鹿島神宮駅

茨城県鹿嶋市宮下にある東日本旅客鉄道の駅

鹿島神宮駅(かしまじんぐうえき)は、茨城県鹿嶋市宮下四丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)鹿島線である。

鹿島神宮駅
南側から見た駅舎(2022年2月)
かしまじんぐう
Kashimajingū
延方 (3.8 km)
地図
所在地茨城県鹿嶋市宮下四丁目1
北緯35度58分14.19秒 東経140度37分32.78秒 / 北緯35.9706083度 東経140.6257722度 / 35.9706083; 140.6257722 東経140度37分32.78秒 / 北緯35.9706083度 東経140.6257722度 / 35.9706083; 140.6257722
所属事業者東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線鹿島線
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線
直通含む)
キロ程14.2 km(香取起点)
水戸から大洗鹿島線経由で56.2 km
電報略号カシ
駅構造高架駅
ホーム1面2線
乗車人員
-統計年度-
[JR 1]779人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日1970年昭和45年)8月20日[1]
備考直営駅管理駅
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概要

当駅は鹿島線の途中駅であるが、当駅から鹿島サッカースタジアム駅の間は、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線からの乗り入れ列車が運行されるのみで、かつ、大洗鹿島線からの列車は、すべて当駅で折り返す(当駅を通過する旅客列車は通常運行されていない)ため、当駅が大洗鹿島線(水戸)方面とJR線香取佐原方面の運転系統上の「区切り」の駅となっている。

かつては鹿島線から成田線総武本線経由で東京駅へ直通する特急列車あやめ」の始発駅となっていた。定期列車の「あやめ」は当駅 - 佐原駅間(約20分)は各駅に停車する普通列車となり、特急料金不要で乗車できた。2015年3月14日ダイヤ改正で「あやめ」は定期列車としては廃止され、佐原から特急となる普通列車も消滅した。

快速列車にも特急列車と同じ経路で東京まで、さらにその先の横須賀線まで直通する列車が存在したが、2004年平成16年)10月16日のダイヤ改正で下り1本を除いて消滅した。しかし、2015年3月14日のダイヤ改正で上り1本総武快速線直通列車と佐倉駅で併合する東京行きが再び設定され、2021年3月13日のダイヤ改正より土休日ダイヤに限り、17年ぶりに横須賀線に直通する大船行きが設定された[2]

延方駅 - 当駅間に北浦橋梁がある。長大な橋梁であり強風の影響を受けやすく、しばしば速度規制や運転中止になる。

歴史

駅構造

島式ホーム1面2線を有する高架駅である。ホームは嵩上げされていない。成田統括センターの直営駅であり、管理駅として潮来駅延方駅鹿島サッカースタジアム駅を管理している。自動券売機指定席券売機、簡易Suica改札機が設置されている。磁気用の自動改札機がないため、駅員に乗車券などを提示する必要がある。

2020年3月のダイヤ改正よりSuicaエリアに編入され、交通系ICカードが利用可能となったが、大洗鹿島線は引き続きエリア外であるため、鹿島サッカースタジアム駅より先(荒野台・水戸方面)への乗車に交通系ICカードは利用できない。

駅前にあった鹿嶋市観光案内所は2020年(令和2年)4月25日より駅構内に移転した。この案内所では大洗鹿島線の乗車券・定期券・回数券、関東鉄道の一般路線バス乗車券・定期券・回数券、高速バス「かしま号」・羽田空港行き乗車券も取り扱う。

のりば

1・2番線は両方向への発着が可能であるが、通常時は以下の使い分けを行なっている。

番線路線方向行先
1大洗鹿島線上り新鉾田大洗水戸方面
2鹿島線上り佐原千葉東京方面

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 当駅は一線スルー構造で、通過列車は1番線を通過する。
  • ホーム長は230 mである[8]

利用状況

JR東日本によると、2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員779人である[JR 1]。会社境界駅ではないため、JR鹿島線と鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の利用者は区別されていない。

