思い過ごしも恋のうち

サザンオールスターズの4枚目シングル

思い過ごしも恋のうち」(おもいすごしもこいのうち)は、サザンオールスターズの楽曲。自身の4作目のシングルとして、Invitationから7インチレコード1979年7月25日に発売された。

思い過ごしも恋のうち
サザンオールスターズシングル
初出アルバム『10ナンバーズ・からっと
B面ブルースへようこそ
リリース
規格7インチレコード
8cmCD
12cmCD
デジタル・ダウンロード
ストリーミング
録音1979年2月
VICTOR STUDIO
音響ハウス
ジャンルロック
ラテン (#1)[1]:142
ソウル (#1)[1]:12
時間
レーベルInvitation
タイシタレーベル(再発盤)
作詞・作曲桑田佳祐(#1)
サザンオールスターズ(#2)
プロデュースサザンオールスターズ
チャート最高順位
サザンオールスターズ シングル 年表
いとしのエリー
(1979年)
思い過ごしも恋のうち
(1979年)
C調言葉に御用心
(1979年)
10ナンバーズ・からっと 収録曲
ラチエン通りのシスター
(3)
思い過ごしも恋のうち
(4)
アブダ・カ・ダブラ (TYPE 1)
(5)
テンプレートを表示

1988年6月25日1998年2月11日に8cmCDとして、2005年6月25日には12cmCDで再発売されている。2014年12月17日からはダウンロード配信、2019年12月20日からはストリーミング配信が開始されている[2][3]

背景

1979年4月5日に発売された2枚目のオリジナル・アルバム10ナンバーズ・からっと』に収録されている2曲をリカットして発売したシングル[1]:106-107,142

デビュー当時のサザンのイメージは「陽気さ」として活動しており、本作が発売される前、デビューシングルとなった「勝手にシンドバッド」、2枚目シングル「気分しだいで責めないで」や1枚目アルバム『熱い胸さわぎ』の3作品はパワフル・コミカル・エッチなサウンドとなっていたが、桑田佳祐はそのイメージに納得していなかった。2枚目アルバム『10ナンバーズ・からっと』の先行シングルは「いとしのエリー」か本作に議論になり、制作の際に桑田は「いとしのエリー」の歌詞の一部をスタッフに聴かせ、高垣健を含むビクター側は「方向性が定着してきた時期に、バラードは時期尚早だ」と大反対したが、アミューズの当時社長であった大里洋吉が「売ろうではなく、冒険してみよう」という意見を提案したことで「いとしのエリー」が3枚目シングルとなった[4]。また、当時レコーディングエンジニアを担当していた猪俣彰三が「思い過ごしも恋のうち」よりも「いとしのエリー」の方がいいサウンドで録れたからという経緯も存在している[5]

収録曲

  • 収録時間:8:39
  1. 思い過ごしも恋のうち (4:40)
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ 弦管編曲:新田一郎
    映画『彼女が水着にきがえたら』挿入歌[注釈 1]
    「10ナンバーズ・からっと」からのシングルカットであるものの、コーラスなど一部のアレンジが変更されている。シングルバージョンはアルバム未収録となっている。
    調イ長調[6]
  2. ブルースへようこそ (3:58)
    (作詞・作曲・編曲:サザンオールスターズ)
    シングル盤でもアルバム同様に歌詞が記載されていない。正確な歌詞は1984年の桑田の著書『ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』に掲載された[7]

参加ミュージシャン

収録アルバム

曲名作品名備考
思い過ごしも恋のうち10ナンバーズ・からっとバージョン違い。
ベスト・オブ・サザンオールスターズバージョン違い。カセットテープのみでの発売のため、現在は廃盤作品。
アーリー・サザンオールスターズ
SOUTHERN ALL STARS BEST ONE '82
すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61SONGSバージョン違い。数量限定販売のため、現在は廃盤作品。
ブルースへようこそ10ナンバーズ・からっと

ミュージック・ビデオ収録作品

曲名作品名
思い過ごしも恋のうち未収録
ブルースへようこそ

ライブ映像作品

曲名作品名
思い過ごしも恋のうち1998 スーパーライブ in 渚園
シークレットライブ'99 SAS 事件簿 in 歌舞伎町
LIVE TOUR 2019 “キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!” だと!? ふざけるな!!
ブルースへようこそ未収録

関連項目

脚注

注釈

出典

外部リンク