2013年のFIA 世界耐久選手権

2013年のFIA 世界耐久選手権
前年:2012翌年:2014

2013年のFIA 世界耐久選手権は、国際自動車連盟 (FIA) とフランス西部自動車クラブ (ACO) が共同で開催したFIA 世界耐久選手権 (WEC) の第2回大会である。シリーズはACO規定のル・マン・プロトタイプおよびGTのカテゴリでタイトルが争われる。世界選手権はドライバーズタイトルおよびLMP1のマニファクチャラーズタイトルが与えられ、他のカテゴリにはカップおよびトロフィーが与えられる。2013年は4月のシルバーストンで開幕し、11月のバーレーンまで全8戦で争われた。今シーズンは6月のル・マンアラン・シモンセンの死亡事故が発生した。

開催スケジュール

当初のカレンダーは2012年9月28日にFIA世界モータースポーツ協議会で発表された。全8戦のうち7戦が2012年に引き続いて開催されるが、何戦かは開催時期が変更された。シルバーストン6時間レースが4月に開催、開幕戦となりスパが5月、ル・マンが6月に開催される。機材輸送のコストを節約するため、航空機に代わって船便で輸送し、それに伴いヨーロッパ外でのイベントはシーズン後半に集中して開催される。サンパウロは前年に引き続いてヨーロッパ外での最初のイベントとなり、アメリカでのレースはセブリングに代わってサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される。富士と上海は前倒しされ、バーレーンが最終戦として11月に開催される。これは前年度9月に開催されたものの、高温がいくらか緩和されることとなる[1]

シルバーストン戦はヨーロピアン・ル・マン・シリーズとの共催となる。オースティン戦はアメリカン・ル・マン・シリーズとの共催となるが、昨年度のセブリング12時間と異なってそれぞれ独立したレースとなる[2]

ラウンドレースサーキット開催地開催日
1シルバーストン6時間レース シルバーストン・サーキットイギリスシルバーストン4月14日
2スパ・フランコルシャン6時間レース スパ・フランコルシャンベルギースパ5月4日
3ル・マン24時間レース サルト・サーキットフランスル・マン6月22-23日
4サンパウロ6時間レース インテルラゴス・サーキットブラジルサンパウロ9月1日
5サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レース サーキット・オブ・ジ・アメリカズアメリカ合衆国テキサス州オースティン9月22日
6富士6時間レース 富士スピードウェイ日本, 静岡県駿東郡小山町10月20日
7上海6時間レース 上海インターナショナルサーキット中国上海11月9日
8バーレーン6時間レース バーレーン・インターナショナル・サーキットバーレーンサヒール11月30日

レギュレーションの変更

2013年シーズンはLMGTE ProおよびLMGTE Amの両カテゴリーにワールドカップが与えられる。さらにLMP2とLMGTE AmカテゴリーにはFIA耐久トロフィーが与えられる[3]。また、予選の形式も変更され各チームはドライバー2名それぞれのタイムが要求される。予選の結果は4つのタイムの平均で決定される。この新たな予選形式は多くのドライバーからの批判を受けることとなった[4]。レース前のウォームアップセッションは、追加の練習が必要な場合の例を除いて廃止された[5]

LMP2カテゴリーはコストを下げるために数回の規則変更が行われる。その中にはシーズン中のパフォーマンスのバランスを取るためのアップデートキットも含まれる。コストの上限は2013年型シャシーを購入しなかったチームのための、前年度シャシー用アップグレードキット一式の価格となる。チームはシーズン中に使用できるエンジンとタイヤの数は制限される[5]ディーゼルエンジンの使用が初めて許可される[1]。LMGTE Amカテゴリーでもタイヤの数は制限される[5]

エントリー

世界耐久選手権はLe Mans Prototype 1 (LMP1) 、Le Mans Prototype 2 (LMP2) 、Le Mans Grand Touring Endurance - Professional (LMGTE Pro) 、Le Mans Grand Touring Endurance - Amateur (LMGTE Am) の4クラスから成る。2013年のエントリーリストはフランス西部自動車クラブが2月1日に発表し、6台のLMP1、12台のLMP2、6台のLMGTE Pro、8台のLMGTE Amがエントリーし、32台のフルグリッドが埋まった[6]。LMP2の2チーム、スターワークス・モータースポーツ[7]およびHVMステータスGP[8]は後に資金不足のため撤退した。

