東武日光駅

栃木県日光市松原町にある東武鉄道の駅

東武日光駅(とうぶにっこうえき)は、栃木県日光市松原町にある東武鉄道日光線。同線の終点である。駅番号TN 25

東武日光駅
駅舎
とうぶにっこう
Tobu-nikko
TN 24 上今市 (6.1 km)
地図右はJR日光駅
所在地栃木県日光市松原町4-3
北緯36度44分52.5秒 東経139度37分10.2秒 / 北緯36.747917度 東経139.619500度 / 36.747917; 139.619500 東経139度37分10.2秒 / 北緯36.747917度 東経139.619500度 / 36.747917; 139.619500
駅番号TN25
所属事業者東武鉄道
所属路線日光線
キロ程94.5 km(東武動物公園起点)
電報略号トニコ
駅構造地上駅
ホーム3面5線
乗降人員
-統計年度-
[利用客数 1]2,400人/日
-2022年-
開業年月日1929年昭和4年)10月1日
備考
  • 駅務管区所在駅
  • 標高543 m
テンプレートを表示
2番線プラットホーム(2020年11月)
2番線プラットホーム(2020年11月)
改札口・自動券売機(2008年10月)
改札口・自動券売機(2008年10月)
観光案内カウンター(2017年8月)
観光案内カウンター(2017年8月)
駅構内に設置されている海抜を記載した標識(2006年5月)
駅構内に設置されている海抜を記載した標識(2006年5月)

国際観光都市・日光の玄関口であり、「けごん」「日光」といった東京浅草駅新宿駅)と日光を結ぶ特急列車が多数発着する。東日本旅客鉄道(JR東日本)日光線日光駅と隣接しており、国鉄時代は東京 - 日光間の観光輸送において激しい競争が繰り広げられた。

歴史

駅構造

頭端式ホーム3面5線を有する地上駅山小屋をイメージした三角屋根の駅舎(開業50周年を記念して1979年に落成)が特徴となっている。駅舎とホームの間には段差があり、階段およびスロープにより連絡している。自動改札機設置駅。

発車メロディは、「Stream」(「Crystal Clear River」または「夜のストレンジャー」とも)を使用している[3]

東武日光駅管区として東武日光線合戦場駅以北と鬼怒川線全駅を統括管理し、東武日光駅として上今市駅を管理している。

売店およびトイレは改札外にのみ設置されている。また、外国人観光客の利用が増えているため、英語でも対応できる観光案内カウンター(日光市観光協会が運営)を2017年3月24日に開設。同年4月1日には、預かった手荷物を近隣宿泊先へ送るサービスも始めた[4]

のりば

番線行先種別
1・2・4 日光線 下今市新栃木
東武スカイツリーライン 北千住とうきょうスカイツリー浅草方面
普通・急行
4・5・6特急
  • 現在、3番線は欠番となっている。
  • 1・2番線と4 - 6番線はYの字状に分かれており、駅舎側に向かって間が広くなっており、その間には中庭がある。また、5・6番線ホームへは4番線ホームの頭端部から回り込むようにして入る格好となっている。
  • ホーム有効長は1・2番線が4両分、4 - 6番線は6両分である。このため、特急列車は全て4 - 6番線から発着する。 1・2番線は3両分が一体の上屋で覆われている。

駅弁

当駅構内(改札外)で駅弁が販売されている。[5]

  • スペーシア X 日光埋蔵金弁当
  • 初代日光埋蔵金弁当
  • SL大樹 日光埋蔵金弁当
  • 日光鯵寿し
  • 鶏わっぱ
  • ささむすび
  • 日光七福いなり

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員2,400人である[利用客数 1]。2011年度は東日本大震災の影響で乗降客数が大幅に減少したが、2012年度は震災以前の水準に回復した。

近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通りである。

年度別1日平均乗降・乗車人員
年度1日平均
乗車人員[6]
1日平均
乗降人員[7]
1998年(平成10年)3,933
1999年(平成11年)3,737
2000年(平成12年)4,103
2001年(平成13年)[利用客数 2]3,386
2002年(平成14年)[利用客数 3]3,248
2003年(平成15年)[利用客数 4]3,113
2004年(平成16年)[利用客数 5]3,010
2005年(平成17年)[利用客数 6]2,958
2006年(平成18年)[利用客数 7]3,292
2007年(平成19年)[利用客数 8]3,259
2008年(平成20年)1,745[利用客数 9]3,430
2009年(平成21年)1,705[利用客数 10]3,347
2010年(平成22年)1,690[利用客数 11]3,179
2011年(平成23年)1,301[利用客数 12]2,593
2012年(平成24年)1,530[利用客数 13]3,056
2013年(平成25年)1,496[利用客数 14]2,993
2014年(平成26年)[栃木県統計 1]1,557[利用客数 15]3,105
2015年(平成27年)[栃木県統計 2]1,688[利用客数 16]3,353
2016年(平成28年)[栃木県統計 3]1,627[利用客数 17]3,218
2017年(平成29年)[栃木県統計 4]1,888[利用客数 18]3,726
2018年(平成30年)[栃木県統計 5]1,765[利用客数 19]3,496
2019年(令和元年)[利用客数 20]3,104
2020年(令和02年)[利用客数 21]1,539
2021年(令和03年)[利用客数 1]1,874
2022年(令和4年) [8]2400

駅周辺

駅前に保存されている日光軌道線100形

駅周辺の神社・寺・観光名所については「日光市#観光」を参照。当駅とJRの日光駅が日光市街の東端にあり、西へ進む道(国道119号)が日光山内(二社一寺)へ続く。

駅前広場には、かつて日光軌道線で使用された100形109(のちの岡山電気軌道3010)が保存展示されている。

バス路線

バス乗車券を発売する東武日光駅ツーリストセンター
世界遺産めぐり循環バス(東武バス日光)

当駅は、中禅寺湖中禅寺温泉)、奥日光竜頭の滝光徳温泉湯元温泉)、霧降高原方面の各路線バスとの結節点であり、東京方面などから東武線で来た多くの観光客が列車からバスへ乗り換えるため通年で賑わっている。当駅発着のバス系統はJR日光駅を始発・終着とするが、全便ではなく、当駅始発・終着の便も存在する。ただしJR日光駅までは歩いてすぐの距離である。

バス乗車券は駅舎内の東武日光駅ツーリストセンターで発売している。運賃はバス車内でも精算できるが、「世界遺産めぐり手形」や各種「フリーパス」は車内発売をしないため、当所のみの発売となる。

構内バスのりば

東武日光駅前

付記

  • 2006年(平成18年)3月19日に、同年3月18日の東武ダイヤ改正と、同年3月20日の日光市の新設合併を記念したSFとーぶカードパスネット)が限定販売された。図柄はトレーディングフィギュアシリーズ「鉄道むすめ」のキャラクター「栗橋みなみ」(東武の駅員という設定)が描かれたものである。
  • 当駅限定の神橋をデザインしたSFとーぶカードを発売していた時期がある。

隣の駅

東武鉄道
日光線
急行(当駅到着のみ、東武日光発の設定なし)
下今市駅 (TN 23) → 東武日光駅 (TN 25)
普通
上今市駅 (TN 24) - 東武日光駅 (TN 25)

脚注

栃木県統計年鑑
東武鉄道の1日平均利用客数
バス関係

関連項目

外部リンク