オブス県

モンゴル国の西部にある県

オヴス県(オヴスけん、モンゴル語: Увс аймагᠤᠪᠰᠤ
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)は、モンゴル国の県(アイマク)の一つ。2008年時点での人口は77,184人。同国の西部に位置し、首都のウランバートルからは1336km離れている。県庁所在地のオラーンゴムは海抜936m地点に位置する。県名はモンゴル最大の湖であるウヴス・ヌールにちなんで名付けられた。

オヴス県
Skyline of オヴス県
オヴス県の旗
オヴス県の公式印章
印章
オヴス県の位置
オヴス県の位置
北緯49度30分 東経92度30分 / 北緯49.500度 東経92.500度 / 49.500; 92.500
面積
 • 合計69,585.39 km2
人口
(2014)
 • 合計75,737人

地理

この県のステップ地帯の一部は、ウヴス・ヌールとして世界遺産に登録されている。県の北の境界は640kmにわたりロシアと接していて、東の境は340kmにわたりザブハン県と接している。また、南と西の境はそれぞれ200kmずつにわたりホブド県バヤン・ウルギー県に接している。この県の面積は69,585.39 km2 (26,867 mi2) で、国土の4.45%を占めている。気候は総面積の60%が山岳気候で、残りの40%がゴビ砂漠ステップ気候になっている。

人口構成

この地には昔からアルタイ語族の言語を話す人々が暮らしを営んできた。現在は人口の60%がドゥルベド族英語版、15%がバヤド族英語版、15%がハルハ族で占められている。また、最近ではトゥバ族、ホトン族、カザフ族なども少なからずこの地で暮らしている。

歴史

1921年に起きた革命の後、この地方には1925年11月21日にチャンドマニ・ウーリン県(Chandmani Uulyn Aimag、Чандмань уулын аймаг、宝石の山の県の意)が設立された。チャンドマニ・ウーリン県は現在のオブス県、ホブド県、バヤン・ウルギー県の国の西半分を管轄していた。1931年にチャンドマニ・ウーリン県はホブド県とドゥルベド県(Dörvöd aimag、Дөрвөд аймаг)に分割され、さらにドゥルベド県は1933年にオブス県と改称された。

対外関係

姉妹提携


行政区画

州内のソムの区割り図
州内のソム一覧
ソム名モンゴル語表記2003年の推計人口[1]2005年の推計人口[1]2007年の推計人口[1]2008年の推計人口[1][2]ソムの中心地の2007年の推計人口[1]
バローントローンБаруунтуруун3,2412,7383,0742,8102,010
ブフムルンБɵхмɵрɵн2,2612,2172,1502,187779
ダウストДавст1,8541,7481,8201,784537
ホブドХовд2,4632,4402,4582,475503
ヒャルガスХяргас2,4912,6142,6632,511765
マルチンМалчин2,9382,8872,8722,502707
ナランボラグНаранбулаг4,8814,9354,8934,6581,044
ウルギー [3]Өлгий2,6292,6492,6202,444478
ウムヌゴビ[4]Өмнɵговь4,3354,5264,5034,3361,034
ウンドルハンガイӨндɵрхангай3,5883,6403,7683,779930
サギルСагил2,2452,2452,3362,3431,015
タリアランТариалан5,1375,1154,4994,0041,393
テスТэс6,0146,0926,0535,623667
ツァガーンハイルハンЦагаанхайрхан2,5982,4622,4992,501624
ツルゲンТүргэн1,8671,8771,9331,960603
オラーンゴムУлаангом26,94025,33924,07124,16721,406*
ザブハンЗавхан2,2612,0522,0421,936650
ズーンゴビЗүүнговь2,6442,5992,6202,578657
ズーンハンガイЗүүнхангай2,7252,7492,5992,586618

* - 県の首府

著名出身者

外部リンク

脚注