Stranger (映画館)

Stranger(ストレンジャー)は、東京都墨田区にあるカフェ併設型の映画館である[1]。代表は岡村忠征[2]

ストレンジャー
Stranger
情報
開館2022年9月16日
客席数49
用途映画上映
運営アート&サイエンス
所在地130-0024
東京都墨田区菊川3丁目7-1
菊川会館ビル1F
位置北緯35度41分17秒 東経139度48分22.7秒 / 北緯35.68806度 東経139.806306度 / 35.68806; 139.806306 (ストレンジャー) 東経139度48分22.7秒 / 北緯35.68806度 東経139.806306度 / 35.68806; 139.806306 (ストレンジャー)
最寄駅都営新宿線 菊川駅 A4出口 徒歩1分
半蔵門線都営大江戸線 清澄白河駅 徒歩13分
外部リンクstranger.jp
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歴史

岡村忠征は、映画美学校で学び、映画やテレビドラマ、Vシネマの撮影現場スタッフなどを経て、デザイン業界に転身した[3]。2011年に独立し、デザイン事務所のアート&サイエンスを設立した[3]コロナ禍の2021年、TCC試写室で開かれたリチャード・フライシャー特集上映から刺激を受けて、映画館の開業を思い立った[4]

2022年3月に物件探しを開始した[5]。菊川会館(東京都墨田区菊川のパチンコ店)の跡地が、映画館開業のための条件を満たしていた[5]。5月に同物件を紹介された後、6月に契約して工事に着工し、9月16日に開業した[5]

こけら落としには、ジャン=リュック・ゴダール監督の6作品『勝手に逃げろ/人生』『パッション』『ゴダールのマリア』『右側に気をつけろ』『JLG/自画像』『フォーエヴァー・モーツアルト』が選ばれた[5]。日本での上映権は切れていたが、同館での3週間の上映のために権利を購入した[5]

「映画を知る」「映画を観る」「映画を語り合う」「映画を論じる」「映画で繋がる」をコンセプトに掲げている[6]。館名は『荒野のストレンジャー』(クリント・イーストウッド監督)や『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(ジム・ジャームッシュ監督)などから着想を得て命名された[5]

設備

スクリーンは1つで、座席数は49席[7]。スクリーンの大きさは横4.2メートル、縦1.5メートル[7]。椅子は十日町シネマパラダイス新潟県)で使用されていたもの[7]、スピーカーは鶴岡まちなかキネマ山形県)で使用されていたものをそれぞれ譲り受けた[7]。スピーカーはスクリーンの脇には置かず、スクリーンの裏に全て設置されている[7]

館内には、カフェのStranger Cafe(ストレンジャー・カフェ)が併設されており、オリジナル・ブレンドのコーヒーやフード類を提供している[8]。また、同館オリジナルのグッズや雑誌も販売されている[8]

カフェの設置は映画館という空間を従来型のミュージアムではなく、説明したり、情報交換したりというギャラリー型にしたいという代表・岡村忠征の考えに基づいている[9]

脚注

外部リンク