコ・グリズリーズ・トリノ
Campidonico Grizzlies Torino (TOR)
1984 ピエモンテ州トリノ

年度別成績

年度別優勝・準優勝チーム(勝敗はイタリアンベースボールシリーズの結果)
球団数優勝チーム優勝回数準優勝チーム
セリエA
76202330ウニポルサイ・フォルティトゥード・ボローニャ3年ぶり14回目40サンマリノ・ベースボール
75202230サンマリノ・ベースボール2年連続6回目43パルマクリマ
74202132サンマリノ・ベースボール8年ぶり5回目31ウニポルサイ・フォルティトゥード・ボローニャ
セリエA1
7320206ウニポルサイ・フォルティトゥード・ボローニャ3年連続13回目43T&Aサンマリノ
7220197ウニポルサイ・フォルティトゥード・ボローニャ2年連続12回目30T&Aサンマリノ
7120188ウニポルサイ・フォルティトゥード・ボローニャ2年ぶり11回目311949パルマ・ベースボールクラブA.S.D
イタリアンベースボールリーグ
7020178A.S.Dリミニ・ベースボール2年ぶり13回目30T&Aサンマリノ
6920167ウニポルサイ・フォルティトゥード・ボローニャ2年ぶり10回目42A.S.Dリミニ・ベースボール
6820158A.S.Dリミニ・ベースボール9年ぶり12回目40ウニポルサイ・フォルティトゥード・ボローニャ
6720148ウニポルサイ・フォルティトゥード・ボローニャ5年ぶり9回目43A.S.Dリミニ・ベースボール
66201310T&Aサンマリノ3年連続4回目32A.S.Dリミニ・ベースボール
6520128T&Aサンマリノ2年連続3回目42A.S.Dリミニ・ベースボール
6420118T&Aサンマリノ3年ぶり2回目43ダネーシカフェ・ネットゥーノ
6320108カリパルマ・パルマ13年ぶり10回目43UGF ASS.NI ボローニャ
イタリアンベースボールリーグ(セミプロ)
6220098フォルティトゥード・ボローニャ4年ぶり8回目41T&Aサンマリノ
6120088T&Aサンマリノ初優勝43カフェダネーシ・ネットゥーノ
6020078モンテパスキ・グロッセート3年ぶり4回目43カフェダネーシ・ネットゥーノ
セリエA1
5920069テレマーケット・リミニ4年ぶり11回目41コロニエ・マレンマ・グロッセート
58200510イタレリ・フォルティトゥード・ボローニャ2年ぶり7回目43T&Aサンマリノ
57200410プリンク・グロッセート15年ぶり3回目43イタレリ・フォルティトゥード・ボローニャ
56200310イタレリ・フォルティトゥード・ボローニャ19年ぶり6回目41G.B. リカンビ・モデナ
55200210セメンツァート・リミニ2年ぶり10回目41カフェダネーシ・ネットゥーノ
54200110カフェダネーシ・ネットゥーノ3年ぶり17回目42セメンツァート・リミニ
5320009セメンツァート・リミニ2年連続9回目40カフェダネーシ・ネットゥーノ
5219999セメンツァート・リミニ7年ぶり8回目43カフェダネーシ・ネットゥーノ
51199810カフェダネーシ・ネットゥーノ2年ぶり16回目41セメンツァート・リミニ
50199710カリパルマ・パルマ2年ぶり9回目43カフェダネーシ・ネットゥーノ
49199610カフェダネーシ・ネットゥーノ3年ぶり15回目42カリパルマ・パルマ
48199510カリパルマ・エンジェルス・パルマ2年連続8回目41カフェダネーシ・ネットゥーノ
4719949カリパルマ・エンジェルス・パルマ3年ぶり7回目41C.F.C. ネットゥーノ
46199310C.F.C. ネットゥーノ3年ぶり14回目32テレマーケット・リミニ
45199210テレマーケット・リミニ4年ぶり7回目30ユーロビルディング・ボローニャ
44199110パルマ・エンジェルス6年ぶり6回目30フラワーグラブス・ヴェローナ

統計

チーム別優勝回数

チーム本拠地優勝初優勝最新年
ネットゥーノ・ベースボールクラブネットゥーノ1719512001
フォルティトゥード・ボローニャボローニャ1419692023
リミニ・ベースボールリミニ1319752017
1949パルマ・ベースボールクラブパルマ1019762010
ミラノ・ベースボール1946ミラノ819581970
サンマリノ・ベースボールサンマリノ620082022
BBCグロッセートグロッセート419862007
ローマ・ベースボールローマ219501959
S.S. ラツィオ・ベースボールローマ219491955
リベルタス・ボローニャボローニャ119481948
フィオレンティーナ・ベースボールフィレンツェ119491949

太字は2023年シーズンにおいてセリエAに所属するチーム。優勝回数は、1948年〜1949年のレーガ・イタリアーナ・ベースボール、1949年〜1990年および2021年以降のセリエA、1958年のゴールデン・トーナメント、1991年〜2006年および2018年〜2020年のセリエA1、2007年〜2017年のイタリアンベースボールリーグ(IBL)を対象として集計されている。

A1の各シーズン

2007年シーズン

2007年は以下の8チームで行われた。

  • アヴィリアーナ・ベースボール (Avigliana Baseball) - アヴィリアーナ
  • MPS グロッセート (Monte Paschi Siena Grosseto) - グロッセート
  • T&A サンマリノ (T&A San Marino) - サンマリノ
  • ダネージ・カッフェ・ネットゥーノ (Danesi Caffè Nettuno) - ネットゥーノ
  • カリパルマ・パルマ (Cariparma Parma) - パルマ
  • イタレリ・フルティトゥード・ボローニャ (Italeri Fortitudo Bologna) - ボローニャ
  • デ・アンジェリス・ゴード (De Angelis Godo) - ルッシ(ゴード)
  • テレマーケット・リミニ (Telemarket Rimini) - リミニ

