まらそん侍

まらそん侍』(まらそんざむらい)は、1956年に公開された森一生監督の日本映画[1]

まらそん侍
監督森一生
脚本八木隆一郎
原作伊馬春部 放送劇(ラジオドラマ)『安政奇聞まらそん侍』
製作酒井箴
出演者勝新太郎
音楽鈴木静一
撮影本多省三
製作会社大映大映京都撮影所[1]
配給大映[2]
公開日本の旗1956年2月5日[1]
上映時間89分[1][3]
製作国日本の旗 日本
言語日本語
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1855年(安政2年)に安中藩板倉勝明が藩士に鍛錬のために行わせた「安政遠足とおあし」を題材の下敷きとしている。「安政遠足」は1955年に関連古文書が発見されたことでその存在が知られ、「日本最初のマラソン」として当時大きなニュースになった[4]:80。これを受けて1955年11月に劇作家伊馬春部の原作による放送劇(ラジオドラマ)『安政奇聞まらそん侍』がNHKで放送された(1956年に伊馬の手で『まらそん侍』の題で小説版が刊行されている)。この放送劇を八木隆一郎が脚色し、映画化したのが本作である[3]

藩校に通う若侍たちが、名誉と恋の行方をかけて「遠足の儀」で競う物語で、これに藩の秘宝を盗み出して逃亡を図る盗賊や、若侍たちを妨害しようとする悪漢・悪家老の陰謀もからむ、娯楽作品である[3]

スタッフ

以下のスタッフ名等は特に記載がない限りKINENOTEに従った[1]

キャスト

以下の出演者名と役名は特に記載がない限りKINENOTEに従った[1]

同時上映

映像ソフト

1985年9月25日に、本作を収録したVHSビデオソフトが発売された。

脚注

参考文献

関連項目

  • 幕末まらそん侍 - 2014年に刊行された土橋章宏の小説。安政遠足を題材とする。『サムライマラソン』の題で映画化された。

外部リンク