橘神社 (上尾市)

橘神社(たちばなじんじゃ)は、埼玉県上尾市神社。隣接する八枝神社が管理を兼務する。

橘神社
所在地埼玉県上尾市平方2124
位置北緯35度56分30.54秒 東経139度33分9.759秒 / 北緯35.9418167度 東経139.55271083度 / 35.9418167; 139.55271083 (橘神社 (上尾市)) 東経139度33分9.759秒 / 北緯35.9418167度 東経139.55271083度 / 35.9418167; 139.55271083 (橘神社 (上尾市))
主祭神素戔嗚尊
創建不明(1471年(文明3年)以前)
地図
橘神社の位置(埼玉県内)
橘神社
橘神社
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概要

平方地区氏神であり、氏子区域は大字平方(上宿・下宿・南・新田)・上野上野本郷平方領領家西貝塚

祭神素戔嗚尊であり、境内社は稲荷社・三峯社・天王社・水神社・神明社・疱瘡社・天神社・雷電社・琴平社・愛宕社[1]。東には頌霊社(地域戦没者と地域貢献者を奉祀)が存在する。年間祭典は1月の歳旦祭、2月の祈年祭、10月の例大祭、11月の新嘗祭[1]

『平方村寺社地御改之覚』(1694年(元禄7年)、福田家文書)によると、1471年(文明3年)銘の額(現存しない)がある事が記されている事から1471年には氷川社として存在しており、それ以前の創立であるとされている[1][2][3]。『風土記稿』平方村の項に「氷川社 村の鎮守なり」と記されており、江戸期には氷川社と称して平方村の鎮守社として祀られ[3]、橘神社は大字平方のみの鎮守であったが、1907年(明治40年)に平方内の稲荷社・神明社、西貝塚の村社稲荷社、上野の村社神明社、上野本郷の村社稲荷社、平方領領家の村社氷川社を合祀し、社号を「橘神社」に改称[1][2][3](社号の由来は所在地を「橘里」と称していた事[1][2][3]、1908年(明治41年)5月認可[1])。本殿と拝殿はこの合祀を機に建立され、旧本殿は隣接する八枝神社境内に移され、現在も橘神社の本殿として使用されている[1][2][4]

本殿背後には神木である欅(上尾市指定天然記念物、幹周り5・75m、高さ20m、推定樹齢年約800年)が存在する[2][3][5][6]。本殿西側には平方村河岸出入商人衆奉納の石祠(上尾市指定天然記念物、高さ166cm、1717年(享保2年)奉納)が存在し、神明社を祀っている[5][7]。本殿前には石造の御神灯(ごしんとう、1857年(安政4年)建立)が存在し、伊勢太々講中の寄進となっている[2]

文化財

  • 欅(上尾市指定天然記念物、1967年(昭和42年)5月1日指定)[5][6]
  • 平方村河岸出入商人衆奉納の石祠(上尾市指定天然記念物、1993年(平成5年)7月1日指定)[5][7]

脚注

外部リンク