ミュンヘン・オリンピアシュタディオン

ミュンヘン・オリンピアシュタディオンOlympiastadion München)は、ドイツバイエルン州ミュンヘンにある陸上競技場[2]。世界でも数少ない夏季オリンピックのメインスタジアムとワールドカップ決勝戦を両方経験したスタジアムである。建築家ギュンター・ベーニッシュと構造家フライ・オットーの設計。蜘蛛の巣状の吊り屋根が特徴で、ミュンヘンで毎年10月に開催されるオクトーバーフェストのテントをモチーフとしている[3]。約300ヘクタールの敷地面積を持ち、69,250人収容可能(立ち見席含む。客席数は57,450席[4]。)なスタジアムと、コンサート開催用のホール、50mの温水プールや飛び込み台を備えたプール、高さ291mの展望デッキや回転レストランがあるタワー、ボクシング会場を改修して作られたスケートリンクなどの施設がある[5]

ミュンヘン・オリンピアシュタディオン
Olympiastadion München
ミュンヘン・オリンピアシュタディオンの位置(ミュンヘン内)
ミュンヘン・オリンピアシュタディオン
施設情報
所在地Spiridon-Louis-Ring 27
80809 München地図
位置北緯48度10分23秒 東経11度32分48秒 / 北緯48.17306度 東経11.54667度 / 48.17306; 11.54667 東経11度32分48秒 / 北緯48.17306度 東経11.54667度 / 48.17306; 11.54667
起工1968年
開場1972年5月26日
運用者Olympiapark Munich GmbH
グラウンド天然芝
ピッチサイズ68 x 105 m
建設費1億3700万マルク
設計者ギュンター・ベーニッシュ
フライ・オットー
使用チーム、大会
FCバイエルン・ミュンヘン (1972-2005)
TSV1860ミュンヘン (1972-2005)
テュルクギュジュ・ミュンヘン (2020-)
1972年ミュンヘンオリンピック
1974 FIFAワールドカップ
2022年ヨーロッパ陸上競技選手権大会
収容人員
69,250人[1]

1971年1972年に開催されたミュンヘンオリンピック(当時は西ドイツ)の開催を記念してのメインスタジアムとして開場し陸上競技と開・閉会式を開いた。1974年には西ドイツW杯の会場となったほか、サッカー・ブンデスリーガFCバイエルン・ミュンヘンTSV1860ミュンヘンのホームスタジアムとして長年使用され、ヨーロッパ・チャンピオンを決定する試合も数多く開催されてきた。しかし陸上競技場であること、バックスタンドに屋根が架かっていないこと、スタンドの傾斜が緩いことなどからサッカー観戦には不向きであると言われていた。

2005年2006年ドイツW杯の会場としてアリアンツ・アレーナ(球技専用)が完成したため、2006年ドイツW杯会場とバイエルン・ミュンヘン、1860ミュンヘンのホームグラウンドの座を明け渡した。収容人員は69250人。[1]

またサッカー以外にもコンサートの開催をはじめ、陸上競技会、レッドブル・クラッシュドアイスDTMの非公式レース、2006年大晦日にはツール・ド・スキーも開催された。

オリンピアシュタディオンのパノラマ画像

脚注

参考文献

  • 岡田功「「建て替えできない」スタジアムの生存戦略 - オリンピアシュタディオン(1972年ミュンヘン)」『五輪スタジアム - 「祭りの後」に何が残るのか』集英社、2020年2月22日、16-29頁。 

外部リンク

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