LMP1

チーム車両エンジンタイヤNo.ドライバーラウンド
アウディ・スポーツチーム ヨーストアウディ・R18 e-tron クアトロアウディ TDI 3.7 L Turbo V6 (ハイブリッド ディーゼル)M1 アンドレ・ロッテラー[9]全戦
ブノワ・トレルイエ[9]全戦
マルセル・フェスラー[9]全戦
2 トム・クリステンセン[9]全戦
アラン・マクニッシュ[9]全戦
ロイック・デュバル[9]全戦
3 マルク・ジェネ[10]2-3
オリバー・ジャービス[11]2-3
ルーカス・ディ・グラッシ[11]2-3
トヨタ・レーシングトヨタ・TS030 HYBRIDトヨタ 3.4 L V8 (ハイブリッド)M7 アレクサンダー・ヴルツ[12]1-3, 6-8
ニコラ・ラピエール[12]1-3, 6-8
中嶋一貴[12]2-3, 6, 8
8 アンソニー・デビッドソン[12]全戦
セバスチャン・ブエミ[12]全戦
ステファン・サラザン[12]全戦
レベリオン・レーシングローラ・B12/60トヨタ RV8KLM 3.4 L V8M12 ニコラ・プロスト[13]1-5, 7-8
ニック・ハイドフェルド[13]1-5
ニール・ジャニ[13]1-3
マティアス・ベシェ[14]4-8
アンドレア・ベリッチ[15]6-8
13 アンドレア・ベリッチ[13]1-3
マティアス・ベシェ[13]1-3
コン・フー・チェン[13]1-3
ストラッカ・レーシングHPD ARX-03cホンダ LM-V8 3.4 L V8M21 ニック・レヴェンティス[16]1-3
ダニー・ワッツ[16]1-3
ジョニー・ケイン[16]1-3
凡例
フルエントリー
* 全ての選手権ポイントに有効
追加エントリー
* ドライバーズ選手権ポイントのみ有効
サードマニファクチャラーエントリー
* ドライバーズ選手権ポイントのみ有効
* ル・マンでの LMP1 マニファクチャラーズ選手権ポイントのみ有効

LMP2

チーム車両エンジンタイヤNo.ドライバーラウンド
オーク・レーシングモーガン・LMP2ニッサン VK45DE 4.5 L V8D24 オリビエ・プラ[17]全戦
アレックス・ブランドル[17]全戦
デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン[17]全戦
35 ベルトラン・バゲット[18]全戦
マーティン・プロウマン[18]全戦
リカルド・ゴンザレス[18]全戦
45 ジャック・ニコレ[19]全戦
ジャン=マルク・マーリン[19]1-5
フィリップ・モンドロ[20]3
井原慶子[21]4, 6-8
エリク・マリス[22]5
デヴィッド・チェン[23]7-8
デルタ-ADRオレカ・03ニッサン VK45DE 4.5 L V8D25 トー・グラーブ[24]1-7
ジェームズ・ウォーカー[25]1-2, 4-6
アントニオ・ピッツォニア[26]1-2
アーチー・ハミルトン[20]3
中野信治[20]3, 6
ロビー・カー[27]4, 7-8
ルディ・ジュンコ[22]5
クレイグ・ドルビー[28]7-8
ファビアン・ジロイ[29]8
G-ドライブ・レーシングオレカ・03ニッサン VK45DE 4.5 L V8D26 ロマン・ルシノフ[6]全戦
マイク・コンウェイ[30]全戦
ジョン・マーティン[30]全戦
ガルフ・レーシング・ミドルイーストローラ・B12/80ニッサン VK45DE 4.5 L V8D28 ファビエン・ジロイ[6]2-3
井原慶子[31]2-3
フレデリック・ファティエン[31]2
フィリップ・ハエズブロウク[20]3
ロータスロータス・T128プラガ[32] (ジャッド) 3.6 L V8D31 ケヴィン・ウィーダ[33]全戦
ヴィタントニオ・リウッツィ[33]1-2, 5-8
クリストフ・ブシュー[19]1, 3-4, 7
ジェームズ・ロシター[33]2-3, 5-6
ルーカス・アウアー[29]8
32 トーマス・ホルツァー[33]全戦
ドミニク・クライハマー[34]全戦
ヤン・チャロウズ[32]全戦
グリーヴス・モータースポーツザイテック・Z11SNニッサン VK45DE 4.5 L V8D41 クリス・ダイソン[35]1-2, 5
マイケル・マーサル[35]1-2
トム・キンバー=スミス[35]1-3, 5
アレクサンダー・ロッシ[20]3
エリック・ラックス[20]3, 7
クリスチャン・ズゲル[36]4-5
グンナー・ジャネット[37]4
ビヨン・ビルドハイム[38]4, 7-8
マーク・シュルジッツスキー[23]7
ヴォルフガング・ライブ[29]8
ジョン・ランカスター[29]8
42 ミハエル・クルム[20]3
ヤン・マーデンボロー[20]3
ルーカス・オルドネス[20]3
ペコム・レーシングオレカ・03ニッサン VK45DE 4.5 L V8M49 ルイス・ペレス・コンパンク[39]全戦
ピエール・カッファー[39]全戦
ニコラ・ミナシアン[39]全戦

