近キョリ恋愛

日本の漫画

近キョリ恋愛』(きんキョリれんあい)は、みきもと凜による日本漫画作品。『別冊フレンド』(講談社)2007年11月号から連載され、2008年4月号より、第2部が連載開始。2011年6月号まで連載された。単行本全10巻。

近キョリ恋愛
ジャンル少女漫画恋愛漫画学園漫画
漫画
作者みきもと凜
出版社講談社
掲載誌別冊フレンド
レーベルKCデラックス
発表号2008年5月号 - 2011年6月号
巻数全10巻
話数全40話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画映画
ポータル漫画映画

2014年10月に山下智久主演の実写映画が公開された[1]。2014年7月からは映画版のスピンオフドラマが毎週日曜(土曜深夜)に放送された[2]

あらすじ

成績優秀で学年首席の枢木ゆにの唯一の苦手科目は英語。ひょんなことから、代理担任で英語教師の櫻井ハルカと付き合うことになったゆに。

ハルカの臨時教員期間が終わるまでは、秘密の関係でいようと決めた2人だが、その期間が延長されることになってしまう。

史上最強のツンデレ主人公(単行本での表記)と教師の前途多難な恋を描いたラブコメディ

登場人物

枢木 ゆに(くるるぎ ゆに)
成績優秀で運動神経も抜群だが、英語だけは昔から苦手。非常にクールな性格で、表情もあまり変化せず、「氷点下(クール)ガール」との異名を取る。自分は精一杯表情を変化させているつもりだが、可愛く見えるようにと、猫の髪留めを付けている。
家族構成は、小説家の父・虎(たいが)、主婦の母・ララ、弟・類。3人ともゆにに劣らぬ変人タイプである。
いわゆるツンデレキャラ。櫻井の容姿は「なぜあんなに美しいのか」と悶絶するほどタイプだが、英語が苦手なこともあり、軽薄な態度を取る櫻井本人のことは苦手。
『別冊フレンド』誌上で行われた人気キャラ投票では1位を獲得した。
櫻井 ハルカ(さくらい はるか)
産休に入った教師の代理で来た臨時の英語教師。愛煙家で、ところ構わずタバコを吸う。教師になる前はモデルをしていた、という噂が出るほど美形。高所恐怖症。ゆにが2年生になるまで担任をしていた。京都に妹の美玲がいる。
峰藤 コウ(みねふじ こう)
3年の担任をしている女教師。名前をよく峰不二子と間違えられる。櫻井とは、大学時代からの友人。美少女アニメのフィギュア集めが趣味で、ゆにをコレクションに加えようとする。ゆにに度々コスプレさせている。ゆにの3年生の時の担任。
名波 菊子(ななみ きくこ)
愛称はナミ。ゆにが最も親しくしている友達。ゆにのことを一番理解しているが、どちらかというと面白がっている面が強い。毎日ゆににリクエスト通りのおいしい弁当を提供してもらっている。元ヤンキー。
佐藤 咲(さとう さき)
過度のナルシスト。テストはいつもゆにに勝てず、後にナミと付き合う。ゆにが櫻井のことを好きだということを知っているが、両想いということは知らない。
滝沢 美麗(たきざわ みれい)
櫻井の幼なじみ。元カノ。後にゆにの学校に教師として赴任してくる。ドジだがキレると豹変し、今も櫻井のことを想っている。とても気が強い。
小南 あずさ(こなん あずさ)
ゆにの幼馴染で、海外から来た、帰国子女モデル。ゆにの初恋の相手で、ゆにのことが好き。ゆにに猫の髪留めをあげた人物でもある。
櫻田 レオ(さくらだ れお)
ハルカの父親で、大物俳優。しかし、ハルカが息子であることを世間に隠している。
的場 竜(まとば りゅう)
ゆにの3年生の時の同級生。強面だが甘いもの好きで、フランスへ行ってパティシエになるのが夢。
岡本 花音(おかもと かのん)
ハルカが担任を持つクラスの生徒。ハルカの事が好き。

書誌情報

  • みきもと凜 『近キョリ恋愛』 講談社 〈KCフレンドコミックス〉、全10巻
    1. 2008年03月13日発売[講 1]ISBN 978-4-06-375455-1
    2. 2008年08月11日発売[講 2]ISBN 978-4-06-375544-2
    3. 2009年01月13日発売[講 3]ISBN 978-4-06-375631-9
    4. 2009年05月13日発売[講 4]ISBN 978-4-06-375710-1
    5. 2009年10月13日発売[講 5]ISBN 978-4-06-375806-1
    6. 2010年02月12日発売[講 6]ISBN 978-4-06-375866-5
    7. 2010年07月13日発売[講 7]ISBN 978-4-06-375937-2
    8. 2010年10月13日発売[講 8]ISBN 978-4-06-375974-7
    9. 2011年02月11日発売[講 9]ISBN 978-4-06-376074-3
    10. 2011年06月13日発売[講 10]ISBN 978-4-06-376020-0
  • 原作・イラスト:みきもと凜、著者:時海結以、『小説 近キョリ恋愛』 講談社 〈KCデラックス〉、全1巻

