ディシャ・パタニ

ディシャ・パタニ（Disha Patani、1992年 6月13日^[2]^[3] - ）は、インドのヒンディー語映画で活動する女優、モデル。2015年に『Loafer』で女優デビューし、2016年に『M.S.ドーニー〜語られざる物語〜（英語版）』で国際インド映画アカデミー賞新人女優賞、スターダスト・アワード有望女優賞（英語版）を受賞した^[4]。

生い立ち

ラージプートヒンドゥー教徒の出身^[5]。父ジャガディーシュ・パタニは警察官、母は衛生指導員をしており、姉クシュブー・パタニはインド陸軍中尉である^[6]^[7]。ラクナウのアミティ大学で工学を専攻した^[8]。

2013年にフェミナ・ミス・インディア（英語版）のインドール代表に選出されことがきっかけとなり^[9]、女優の道に進んだ^[10]。キャドバリーのキャドバリー・デイリー・ミルク（英語版）の広告に起用されて注目を集め、2015年にヴァルン・テージ主演の『Loafer』で映画デビューする^[11]。同作は2億ルピーの製作費に対して興行収入が1億600万ルピーと振るわなかった。2016年にはタイガー・シュロフと共演してミュージックビデオ「Befikra」に出演し、アディティ・シン・シャルマが彼女の声を吹き替えている^[12]。同年にマヘンドラ・シン・ドーニの半生を描いた『M.S.ドーニー〜語られざる物語〜（英語版）』でスシャント・シン・ラージプート、キアラ・アドヴァニと共演し^[13]、同作は興行収入21億6000万ルピーを記録するヒット作となり、女優として知名度を上げた^[14]。また、2017年には『カンフー・ヨガ』でジャッキー・チェン、ソーヌー・スードと共演している^[15]。2018年には『タイガー・バレット』でタイガー・シュロフと共演し、同作は25億8000万ルピーの興行収入を記録するヒット作となった^[16]^[17]。

2019年に『Bharat』でサルマン・カーン、カトリーナ・カイフと共演した。2020年には『Malang』でアディティヤ・ロイ・カプール、アニル・カプール、クナール・ケーム（英語版）と共演した。同作は音楽・アクション・演出・キャストの演技が批評家から絶賛され、興行収入8億4500万ルピーを記録して興行的にも成功を収めた^[18]。同年3月には『タイガー・バレット』の続編『シャウト・アウト（英語版）』ではアイテム・ナンバーを務めた。2021年にはプラブ・デーヴァ（英語版）の『Radhe』で再びサルマン・カーンと共演した^[19]。同作はビデオ・オン・デマンド形式で公開され、批評家や観客からは脚本・演出・VFXを酷評された。2022年にモーヒト・スーリー（英語版）の『野獣一匹II（英語版）』でジョン・エイブラハム、タラ・スタリア（英語版）、アルジュン・カプール（英語版）と共演した^[20]。批評家からはの評価は賛否両論で、興行収入も芳しくなかった^[21]^[22]。

2016年に「Googleで最も検索された著名人」の第5位にランクインした^[23]。また、Instagramのフォロワー数は5750万人を超え、最もフォローされている著名人の一人である^[24]。2019年には『フォーブス・インディア』の「フォーブス・セレブリティ100」で第43位（推定年収5800万ルピー）にランクインしており^[25]、『ザ・タイムズ・オブ・インディア』の「最も魅力的な女性50人」では第19位（2017年）、第9位（2019年）、第1位（2019年）、第3位（2020年）にそれぞれランクインしている^[26]^[27]^[28]。このほかにジョイ・グローバル（英語版）、バータ・コーポレーション（英語版）、フォッシル・グループなど複数のブランドや商品のエンドーサーとして知られている^[29]^[30]^[31]。