熊野市駅

三重県熊野市井戸町にある東海旅客鉄道の駅

熊野市駅(くまのしえき)は、三重県熊野市井戸町にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線である。

熊野市駅[* 1]
駅舎(2020年11月)
くまのし
Kumanoshi
大泊 (2.4 km)
(2.0 km) 有井
地図
所在地三重県熊野市井戸町809-3
北緯33度53分22.80秒 東経136度5分56.11秒 / 北緯33.8896667度 東経136.0989194度 / 33.8896667; 136.0989194 東経136度5分56.11秒 / 北緯33.8896667度 東経136.0989194度 / 33.8896667; 136.0989194
所属事業者東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線紀勢本線
キロ程157.6 km(亀山起点)
電報略号クノ
駅構造地上駅
ホーム2面3線
乗車人員
-統計年度-
465人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日1940年昭和15年)8月8日[1]
備考
テンプレートを表示

特急南紀」を含む全列車が停車し、また一部普通列車が折返す等、線内の主要駅である。

歴史

1940年8月鉄道省紀勢西線(現・紀勢本線)新宮駅 - 当駅間延伸時に終着駅として開設した。当時は現在の熊野市はまだ誕生しておらず、木本町の代表駅と言う位置付けであった。

それから10年以上、和歌山方面からの終着駅の役目を担っていたが、1956年4月には紀勢西線当駅 - 新鹿駅間延伸に伴い、途中駅となった。その後、1959年に紀勢西線と紀勢東線が接続し亀山駅 - 和歌山駅(現・紀和駅)間が紀勢本線となり、同線の駅となった。更に国鉄分割民営化を経て現在に至っている。

年表

駅名について

1959年(昭和34年)の改称に当たっては「熊野市駅」にするか「熊野駅」にするかが国鉄や地元で問題となった。このうち、「熊野駅」では広大な熊野地域の観光中心地の印象を与えるし、熊野地域は隣接する和歌山県にも多くかかっており、三重県内である熊野市はその一部分で地域の中心では無い、と言う国鉄側の意見で「熊野市駅」とすることとなった[3]

なお、公式なローマ字表記は「Kumanoshi Station」であるが、国道42号の案内では「Kumano City Station」と表記されている。

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する列車交換・折返し可能な地上駅。駅舎は単式ホーム(1番のりば)側にあり、両ホームは跨線橋で連絡している。

大きな三角屋根が特徴な木造駅舎を備える。駅前にはロータリーが整備され、バスやタクシーが乗入れる等、周辺の駅の中では規模が大きい。

終日有人駅(一部時間帯を除く)で、JR全線きっぷうりば自動券売機[注釈 1]が設置されている(自動改札機は未設置)。駅長が配置された直営駅で、管理駅として二木島駅 - 鵜殿駅間の各駅を管理している。

のりば

番線路線方向行先備考
1紀勢本線下り紀伊勝浦方面特急「南紀」を含む
2上り尾鷲名古屋方面
3上り尾鷲・名古屋方面待避・始発[注釈 2]
下り紀伊勝浦方面

(出典:JR東海:駅構内図

  • 特急列車・普通列車共に、主に下りは1番線、上りは2番線を使用する。尾鷲駅と異なり、駅舎に面した1番線に大半の列車を発着させる設備にはなっていない。
  • 夜間留置設定が多い。
  • 熊野大花火大会開催時には、当駅発着を含め、多数の臨時列車が運転される。

利用状況

三重県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度1日平均
乗車人員
1998年869
1999年854
2000年823
2001年814
2002年759
2003年720
2004年644
2005年630
2006年643
2007年655
2008年647
2009年597
2010年585
2011年536
2012年517
2013年494
2014年462
2015年466
2016年469
2017年483
2018年467
2019年465

駅周辺

井戸川河口付近に発達した熊野市(旧・木本町)の市街地北端に位置していて、同市の玄関口となっている。北端ではあるが市街地の中にあるため、市役所を始めとする公的機関に近い。イオン(徒歩10分)等大規模商業施設もある。

公的機関

学校

その他

バス路線

一般路線バス

三重交通

コミュニティバス・公営バス

熊野市自主運行バス
南紀広域バス御浜町、熊野市)
北山村営バス

中・長距離バス

いずれも三重交通による運行である。

隣の駅

※特急「南紀」の隣の停車駅は列車記事を参照。

東海旅客鉄道(JR東海)
紀勢本線
大泊駅 - 熊野市駅 - 有井駅

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク