長良川橋梁 (東海道本線)
長良川橋梁(ながらがわきょうりょう)は、岐阜県岐阜市と瑞穂市をむすぶ、長良川に架かるJR東海道本線の橋梁である。前野橋の別名がある。
概要
西岐阜駅と穂積駅の間に架かる鉄道橋である。上り線用と下り線用が別々にある。
1887年(明治20年)の完成時の橋脚は鋳鉄管橋脚であったが、1891年(明治24年)の濃尾地震で崩壊[1]。煉瓦楕円井筒に変更された。
諸元
上り線
- 1 - 3、9は単線ポニーワーレントラス、4 - 8は単線曲弦プラットトラス、10は上路プレートガーダー
- 区間:岐阜県岐阜市今嶺〜岐阜県瑞穂市只越
下り線
- 1 - 3、9は単線ポニーワーレントラス、4 - 8は単線平行弦ワーレントラス、10は上路プレートガーダー
- 4 - 8は1960年(昭和35年)に架け替えられているが、1 - 3、9は上り線と同じ1914年(大正3年)の橋梁が残っている。
- 区間:岐阜県岐阜市今嶺 - 岐阜県瑞穂市只越
その他
長良川に架かるのは1 - 8で、瑞穂市側の9,10は沿って流れる支流の天王川と岐阜県道163号墨俣合渡岐阜線に架かる。
映画 聲の形では、トラス桁の高さの違いまで忠実に再現されている。
脚注
外部リンク
- 「震災報告(鉄道庁)」『官報』1891年11月2日(国立国会図書館デジタル化資料)濃尾地震の際の略図掲載
東経136度42分05.4秒 / 北緯35.398778度 東経136.701500度