LMGTE Pro

チーム車両エンジンタイヤNo.ドライバーラウンド
AFコルセフェラーリ・458イタリア GT2フェラーリ F142 4.5 L V8M51 ジャンマリア・ブルーニ[6]全戦
ジャンカルロ・フィジケラ[40]1-7
マッテオ・マルーチェリ[41]3
トニ・バイランダー[29]8
71 小林可夢偉[40]全戦
トニ・バイランダー[42]1-7
オリビエ・ベレッタ[6]3
ジャンカルロ・フィジケラ[29]8
ポルシェ AG チーム・マンタイポルシェ・911 RSRポルシェ 4.0 L Flat-6M91 ヨルグ・ベルグマイスター[43]全戦
パトリック・ピレ[43]全戦
ティモ・ベルンハルト[43]1-3
92 マルク・リープ[43]全戦
リヒャルト・リーツ[43]全戦
ロマン・デュマ[43]1-3
アストンマーティン・レーシングアストンマーティン・ヴァンテージ GTEアストンマーティン 4.5 L V8M97 ダレン・ターナー[44]全戦
シュテファン・ミュッケ[44]全戦
ブルーノ・セナ[19]1
ピーター・ダンブレック[44]2-3
オリバー・ギャビン[45]5
フレデリック・マコヴィッキィ[15]6
98 ブルーノ・セナ[31]2
フレデリック・マコヴィッキィ[31]2
ロブ・ベル[31]2
ビル・オーバーレン[20]3
ポール・ダラ・ラナ[20]3-5
ペドロ・ラミー[20]3-5
リッチー・スタナウェイ[46]4-5
99 ポール・ダラ・ラナ[19]1-2
ペドロ・ラミー[19]1-2, 6-8
フレデリック・マコヴィッキィ[44]1, 3, 5
リッチー・スタナウェイ[31]2, 6-8
ロブ・ベル[44]3-4
ブルーノ・セナ[20]3-5, 7-8

LMGTE Am

チーム車両エンジンタイヤNo.ドライバーラウンド
ラルブル・コンペティションシボレー・コルベット C6.Rシボレー 5.5 L V8M50 パトリック・ボーンハウザー[47]全戦
ジュリアン・カナル[47]全戦
フェルナンド・リーズ[47]1-2, 4-8
リッキー・テイラー[48]3
70 クーパー・マクニール[49]3
マヌエル・ロドリゲス[49]3
フィリップ・デュマ[49]3
AFコルセフェラーリ・458イタリア GT2フェラーリ F142 4.5 L V8M54 ヤニック・マレゴル[31]2-3
ジャン=マルク・バシェリア[31]2-3
ハワード・ブランク[31]2-3
55 ピエルジュゼッペ・パラジーニ[20]3
ロレンツォ・ケース[20]3
ダリル・オーヤン[20]3
61 ジャック・ガーバー[6]1-7
マット・グリフィン[50]全戦
マルコ・チオーチ[50]1-7
フランソワ・ペロド[29]8
エマニュエル・コラール[29]8
クローン・レーシングフェラーリ・458イタリア GT2フェラーリ F142 4.5 L V8M57 トレーシー・クローン[6]全戦
ニクラス・ジョンソン[50]全戦
マウリツィオ・メディアーニ[51]全戦
IMSA・パフォーマンス マットムートポルシェ・997 GT3-RSRポルシェ 4.0 L Flat-6M67 パスカル・ギボン[10]3
パトリス・ミレッシ[52]3
ヴォルフ・ヘンツラー[52]3
76 レイモン・ナラク[53]全戦
ジャン=カール・ヴェルネイ[53]全戦
クリストフ・ブーレ[53]1, 3-4
マルクス・パルタッラ[15]6-8
8スター・モータースポーツフェラーリ・458イタリア GT2フェラーリ F142 4.5 L V8M81 エンツォ・ポトリッチオ[54]全戦
ルイ・アグアス[54]全戦
フィリップ・ピーター[19]1
マッテオ・マルーチェリ[55]2, 5
ジェイソン・ブライト[56]3
ダヴィデ・リゴン[37]4, 6-8
プロトン・コンペティションポルシェ・997 GT3-RSRポルシェ 4.0 L Flat-6M88 クリスチャン・リード[57]全戦
ジャンルカ・ロダ[57]全戦
パオロ・ルベルティ[57]全戦
アストンマーティン・レーシングアストンマーティン・ヴァンテージ GTEアストンマーティン 4.5 L V8M95 クリストファー・ニギャルド[44]全戦
クリスチャン・ポールゼン[44]全戦
アラン・シモンセン[44]1-3
ニッキー・ティーム[46]4-5, 7-8
ブルーノ・セナ[15]6
96 ジェイミー・キャンベル=ウォルター[44]全戦
スチュワート・ホール[44]全戦
ロアルド・ゲーテ[44]1-3, 8
ジョナサン・アダム[15]6-7