リーグ戦結果

チーム名試合数勝数負数ゲーム差勝率
パルマ422814-.634プレイオフ進出
ボローニャ4227151.0.619プレイオフ進出
グロッセート4226162.0.619プレイオフ進出
ネットゥーノ4225173.0.595プレイオフ進出
サン・マリノ4221217.0.500
リミニ4221217.0.500
ゴード42123016.0.286
アヴィリアーナ4283420.0.190A2から昇格。A2へ降格

プレイオフ準決勝

  • パルマ 3勝 - ネットゥーノ 4勝
  • ボローニャ 1勝 - グロッセート 4勝

プレイオフ決勝

  • グロッセート 4勝 - ネットゥーノ 3勝

2006年シーズン

2006年を戦ったチームは以下の9チームである。本シーズンは奇数チームのため週ごとに1チームずつ交替で休みの週が生まれた。

  • オペル・アンツィオ (OPEL Anzio) - アンツィオ
  • コロニエ・デッラ・マレンマ・グロッセート (Colonie della Maremma Grosseto) - グロッセート
  • デ・アンジェリス・ゴード (De Angelis Godo) - ルッシ(ゴード)
  • T&A サンマリノ (T&A San Marino) - サンマリノ
  • ダネージ・ネットゥーノ (Danesi Nettuno) - ネットゥーノ
  • チェーチ・ネグリ・パルマ (Ceci Negri Parma) - パルマ
  • イタレリ・ボローニャ (Bologna) - ボローニャ
  • コムコル・モデナ (Comcor Modena) - モデナ
  • テレマーケット・リミニ (Telemarket Rimini) - リミニ

リーグ戦結果

チーム名試合数勝数負数ゲーム差勝率備考
ボローニャ483018-.625プレイオフ進出
ネットゥーノ4828202.0.583プレイオフ進出
グロッセート4828202.0.583プレイオフ進出。準優勝
リミニ4825235.0.521プレイオフ進出。優勝
ゴード4825246.0.500A2から昇格
モデナ4823257.0.479
パルマ4822268.0.458
サン・マリノ4822268.0.458
アンツィオ48143416.0.292A2から昇格。A2へ降格

プレイオフ準決勝

  • ボローニャ 2勝 - リミニ 4勝
  • ネットゥーノ 1勝 - グロッセート 4勝

プレイオフ決勝

  • リミニ 4勝 - グロッセート 1勝

2005年シーズン

2005年セリエA1を戦ったのは以下の10チームである。

  • プリンク・グロッセート (Prink Grosseto) - グロッセート
  • T&A サンマリノ (T&A San Marino) - サンマリノ
  • アチェガス・アルピーナ・テルジェステ・トリエステ(Acegas Alpina Tergeste Trieste) - トリエステ
  • カッフェ・ダネージ・ネットゥーノ (Caffè Danesi Nettuno) - ネットゥーノ
  • パテルノー・チッタ・デイ・ノルマンニ - パテルノー
  • チェーチ・ネグリ・パルマ (Ceci & Negri Parma) - パルマ
  • イタレリ・ボローニャ (Bologna) - ボローニャ
  • フィウーメ・コストルツィオーニ・モデナ (Comcor Modena) - モデナ
  • テレマーケット・リミニ (Telemarket Rimini) - リミニ
  • パルフィンガー・レッジョ・エミリア (Palfinger Reggio Emilia) - レッジョ・エミリア

リーグ戦結果

チーム名試合数勝数負数ゲーム差勝率備考
ボローニャ543519-.648プレイオフ進出。優勝
サン・マリノ543519-.648プレイオフ進出。準優勝
ネットゥーノ5434201.0.630プレイオフ進出
リミニ5433212.0.611プレイオフ進出
パルマ5433212.0.611
グロッセート5430245.0.556
モデナ54243011.0.444
レッジョ・エミリア54193516.0.352降格
トリエステ54163819.0.296降格
パテルノー54114324.0.204降格

プレイオフ準決勝

  • ボローニャ 4勝 - リミニ 1勝
  • サン・マリノ 4勝 - ネットゥーノ 2勝

プレイオフ決勝

  • ボローニャ 4勝 - サン・マリノ 3勝

選手

日本人の在籍選手

  • 脇田善旨 2001年 - ボローニャ(セリエA1)
  • 品田操士 2002年 - ボローニャ(セリエA1)
  • 小野剛 2003年 - サンマリノ(セリエA1)
  • 前田勝宏 2003年 - ボローニャ(セリエA1)
  • 浦口雅広 2004-5年 - レッジョエミリア(セリエA2-A1)
  • 寺田祐也 2005年 フィオレンティーナ(セリエA2)
  • 湊川誠隆 2005-6年 - レッジョエミリア(セリエA1-A2)
  • 八木虎造 2005-6年 - パレルモ(セリエC。日本でのプロ経験なし。2007年リトアニアのカウナス・リトアニカでプレーしチームをシーズン3冠に導く。本職はプロカメラマン
  • G.G.佐藤 2012年 - ボローニャ(セリエA1)
  • 濱矢廣大 2022年 - ネットゥーノ(セリエA)

脚注

関連項目

外部リンク

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