マガモ属

マガモ属(まがもぞく、Anas)は鳥綱カモ目カモ科である。カモ科の中で最も種数が多く、現生種は31種。淡水に生息し、通常は頭と首を水面下に沈めるだけで、水面下に潜らないため、水面採餌ガモと呼ばれる。

マガモ属
分類
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:鳥綱 Aves
:カモ目 Anseriformes
:カモ科 Anatidae
亜科:カモ亜科 Anatinae
:マガモ属 Anas
学名
Anas
Linnaeus1758

分類

マガモ属の学名であるAnasは、ラテン語でアヒルを意味する[1]。分類学的には1758年に遡ることができ、スウェーデンの博物学者カール・フォン・リンネの『自然の体系』第10版が初出と扱われている[2][3]

以前は、この属には現在よりも多くの種が含まれていた。2009年、カモ科のミトコンドリアDNA配列を用いた大規模な分子系統学的研究が発表された。この研究では、先行研究と同様、当時のマガモ属が単系統にならないことが示された.[4]。この研究の結果に基づき、マガモ属を分割するために3つの属が復活し、それぞれが単系統群になるように整理された。内訳としては、ヒドリガモ属に5種、ハシビロガモ属に10種、トモエガモ属に1種が移された[5]

マガモ属には次の種が含まれる[6]

参考文献

外部リンク