Broadway (マイクロプロセッサ)

Broadway(ブロードウェイ)は、任天堂ゲーム機であるWiiで使用されているCPUのコードネームである。IBMによって設計されたPower Architectureベースのマイクロプロセッサで、90nm プロセスで製造されている。

Broadway
生産時期2006年から
設計者IBM
生産者IBM
CPU周波数729MHz 
アーキテクチャPower Architecture (32ビット)
コア数1
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概要

IBMによるとこのプロセッサは、ニンテンドーゲームキューブで使用された前身の180nmのGekkoよりも、消費電力が20%少ない[1]

BroadwayはIBMにより、ニューヨーク州イースト・フィッシュキル英語版で、300mm の半導体開発および製造設備で生産されている。Broadwayモジュールの組み立てとテストはケベック州ブロモント英語版のIBM施設で実施されている。公式な詳細は、任天堂やIBMから非常に僅かしかリリースされていない。非公式なレポートでは、ゲームキューブで使用された 485MHzのGekkoアーキテクチャの派生で、729MHz で50%高速に稼働する、と主張している[2]

2009年3月にIBMは任天堂に、5000万番目のBroadwayプロセッサを出荷した[3]

後継はWii Uに搭載されたEspressoとなる。

仕様

  • 90nm SOI CMOSプロセス (ダイサイズ 18.9mm² = 4.2mm x 4.5mm)
  • Power Architectureコア(Wiiプラットフォーム用にカスタマイズ)
  • Gekkoプロセッサとの後方互換
  • 729 MHz
  • 32bit 整数演算器
  • 64 bit or SIMD 32 bit x 2 浮動小数点演算器
  • 64 KB L1 キャッシュ (命令 32 KB + データ 32 KB)
  • 256 KB L2 キャッシュ
  • 2.9 GFLOPS

外部バス

  • バス幅 : 64 bit
  • クロック : 243 MHz (30.375Mhz x 8)
  • バンド幅 : 1.9 Gbits/s

参照