クリスチャン・リード

クリスチャン・リード(Christian Ried、1979年2月24日[1] − )は、FIA 世界耐久選手権に参戦しているドイツレーシングドライバー[2]プロトン・コンペティション英語版のチームオーナーである。

2023年

経歴

リードの父、ジェロルドは1996年にプロトン・コンペティション英語版を設立[3]1999年のFIA GT選手権に参戦して以来、彼のキャリアのほとんどを共にしたチームである。2021年現在、クリスチャンはチームオーナーであり、2021年はユナイテッド・スポーツカー選手権に参戦している[4]ル・マン24時間レースでは、2006年に初出場。GT2クラスでドライブした[5]。彼は2011年に復帰し、プロトン・コンペティションから出場し、2014年LMGTE Amクラス2位で初の表彰台を獲得[6]。2018年、コ・ドライバーのマット・キャンベルとジュリアン・アンドローエルと共にクラス優勝を獲得した[7]。2020年、リードは再び準優勝を果たし、ドライバーラインナップでは、リカルド・ペーラがアンドローエルに代わって参戦した[8]。その同じ年、リードはGTEクラスのヨーロピアン・ル・マン・シリーズのチャンピオンを獲得した[9]

2017年と2018年に、リードはポルシェカップを獲得。これは、シーズン中にポルシェのドライブに最も成功したワークス以外のドライバーに授与される賞である[10][11]

また2023年時点、2012年のFIA 世界耐久選手権(WEC)の創設以来、ここまでWECの全レースに出場してきた唯一のドライバーである[12]

レース記録

ル・マン・シリーズ/ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ

チーム使用車両エンジンクラス123456順位ポイント
2007年チーム・フェルバーマイヤー・プロトンポルシェ・911 GT3-RSRポルシェ 4.0L Flat-6GT2MNZ
Ret
VAL
5
NÜR
13
SPA
7
SIL
Ret
SAO16位7
2008年GT2CAT
9
MNZ
Ret
SPA
3
NÜR
9
SIL
5
14位10
2009年GT2CAS
7
SPA
11
ALG
Ret
NÜR
7
SIL
8
16位5
2010年GT2CAS
2
SPA
8
ALG
5
HUN
7
SIL
10
3位55
2011年プロトン・コンペティションLMGTE AmCAS
1
SPA
8

DSQ
SIL
2
EST
3
5位35
2013年LMGTESIL
1
IMO
5
SPL
8
HUN
1
CAS
3
2位80
2015年ポルシェ・911 RSRLMGTESIL
5
IMO
2
SPL
5
CAS
4
EST
7
6位55
2016年LMGTESIL
6
IMO
4
SPL
5
CAS
Ret
SPA
2
EST
5
7位60
2017年LMGTESIL
2
MNZ
5
SPL
5
CAS
6
SPA
6
EST
1
3位80
2018年LMGTECAS
5
MNZ
2
SPL
4
SIL
4
SPA
5
ALG
1
4位83
2019年LMGTECAS
3
MNZ
1
CAT
6
SIL
7
SPA
2
ALG
Ret
2位76
2020年LMGTECAS
1
SPA
6
CAS
2
MNZ
2
ALG
1
1位99
2021年ウェザーテック・レーシングポルシェ・911 RSR-19ポルシェ 4.2L Flat-6LMGTECAT
2
SPL
7
CAS
4
MNZ
9
SPA
7
ALG
8
7位57

インターコンチネンタル・ル・マン・カップ

チーム使用車両エンジンクラス1234567
2011年プロトン・コンペティションポルシェ・911 GT3-RSRポルシェ 4.0L Flat-6LMGTE AmSEB
2
SPA
4
LMS
Ret