2000年度(平成12年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度1日平均
乗車人員
2000年(平成12年)[JR 2]1,534
2001年(平成13年)[JR 3]1,446
2002年(平成14年)[JR 4]1,438
2003年(平成15年)[JR 5]1,331
2004年(平成16年)[JR 6]1,264
2005年(平成17年)[JR 7]1,206
2006年(平成18年)[JR 8]1,174
2007年(平成19年)[JR 9]1,147
2008年(平成20年)[JR 10]1,097
2009年(平成21年)[JR 11]1,076
2010年(平成22年)[JR 12]1,042
2011年(平成23年)[JR 13]906
2012年(平成24年)[JR 14]995
2013年(平成25年)[JR 15]1,031
2014年(平成26年)[JR 16]1,037
2015年(平成27年)[JR 17]1,019
2016年(平成28年)[JR 18]997
2017年(平成29年)[JR 19]979
2018年(平成30年)[JR 20]989
2019年(令和元年)[JR 21]968
2020年(令和02年)[JR 22]742
2021年(令和03年)[JR 23]761
2022年(令和04年)[JR 1]779

駅周辺

北側

南側

東側

西側

バス路線

鹿島神宮駅を発着するバス路線は、隣市を経由して銚子駅小見川駅・牛堀・麻生方面を結ぶ一般路線、鹿嶋市内を循環するコミュニティバス、東京駅・羽田空港・東京ディズニーリゾート・お台場などの都心方面を結ぶ高速バスが発着する。

特に高速バスについては、JRより便数が多く、運賃もJRに比べ割安であるということもあり、特にかしま号は高頻度運行で、利用客も多い。高速・路線バスを運行している関東鉄道は、潮来営業所が下記の全路線(鹿嶋コミュニティバスを除く)の運行を担当しているが、稀にかしま号の臨時便や座席指定便のカシマサッカースタジアム行きバスなどに波崎車庫の所属車が運用される。

高速バスと関東鉄道担当便の一般路線バス(海岸線、利根川線、神宮あやめ白帆ライン、神栖市コミュニティバス)は交通系ICカード(Suica・PASMOなど)での運賃支払いが可能。

乗り場運行事業者系統・行先備考
1番線関東鉄道JRバス関東JRバステック京成バス高速「かしま号」:JR東京駅急行も含む
2番線関東鉄道高速「鹿島-羽田空港線」:羽田空港
高速「鹿島-TDR・東京テレポート線」:JR海浜幕張駅 / 東京ディズニーリゾート / 東京テレポート駅
臨時「スタジアムシャトルバス」:カシマサッカースタジアム
実証運行 高速「茨城県庁・大洗〜成田空港線」:成田空港(2023年9月30日までは茨城交通と共同運行)
 
3番線利根川線海岸線銚子駅 
鹿嶋コミュニティバス
(運行は池田交通が受託)
中央線:高松緑地公園 / 鹿島灘駅
湖岸海岸線:鹿島灘駅
 
鹿行広域バス
(運行は関東鉄道・池田交通が受託)
神宮あやめ白帆ラインチェリオ・イオン鹿嶋店 / 麻生庁舎 
神栖市コミュニティバス
(運行は関東鉄道が受託)
3系統小見川駅 

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
鹿島線
延方駅 - 鹿島神宮駅 - 鹿島サッカースタジアム駅
鹿島臨海鉄道
大洗鹿島線(鹿島サッカースタジアム駅 - 当駅間はJR鹿島線)
荒野台駅 - 鹿島サッカースタジアム駅 - 鹿島神宮駅

※ 鹿島サッカースタジアム駅は、貨物列車ならびに、大洗鹿島線の一部列車(サッカー試合開催日に限る)のみ停車する。

脚注

記事本文

利用状況

JR東日本の1999年度以降の乗車人員

関連項目

外部リンク