岩田耕一

日本の化学者

岩田 耕一(いわた こういち)は、日本の化学者(専門は物理化学分光学)、学習院大学理学部教授。日本分光学会会長(2022年-)[1]

岩田 耕一
(いわた こういち)
人物情報
国籍日本の旗 日本
出身校東京大学理学部
東京大学大学院理学系研究科
学問
研究分野物理化学分光学
研究機関

オハイオ州立大学化学科
神奈川科学技術アカデミー
早稲田大学理工学総合研究センター
東京大学理学部

学習院大学理学部
学位博士(理学) 東京大学
学会日本化学会
分子科学会
日本分光学会
イオン液体研究会
光化学協会
アメリカ化学会
公式サイト
岩田研究室
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人物

北海道出身。学生時代には田隅三生東京大学名誉教授の指導の下、細菌が行う光合成のメカニズムなどの研究や新しい分光装置の開発を行う[2]。現在は、学習院大学でフェムト(10−15 秒)からピコ秒(10−12 秒)で進行する溶液中の化学反応を研究の対象としており、生化学反応場としての生体膜に注目した研究も行っている[3]

略歴

受賞歴

  • 1997年 日本分光学会賞(論文賞)
  • 2000年 第16回分子科学研究奨励森野基金
  • 2018年 日本分光学会賞

主な文献[4]

書籍

  • 西川恵子、大内幸雄、伊藤敏幸、大野弘幸、渡邉正義『イオン液体の科学:新世代液体への挑戦』(丸善出版)、2012年のうち、「1.5.2 回転ダイナミクスと反応」と「1.5.5 溶媒和電子」を分担執筆。
  • 日本光生物学協会光と生命の事典編集委員会、『光と生命の辞典』(朝倉書店)、2014年のうち、「175 光の検出器」を分担執筆。
  • 光化学協会 光化学の辞典編集委員会『光化学の辞典』(朝倉書店)、2014年のうち、3-2節「さまざまな光化学反応」③「結合解離反応」を分担執筆。
  • 濵口宏夫、岩田耕一『ラマン分光法』(講談社)、2015年。

解説記事

脚注