ボーン・オン・ザ・バイヨー

ボーン・オン・ザ・バイヨー」(Born on the Bayou)は、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルが1969年に発表した楽曲。

ボーン・オン・ザ・バイヨー
クリーデンス・クリアウォーター・
リバイバル
シングル
初出アルバム『Bayou Country
A面プラウド・メアリー
B面ボーン・オン・ザ・バイヨー
リリース
規格7インチ・シングル
録音ロサンゼルス、RCAスタジオ(1968年後半)
ジャンルスワンプ・ロック
時間
レーベルファンタジー・レコード
作詞・作曲ジョン・フォガティ
プロデュースジョン・フォガティ
クリーデンス・クリアウォーター・
リバイバル
シングル 年表
アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー
b/w
ウォーク・オン・ザ・ウォーター(1968年
プラウド・メアリー
b/w
ボーン・オン・ザ・バイヨー1969年1月)
バッド・ムーン・ライジング
b/w
ロディ(1969年4月)
ミュージックビデオ
「Born on the Bayou」 - YouTube
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概要

ジョン・フォガティカリフォルニア州バークレーに生まれ、10代から同州コントラコスタ郡エルサリートで育った[3]合衆国南部には住んだこともなく、広く旅をしたこともなかった。にもかかわらず彼は南部を舞台にした曲を書き上げた。1970年にラジオ・ドキュメンタリー番組『ポップ・クロニクルズ』に出演した際、フォガティは次のように語っている[4]

「ボーン・オン・ザ・バイヨー」は、架空の少年時代や胸騒ぎのする独立記念日について書いた「ポータービル」にどことなく似ている。俺はそれをスワンプ(沼地)に置き換えた。もちろん住んだことは一度もなかったけれどね。書き始めたときにはもう遅くになっていた。俺は純粋な作家になろうとして、あえてギターは持たなかった。アパートの何もない壁をじっと見つめたまま、情景を思い浮かべようとした。むき出しの壁は小さなアパートにはまことにおあつらえ向きだ。特にかけるものを買う余裕なんかぜんぜんないときには。
"フードゥーを追いかけて(Chasing down a hoodoo)"。フードゥーは摩訶不思議で神秘的で精神的な、ひとつに定義のできない幻影みたいなものだ。幽霊や影のようでもある。必ずしも悪というわけではないが、確実に言えるのは別世界のものだということ。俺はハウリン・ウルフマディ・ウォーターズからイメージをつかみ取ろうとした。

1968年後半にロサンゼルスのRCAスタジオで録音された。アンプによるトレモロが強くかけられたギターを特徴とする。フォガティが使用したギターはギブソンES-175[5]

1969年1月5日発売の2枚目のスタジオ『Bayou Country』に収録(日本語の表記は「バイヨー・カントリー」[6])。同月にシングルカットされた「プラウド・メアリー」のB面に収録された。アルバム・バージョンは5分10秒。シングル・バージョンは3分50秒に縮められている。

同年8月のウッドストック・フェスティバルでの公演で本作品も演奏された。

2008年12月に『Bayou Country』の40周年記念エディション盤が発売。1971年9月28日にロイヤル・アルバート・ホールで行われたコンサートでのライブ・バージョンが収録された。

カバー・バージョン

脚注