ムービーコミック

2012年4月20日より漫画に音声や特殊効果を加えたムービーコミックがBeeマンガにて配信された[3]

キャスト

主題歌
主題歌:BRIGHT『恋心』

テレビドラマ

近キョリ恋愛
〜Season Zero〜
ジャンルテレビドラマ
原作みきもと凜
脚本松田裕子
監督河合勇人
中茎強
出演者阿部顕嵐(ジャニーズJr.)
石橋杏奈
足立梨花
岸優太(ジャニーズJr.)
オープニングサカナクション蓮の花
製作
プロデューサー植野浩之
渡邉浩仁
制作日本テレビ
放送
放送国・地域 日本
放送期間2014年7月20日 - 10月12日
放送時間日曜0:50 - 1:20
(土曜日深夜)
放送枠日本テレビ系土曜深夜ドラマ
放送分30分
公式サイト
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近キョリ恋愛〜Season Zero〜』(きんキョリれんあい シーズン・ゼロ)のタイトルでテレビドラマ化。2014年7月20日から10月12日まで毎週日曜日0:50 - 1:20(土曜日深夜)に、日本テレビ系で放送された。主演となる櫻井ハルカ役を阿部顕嵐[2]ジャニーズJr.)が、脚本は『ごくせん』・『私立バカレア高校』・『花咲舞が黙ってない』などを担当してきた松田裕子が務めた。

なお本項目では日時表記を日本標準時で記載し、提出された出典内容や公式サイトで表示されている内容とは異なる。

映画版と同じく櫻井ハルカが主人公だが、ハルカの高校時代の恋愛を描いたスピンオフ作品となる。

10年前

主要人物

西泉高校

慶稜美術大学

その他

西泉高校(10年後)

劇場版「近キョリ恋愛」

スタッフ

放送日程

各話放送日監督
episode 17月20日河合勇人
episode 27月27日
episode 38月03日
episode 48月10日
episode 58月17日
episode 68月24日後藤孝太郎
episode 79月07日河合勇人
episode 89月14日中茎強
episode 99月21日
episode 109月28日
episode 1110月05日河合勇人
episode 1210月12日

ネット局

放送対象地域放送局放送期間放送時間系列備考
関東広域圏日本テレビ(NTV)2014年7月20日 - 10月12日日曜日 0:50 - 1:20(土曜日深夜)日本テレビ系列制作局
福岡県福岡放送(FBS)2014年7月24日 - 10月16日木曜日 2:10 - 2:40(水曜日深夜)4日遅れ
宮城県ミヤギテレビ(MMT)2014年7月29日 - 10月21日火曜日 0:59 - 1:29(月曜日深夜)9日遅れ
近畿広域圏読売テレビ(ytv)2014年7月31日 - 10月16日木曜日 2:43 - 3:18(水曜日深夜)4日遅れ
北海道札幌テレビ(STV)2014年8月3日 - 11月2日日曜日 2:25 - 2:55(土曜日深夜)14日遅れ
中京広域圏中京テレビ(CTV)2014年8月6日 - 10月22日水曜日 2:37 - 3:07(火曜日深夜)10日遅れ
山梨県山梨放送(YBS)2015年1月7日 - 2月12日水・木曜日 1:26 - 1:56(火・水曜日深夜)
日本テレビ 日曜0:50 - 1:20枠(土曜日深夜)
前番組番組名次番組
SHARK
〜2nd Season〜

(2014年4月20日 - 7月13日)
近キョリ恋愛
〜Season Zero〜
(2014年7月20日 - 10月12日)
平成舞祭組男
(2014年10月19日 - 2015年1月4日)

映画

近キョリ恋愛
監督熊澤尚人
脚本まなべゆきこ
原作みきもと凜
製作坂下哲也
平体雄二
製作総指揮中山良夫
柏木登
出演者山下智久
小松菜奈
音楽安川午朗
主題歌サカナクション蓮の花
撮影柳田裕男
編集熊澤尚人
制作会社日テレアックスオン
製作会社「近キョリ恋愛」製作委員会
配給東宝映像事業部
公開2014年10月11日
上映時間118分
製作国 日本
言語日本語
興行収入11.7億円[5]
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2014年10月11日より公開。

優秀でプライドが高く常に尊大だが、その美しい容姿で女生徒たちから圧倒的な人気を誇るツンデレ教師櫻井ハルカと、超クールな天才女子高生・ゆにが織り成すラブストーリーを、映画『君に届け』の熊澤尚人監督が山下智久を主演に迎えて映像化する。

全国179スクリーンで公開され、公開初週土日の動員13万5,181人、興収1億7,847万2,500円を記録し全国動員ランキングで2位を記録したが、興行収入ランキングでは動員1位の『ふしぎな岬の物語』を上回り1位となっている[6]。10月18日・19日の2日間で、公開2週目にして動員・興収ともランキング1位となった[7]

公開3週目には、3週連続週末興行収入ランキング第1位、2週連続週末動員ランキング第1位を獲得し、11月9日には、興行収入10億円、観客動員81万人を突破した。

キャスト

スタッフ

脚注

講談社コミックプラス

以下の出典は講談社コミックプラス(講談社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

外部リンク

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