弘益人間

弘益人間(朝鮮語: 홍익인간)は、韓国歴史上の最も古い国である古朝鮮の建国理念であり、大韓民国教育基本法第二条によって大韓民国の教育理念である。弘益人間には「広く人間世界に益をもたらす」と言う意味がある。

由来

弘益人間は現存する歴史書の中では『三国遺事』に最初に登場する。

古記云 昔有桓因謂帝釋也校勘謂帝釋也 庶子桓校勘雄數意天下貪求人世 父知子意下視三危太校勘伯可以弘益人間 乃授天符印三箇遣徃理之


古記によると、桓因の庶子(長男ではない息子)である桓雄が、度度天下に志して、人間世界を救おうとした。父が子の気持ちを察して、三危太白(三つの高い山あるいは峰)を見下ろすと、広く人間世界に益を利するに足るものだったので、天符印三個を与え、行って治めさせた。 — 『三国遺事

関連項目