結果およびランキング

レース結果

世界耐久選手権にエントリーした上位ドライバーを以下に記載する。選手権ドライバーよりも上位でフィニッシュした招待エントリードライバーは個々のレースの項目を参照のこと。

ラウンドサーキットLMP1 優勝者LMP2 優勝者LMGTE Pro 優勝者LMGTE Am 優勝者レポート
1シルバーストン No. 2 アウディ・スポーツチーム ヨースト No. 25 デルタ-ADR No. 97 アストンマーティン・レーシング No. 95 アストンマーティン・レーシング詳細
アラン・マクニッシュ
トム・クリステンセン
ロイック・デュバル
アントニオ・ピッツォニア
トー・グラーブ
ジェームズ・ウォーカー
ダレン・ターナー
シュテファン・ミュッケ
ブルーノ・セナ
アラン・シモンセン
クリストファー・ニギャルド
クリスチャン・ポールゼン
2スパ・フランコルシャン No. 1 アウディ・スポーツチーム ヨースト No. 49 ペコム・レーシング No. 51 AFコルセ No. 81 8スター・モータースポーツ詳細
アンドレ・ロッテラー
ブノワ・トレルイエ
マルセル・フェスラー
ルイス・ペレス・コンパンク
ピエール・カッファー
ニコラ・ミナシアン
ジャンマリア・ブルーニ
ジャンカルロ・フィジケラ
エンツォ・ポトリッチオ
ルイ・アグアス
マッテオ・マルーチェリ
3ル・マン No. 2 アウディ・スポーツチーム ヨースト No. 35 オーク・レーシング No. 92 ポルシェ AG チーム・マンタイ No. 76 IMSA・パフォーマンス マットムート詳細
アラン・マクニッシュ
トム・クリステンセン
ロイック・デュバル
ベルトラン・バゲット
マーティン・プロウマン
リカルド・ゴンザレス
マルク・リープ
リヒャルト・リーツ
ロマン・デュマ
レイモン・ナラク
ジャン=カール・ヴェルネイ
クリストフ・ブーレ
4インテルラゴス No. 1 アウディ・スポーツチーム ヨースト No. 26 G-ドライブ・レーシング No. 51 AFコルセ No. 96 アストンマーティン・レーシング詳細
アンドレ・ロッテラー
ブノワ・トレルイエ
マルセル・フェスラー
ロマン・ルシノフ
マイク・コンウェイ
ジョン・マーティン
ジャンマリア・ブルーニ
ジャンカルロ・フィジケラ
ジェイミー・キャンベル=ウォルター
スチュワート・ホール
5オースティン No. 2 アウディ・スポーツチーム ヨースト No. 26 G-ドライブ・レーシング No. 99 アストンマーティン・レーシング No. 96 アストンマーティン・レーシング詳細
アラン・マクニッシュ
トム・クリステンセン
ロイック・デュバル
ロマン・ルシノフ
マイク・コンウェイ
ジョン・マーティン
フレデリック・マコヴィッキィ
ブルーノ・セナ
ジェイミー・キャンベル=ウォルター
スチュワート・ホール
6富士 No. 7 トヨタ・レーシング No. 35 オーク・レーシング No. 97 アストンマーティン・レーシング No. 95 アストンマーティン・レーシング詳細
アレクサンダー・ヴルツ
ニコラ・ラピエール
中嶋一貴
ベルトラン・バゲット
マーティン・プロウマン
リカルド・ゴンザレス
ダレン・ターナー
シュテファン・ミュッケ
フレデリック・マコヴィッキィ
クリスチャン・ポールゼン
クリストファー・ニギャルド
ブルーノ・セナ
7上海 No. 1 アウディ・スポーツチーム ヨースト No. 26 G-ドライブ・レーシング No. 97 アストンマーティン・レーシング No. 81 8スター・モータースポーツ詳細
アンドレ・ロッテラー
ブノワ・トレルイエ
マルセル・フェスラー
ロマン・ルシノフ
マイク・コンウェイ
ジョン・マーティン
ダレン・ターナー
シュテファン・ミュッケ
エンツォ・ポトリッチオ
ルイ・アグアス
デヴィデ・リゴン
8バーレーン No. 8 トヨタ・レーシング No. 26 G-ドライブ・レーシング No. 51 AFコルセ No. 95 アストンマーティン・レーシング詳細
セバスチャン・ブエミ
アンソニー・デビッドソン
ステファン・サラザン
ロマン・ルシノフ
マイク・コンウェイ
ジョン・マーティン
ジャンマリア・ブルーニ
トニ・バイランダー
クリストファー・ニギャルド
クリスチャン・ポールゼン
ニッキー・ティーム

