石狩レッドフェニックス

球団名の「レッドフェニックス」は「赤」を意味する二つの言葉を組み合わせ、フェニックスの性質から「負けても立ち上がり、勝ち続けるチーム」となる願いを込めたとされる^[1]。

創設は、設立者が2020年に北海道ベースボールリーグ設立者（当時は代表）と会って「野球を通じて北海道を活性化させる」という考えに興味を示したことが発端で、石狩市長から「きちんとできるようなら応援しますよ」という言葉も得て、発足へ進むことになった^[2]。

開催球場

発足した2021年は、石狩市の青葉公園野球場のほか、留萌市の浜中運動公園野球場でも試合を開催する予定だった^[3]が、新型コロナウイルス感染症流行に伴うリーグ戦中断により、浜中での試合は実施されなかった^[4]。

HFLに所属が変更となった2022年は全試合を青葉公園野球場で開催した^[5][6]。

2023年は、青葉公園のほかに、浜中運動公園野球場と札幌スタジアムで各2試合（ダブルヘッダー）が設定され^[7]、予定通り開催された^[8]。

2024年は前年の開催球場に加え、北海道立野幌総合運動公園硬式野球場で2試合（ダブルヘッダー）の開催が予定されており、球場別の試合数は青葉公園18・浜中4・札幌と野幌が各2となっている^[9]。

北海道ベースボールリーグ時代

2020年

• 5月8日 - 北海道ベースボールリーグが記者会見を開き、球団名と来年度からのリーグ戦参加を発表^[10]。
• 8月7日 - 球団設立記念の「プレシーズンマッチ」として青葉公園野球場で美唄対富良野の公式戦が開催される^[11][12]。
• 11月6日 - 株式会社石狩レッドフェニックスとして法人化し、北海道ベースボールリーグに加盟する^[13]。

2021年

• 5月1日 - 初の公式戦を実施（対富良野、3 - 1で勝利）^[14]。
• 8月29日 - 新型コロナウイルス感染症の感染状況悪化によりリーグ戦が打ち切りとなり、リーグ戦優勝が決定^[15]。
• 9月15日 - クライマックスシリーズで4位の富良野に勝利して勝ち抜け^[16]。
• 9月18日 - 「HBLチャンピオンシップ」で、美唄を2勝0敗で下して初の年間リーグ優勝を達成^[17][18]。
• 10月6日 - 9月30日付で北海道ベースボールリーグ（HBL）を脱退していたことが公表される^[19]。同日、美唄・士別と新リーグを結成することを発表^[20]。

北海道フロンティアリーグ時代

2021年

• 11月5日 - 新リーグ設立会見が開かれ、「北海道フロンティアリーグ」のリーグ名が発表される^[21]。

2022年

• 2月17日 - チーム初の監督として、元オリックス・バファローズ選手で北海道日本ハムファイターズにも在籍歴のある坪井智哉の就任を発表した^[22][23]。
• 2月28日 - リーグが日本独立リーグ野球機構（IPBL）に加盟したことに伴い、機構の賛助会員となる^[1]。
• 8月16日 - チームに新型コロナウイルス感染症罹患者が複数発生した影響で、17日に予定していた対士別戦の延期を発表^[24]。17日には、さらに21日までの試合についても延期が発表された^[25]。
• 9月21日 - 当シーズンのリーグ公式戦が終了。1位となり、リーグチャンピオンシップに進出する^[26]。
• 9月26日 - 士別と対戦したリーグチャンピオンシップに2勝3敗（うち1勝はリーグ戦1位のアドバンテージ）で敗退^[27]。

2023年

• 9月6日 - 前年に続いてリーグ戦1位が決定^[28]。
• 9月10日 - 当年度のリーグ戦を終了。
• 9月24日 - 士別と対戦したリーグチャンピオンシップを制し、HFLになってから初のリーグ優勝を達成^[29]。
• 9月29日 - 愛媛マンダリンパイレーツと対戦したグランドチャンピオンシップ準々決勝に敗退^[30]。
• 10月22日 - 監督の坪井の留任を発表^[31]。
• 11月25日 - コーチの的場寛一の留任（ただし役職は「野手総合コーチ」となる）^[32]、および投手コーチとして金村曉の就任を発表^[33]。

北海道ベースボールリーグ

リーグ戦

• 年度の金地は優勝。

ポストシーズン

2021年

クライマックスシリーズ：勝ち抜き（対戦は富良野ブルーリッジ）

HBLチャンピオンシップ：優勝（2勝0敗、対戦は美唄ブラックダイヤモンズ）

北海道フロンティアリーグ

リーグ戦

• 年度の金地は優勝。

リーグチャンピオンシップ

• 2022年 - 2勝3敗（対戦は士別。1勝はリーグ戦1位のアドバンテージ）
• 2023年 - 優勝（3勝1敗：対戦は士別。1勝はリーグ戦1位のアドバンテージ）

グランドチャンピオンシップ

• 2023年 - 準々決勝敗退（対戦は愛媛）

公式テーマソングとして、2021年に制定された「イチバン!」がある^[34]。

私設応援団「石狩翔風會」が存在する^[35]。

「フェニックス君」^[36]。球団名のフェニックスをモチーフとしている。2022年6月に、着ぐるみ制作費用をクラウドファンディングで募る企画（目標120万円）を立ち上げ、1口の最高額となる10万円の寄付者に対しては「1日独立リーガーとしての試合出場権」をリターンとして贈る（目標額に到達しない場合でも実施）としている^[37]。7月2日、10万円の寄付については完売したと発表された^[38]。「1日試合出場権」を得た1人について、9月4日の試合に出場することが9月3日に告知された^[39]。なお、この出場権をリターンとする企画については、臨時コーチの的場寛一（元阪神タイガース）が自らの発案であると明かしている^[40]。

• 公式ウェブサイト
• 石狩レッドフェニックス (ishikari.red.phoenix) - Facebook
• 石狩レッドフェニックス (@i_red_phoenix) - X（旧Twitter）