メチルプロピルエーテル

メチルプロピルエーテル(Methyl propyl ether)は、かつて全身麻酔薬として用いられていたエーテル化合物である[1]メトキシプロパン(Methoxypropane)とも言う。無色透明で可燃性の液体で、沸点は38.8℃である[2]

メチルプロピルエーテル
識別情報
CAS登録番号557-17-5
PubChem11182
ChemSpider10709 チェック
EC番号209-158-7
特性
化学式C4H10O
モル質量74.12
密度0.7356 g/cm3
沸点

38.8 °C, 312 K, 102 °F

への溶解度30.5 g/L
屈折率 (nD)1.35837 (14.3 °C)
粘度0.3064 cP (0.3 °C)
薬理学
投与経路inhalation
危険性
NFPA 704
3
0
0
引火点< -20 °C
爆発限界1.9-11.8
RTECS番号KO2280000
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

メチルプロピルエーテルはMetoprylやNeothylという商品名で流通し、その有効性の高さからジエチルエーテルの代替として用いられた。しかし、現在ではより可燃性の低いハロゲン化エーテルに取って代わられている。

消防法に定める第4類危険物 特殊引火物に該当する[3]

出典