DSQ
SIL
2
PET
Ret
ZHU
1

FIA 世界耐久選手権

チーム使用車両エンジンクラス123456789順位ポイント
2012年チーム・フェルバーマイヤー・プロトンポルシェ・911 GT3-RSRポルシェ 4.0L Flat-6LMGTE AmSEB
1
SPA
1
LMS
Ret
SIL
2
SÃO
1
BHR
1
FUJ
3
SHA
2
2位153
2013年プロトン・コンペティションLMGTE AmSIL
5
SPA
5
LMS
5
SÃO
3
COA
5
FUJ
3
SHA
4
BHR
Ret
6位76.5
2014年ポルシェ・911 RSRLMGTE AmSIL
4
SPA
4
LMS
2
COA
3
FUJ
4
SHA
5
BHR
4
SÃO
4
4位121
2015年アブダビ・プロトン・レーシングLMGTE AmSIL
5
SPA
4
LMS
Ret
NUR
6
COA
2
FUJ
5
SHA
7
8位79
デンプシー-プロトン・レーシングBHR
3
2016年KCMGLMGTE AmSIL
4
SPA
4
LMS
2
NURMEX
3
COA
2
FUJ
3
SHA
3
BHR
2
5位121
2017年デンプシー-プロトン・レーシングLMGTE AmSIL
3
SPA
2
LMN
3
NUR
1
MEX
1
COA
4
FUJ
3
SHA
3
BHR
4
2位168
2018–19年LMGTE AmSPA
4
LMN
1
SIL
1

DSQ
SHA
1
SEB
1
SPA
1
LMN
2
2位110
2019–20年LMGTE AmSIL
5
FUJ
5
SHA
11
BHR
6
COA
5
SPA
2
LMN
2
BHR
7
5位107.5
2021年ポルシェ・911 RSR-19ポルシェ 4.2L Flat-6LMGTE AmSPA
Ret
POR
Ret
MNZ
9
LMN
7
BHR
6
BHR
6
10位34
2022年LMGTE AmSEB
4
SPA
1
LMN
8
MNZ
FSW
BHR
4位*52*
  • 太字ポールポジション斜字ファステストラップ。(key)
  • :そのシーズンはドライバーズ選手権が懸けられていなかったので、替わりにLMGTE Amトロフィの順位を載せる。
  • * : 今シーズンの順位。(現時点)

ル・マン24時間レース

ル・マン24時間レース 結果
チームコ・ドライバー使用車両クラス周回順位クラス
順位
2006年 セバー・オートモーティブ ザビエル・ポンピドゥー
ソーキルド・サイリング
ポルシェ・911 GT3-RSRGT2256DNFDNF
2011年 プロトン・コンペティション ホルスト・フェルバーマイヤー
ホルスト・フェルバーマイヤーJr.
ポルシェ・911 GT3-RSRGTE
Am
199DNFDNF
2012年 チーム・フェルバーマイヤー・プロトン ジャンルカ・ローダ
パオロ・ルベルティ
GTE
Am
222DNFDNF
2013年 プロトン・コンペティション ジャンルカ・ローダ
パオロ・ルベルティ
GTE
Am
30035位8位
2014年 ハリド・アル・クバイシ
クラウス・バフラー
ポルシェ・911 RSRGTE
Am
30021位2位
2015年 アブダビ・プロトン・レーシング ハリド・アル・クバイシ
クラウス・バフラー
GTE
Am
44DNFDNF
2016年 KCMG ジョエル・カマティアス
ヴォルフ・ヘンツラー
GTE
Am
30041位10位
2017年 デンプシー-プロトン・レーシング マッテオ・カイローリ
マーヴィン・ディエンスト
GTE
Am
32934位6位
2018年 ジュリアン・アンドローエル
マット・キャンベル
GTE
Am
33525位1位
2019年 ジュリアン・アンドローエル
マット・キャンベル
GTE
Am
33234位4位
2020年 リカルド・ペーラ
マット・キャンベル
GTE
Am
33925位2位
2021年 ジャクソン・エバンス
マット・キャンベル
ポルシェ・911 RSR-19GTE
Am
33531位5位
2022年 セバスチャン・プリオール
ハリー・ティンクネル
GTE
Am
33647位14位

脚注