NGTS-1

NGTS-1は、はと座の方向にある小さな赤色矮星である。見かけの等級は15.52で、非常に暗く、305ミリメートルの望遠鏡が必要となる。2017年に発見された木星と同じくらいの大きさの太陽系外惑星が少なくとも1つあることが知られている。NGTS-1は初期のM型の赤色矮星に分類されている。NGTS-1の質量太陽の61.7%で、半径は57.3%である。温度の低い矮星であるため、有効温度は3916ケルビンで、オレンジ色をしている[3]

NGTS-1
NGTS-1
星座はと座
見かけの等級 (mv)15.524±0.083
分類恒星
赤色矮星
位置
元期:J2000[1]
赤経 (RA, α) 05h 30m 51.4522866697s[1]
赤緯 (Dec, δ)−36° 37′ 50.896558281″[1]
固有運動 (μ)赤経: -31.902 ミリ秒/[1]
赤緯: -41.025 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π)4.5558 ± 0.0216ミリ秒[1]
(誤差0.5%)
距離716 ± 3 光年[注 1]
(220 ± 1 パーセク[注 1]
軌道要素と性質
惑星の数1
物理的性質
半径0.573±0.077 R[2]
質量0.617+0.023
−0.062
M[2]
表面重力4.71±0.23 cgs
スペクトル分類M05[2]
表面温度3916+71
−63
K[2]
他のカタログでの名称
UCAC2 16099071[1]
DENIS J053051.4-363750[1]
2MASS J05305145-3637508[1]
TIC 192826603[1]
UCAC3 107-15281[1]
UCAC4 267-006604[1]
USNO-B1.0 0533-00066386[1]
Gaia DR2 4821739369794767744[1]
Template (ノート 解説) ■Project
大きさの比較
太陽NGTS-1
太陽Exoplanet

惑星系

赤色矮星であるNGTS-1には、1つのホット・ジュピターが発見されているが、これは通常では不可能のような惑星とされている[4]。NGTS-1は、M型赤色矮星の惑星でトランジットを起こす惑星の中では最も巨大な惑星とされている[3]

NGTS-1とNGTS-1bの想像図
NGTS-1の惑星[2]
名称
(恒星に近い順)
質量軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率軌道傾斜角半径
b0.812+0.066
−0.025
 MJ
0.0326±0.00472.647298±0.00020.016+0.023
−0.012
82.8±2.3°1.33+0.61
−0.33
 RJ

脚注

注釈

出典

関連項目