戊(ぼ、つちのえ)は、十干の5番目である。
陰陽五行説では土性の陽に割り当てられており、ここから日本では「つちのえ」(土の兄)ともいう。
概要
- 方位では中央に宛てられる。時刻では午前4時ごろを指し、午前4時から午前6時までを戊夜(ぼや)という。
- 「戊」という漢字は、鉞に似た兵器を象った象形文字である[1][2]。十干の五番目を指す単語に用いるのは仮借による。
- 十干を順位づけに使った場合には、戊は5番目の意味となる。
- 西暦年の下一桁が8の年が戊の年となる。なお、年を表す時の別名は著雍(著雝とも)[3]。
- 中国語の化合物命名法では、ペンタン、ペンチル基など、炭素を5つ含む化合物や官能基に付けられる。
- 反対側は、癸(みずのと)。
- 恵方は、南南東やや南(165度)。
戊を含む干支
脚注
関連項目