Amazon Simple Storage Service

Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) とは、Amazon Web Services によって提供されるオンラインストレージWebサービス。Amazon S3は、Webサービスのインタフェース(RESTSOAP、およびBitTorrent)を介してストレージを提供している。

Amazon Simple Storage Service
URLaws.amazon.com/jp/s3/
言語英語, 日本語など
タイプクラウドストレージ
運営者Amazon.com
IPv6対応Yes
営利性営利
登録必要
開始2006年3月14日 (18年前) (2006-03-14)
現在の状態Active

概要

AmazonはS3を、2006年3月に米国で[1]2007年11月に欧州で[2]、公に利用可能なWebサービスを開始した。開始時には、データを送信および受信に使用されるネットワークのデータ転送料金、およびリクエストごとの(getまたはputなど)の費用とともに、エンドユーザーは月額 US$0.15/GB で利用できた。2008年11月1日から、50TB以上を格納するエンドユーザーには割引価格を提供。 2014年4月1日より、ストレージ料金は月額 US$0.03/GB 〜で利用できる。AmazonはS3は、Amazon.com自身のグローバルな電子商取引ネットワークを実行するために使用するのと同じスケーラブルなストレージインフラストラクチャを使用していると主張。S3の用途は、ウェブホスティング、画像ホスティング、およびバックアップシステム用のストレージが含まれている。

バケット名にはガイドラインがあり、ハイフンで終わるものや大文字、アンダースコアの入っているものは有効なバケット名ではない。また、.comや.s3.bucketのようなバケット名は使用可能ではあるが静的なウェブサイトのホスティングには推奨されない[3]

耐障害性

耐久性は年99.999999999%であり、年間1TBあたり10バイトのデータが消失する[4]Amazon Elastic Block Storeは耐久性は年99.8~99.9%[5]であり、こちらは、年間1TBあたり1~2GBのデータが消失しているが、圧倒的にS3の方がデータ消失の量が少ない。

可用性は99.99%であり、年間平均1時間弱の停止時間がある[4]。こちらはAmazon Elastic Block Storeの99.999%よりも悪い[5]

実績

格納オブジェクト数は以下の通り。

  • 2007年10月 - 100億
  • 2008年1月 - 140億
  • 2008年10月 - 290億
  • 2009年3月 - 520億
  • 2009年8月 - 640億
  • 2010年3月 - 1020億
  • 2011年7月 - 4490億
  • 2011年12月 - 7620億[6]
  • 2012年6月 - 1兆[7]

関連ソフトウェア

アップロード・ダウンロード
  • s3cmd - S3 にファイルをアップロード・ダウンロード・同期するコマンドラインツール。Ubuntu, Red Hat Enterprise Linux の EPEL など多くのLinuxディストリビューションに含まれている。
  • S3 Browser - Windows用クライアント
  • WinSCP - Windows用クライアント
ファイルシステム (FUSE)
ライブラリ

関連項目

参照

外部リンク