Amazon Silk

Fire OS向けブラウザ

Amazon Silk(アマゾン シルク)は、FireタブレットAmazon Fire TV向けに[2]Amazonが開発したウェブブラウザである。迅速な反応を企図し、プロセスをAmazonのクラウドサーバーで処理する分割アーキテクチャフロントエンドBlinkを用いる。全てのKindle fire/fire/fire tvで、販売時にプリインストールされて最新版に都度更新される。2017年12月にfire tv向けが提供開始され、同時期に提供を開始したAndroid版はシステム要件がAndroid 5.1.1以降である。

Amazon Silk
開発元Amazon.com
初版2011年11月15日 (2011-11-15)
最新版
Kindle fire (第1世代) 以降
fire tv (第1世代)以降
Android 5.1.1以降
62.7.2.3202.84.30[1] - 2017年12月22日 (6年前) (2017-12-22) [±]
使用エンジンBlink
対応OSFire OS (Androidベース)Android 5.1.1 以降
プラットフォームFireタブレット
Amazon Fire TV
サイズ58MB
対応言語英語スペイン語フランス語イタリア語日本語中国語
サポート状況開発中
種別ウェブブラウザ
公式サイトwww.amazon.com/silk
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概要

インターフェイスなどはChromiumを基盤とする。Fire OS3から名称表示がSilkブラウザと変更された。ブラウザのバージョン表示を7回程度連打してオプション機能が有効となる。GoogleSPDYプロトコルを用いて反応の迅速化を企図している[3]

プライバシーとセキュリティに関する懸念が報告されているが、Amazonサーバーを経由するクラウド処理は設定により可否を変更可能であった[4][5][6]

Amazon Kindle fire/ Fire タブレット/ fire tv のみが採用し、ウェブブラウザ市場の占有率は1パーセント程度である。リリース直後はウェブサイトプログラムで互換性に難が見られたが、バージョンの更新に連れてAndroid標準ブラウザと同程度に向上している。

アンインストールはできず、Amazon App Storeで代替ブラウザの配布は無い。

Amazon Silkの名称は、Kindle FireとAmazon EC2サーバーをつなぐ様子を「目に見えない絹糸が2つのものを極めて頑丈につなげる」ことに例えて名付けられた[7]

脚注

関連項目

外部リンク