全国身体障害者スポーツ大会

全国身体障害者スポーツ大会(ぜんこくしんたいしょうがいしゃスポーツたいかい)は、1965年岐阜大会から設立され、2000年富山大会まで開催されたスポーツ大会である。主催は厚生省日本身体障害者スポーツ協会、開催都道府県・政令指定都市など。

1964年東京オリンピックの大会終了後、東京パラリンピックが開催され、それが成功したことから、身体障害者にスポーツを通しての喜びを分かち合ってもらいたいという趣旨で、第20回国民体育大会開催地岐阜で第1回大会が行われた。以降、開催は秋季国体の開催終了後に国体の会場と同じ施設を使って2日間に渡り開催された。開会式には皇太子(1965年から87年、89年は明仁親王(後の天皇)、90年から93年、95年から2000年までは徳仁親王)が御臨場されていたが、1988年には昭和天皇の容態が悪化されたことにともない浩宮徳仁親王が、1994年大会は秋篠宮文仁親王が皇太子の名代として御臨場された。

2000年の富山大会で大会旗は返納し、全国知的障害者スポーツ大会と統合され、全国障害者スポーツ大会になった。

開催地

回数名称開催地スローガン
11965年岐阜大会岐阜県明るく つよく 美しく
21966年剛健大会大分県剛健・友愛・信義
31967年清新大会埼玉県
41968年親切大会福井県明るくきよくたくましく
51969年創造大会長崎県あすをひらく創造国体
61970年みちのく大会岩手県誠実 明朗 躍進
71971年黒潮大会和歌山県明るく・豊かに・たくましく
81972年太陽大会鹿児島県明るく たくましく うるわしく
91973年若潮大会千葉県輝く心 輝く力 輝く太陽
101974年水と緑のまごころ大会茨城県なし
111975年三重大会三重県なし
121976年若楠大会佐賀県さわやかに すこやかに おおらかに
131977年あすなろ大会青森県心ゆたかに力たくましく
141978年やまびこ大会長野県日本の屋根に手をつなぐ
151979年日本のふるさと宮崎大会宮崎県伸びる心、伸びる力、伸びる郷土
161980年栃の葉大会栃木県のびる力 むすぶ心 ひらくあした
171981年びわこ大会滋賀県水と緑にあふれる若さ
181982年くにびき大会島根県このふれあいが未来をひらく
191983年あかぎ大会群馬県風に向かって走ろう
201984年わかくさ大会奈良県駆けよ大和路 はばたけ未来
211985年わかとり大会鳥取県明日へ向かって はばたこう
221986年ふれあいのかいじ大会山梨県ふれあいの場をひろげよう
231987年かりゆし大会沖縄県翔(と)べフェニックス 紺碧の空に
241988年愛とふれあいの京都大会京都府新しい歴史に向かって走ろう
251989年希望と友愛のはまなす大会北海道君よ今、北の大地の風となれ
261990年輝きのとびうめ大会福岡県ときめき 出会い みなぎる力
271991年ほほえみの石川大会石川県すばらしき 君の記録に わが拍手
281992年輝きのべにばな大会山形県思いっきり躍動 21世紀の主役たち
291993年躍動のうずしお大会徳島県出会い 競い そして未来へ
301994年ゆめびっくあいち愛知県いい汗キャッチ!生き生き愛知
311995年うつくしまふくしま大会福島県友よほんとうの空にとべ!
321996年おりづる大会ひろしま広島県いのちいっぱい、咲きんさい!
331997年ふれ愛ぴっく大阪大阪府おおさか ふれ愛 夢づくり
341998年かながわ・ゆめ大会神奈川県おお汗 こ汗
351999年ハートフルくまもと大会熊本県人、光る。
362000年きらりんぴっく富山富山県あいの風 夢のせて