選手権ポイントを獲得するには優勝者の走行距離の70%以上を走行しなければならない。各カテゴリーのポールポジション獲得ドライバーおよびチームにはボーナスポイント1が与えられる。ル・マン24時間レースでは全てのポイントが2倍になる。富士6時間はレース時間の75%が成立しなかったため、ポイントは2分の1が与えられた。

ポイントシステム[58]
順位1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位その他
ポイント2518151210864210.5

ドライバーズ・ランキング

2013年シーズンはドライバーに4つのタイトルが与えられる。世界選手権タイトルはLMP1とLMP2に与えられる。ワールドカップはLMGTEに与えられる。2つのFIA耐久トロフィーはLMP2とLMGTE Amに与えられる。

ドライバーズ選手権

アラン・マクニッシュトム・クリステンセンロイック・デュバルが上海6時間レースでドライバーズタイトルを獲得した。

順位ドライバーチームSIL
SPA
LMS
SAO
COA
FUJ
SHA
BHR
ポイント
1 アラン・マクニッシュ アウディ・スポーツチーム ヨースト1212123Ret162
1 トム・クリステンセン アウディ・スポーツチーム ヨースト1212123Ret162
1 ロイック・デュバル アウディ・スポーツチーム ヨースト1212123Ret162
2 アンドレ・ロッテラー アウディ・スポーツチーム ヨースト215131412149.25
2 マルセル・フェスラー アウディ・スポーツチーム ヨースト215131412149.25
2 ブノワ・トレルイエ アウディ・スポーツチーム ヨースト215131412149.25
3 アンソニー・デビッドソン トヨタ・レーシング342Ret215Ret1106.25
3 ステファン・サラザン トヨタ・レーシング342Ret215Ret1106.25
3 セバスチャン・ブエミ トヨタ・レーシング342Ret215Ret1106.25
4 アレクサンダー・ヴルツ トヨタ・レーシング4Ret412Ret69.5
4 ニコラ・ラピエール トヨタ・レーシング4Ret412Ret69.5
5 マティアス・ベシェ レベリオン・レーシング66213434Ret63.5
6 ニコラ・プロスト レベリオン・レーシング5520344Ret60
7 ジョン・マーティン G-ドライブ・レーシング1312EX4555353
7 マイク・コンウェイ G-ドライブ・レーシング1312EX4555353
7 ロマン・ルシノフ G-ドライブ・レーシング1312EX4555353
8 ニック・ハイドフェルド レベリオン・レーシング55203448
9 ルーカス・ディ・グラッシ アウディ・スポーツチーム ヨースト3345
9 マルク・ジェネ アウディ・スポーツチーム ヨースト3345
9 オリバー・ジャービス アウディ・スポーツチーム ヨースト3345
10 ベルトラン・バゲット オーク・レーシング1010751147644.5
10 マーティン・プロウマン オーク・レーシング1010751147644.5
10 リカルド・ゴンザレス オーク・レーシング1010751147644.5
11 デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン オーク・レーシング89891066442
11 オリビエ・プラ オーク・レーシング89891066442
11 アレックス・ブランドル オーク・レーシング89891066442
12 中嶋一貴 トヨタ・レーシングRet41Ret37.5
順位ドライバーチームSIL
SPA
LMS
SAO
COA
FUJ
SHA
BHR
ポイント
結果
金色優勝
銀色2位
銅色3位
ポイント圏内完走
青灰色ポイント圏外完走
周回数不足 (NC)
リタイヤ (Ret)
予選不通過 (DNQ)
予備予選不通過 (DNPQ)
失格 (DSQ)
スタートせず (DNS)
エントリーせず (WD)
レースキャンセル (C)
空欄欠場
出場停止処分 (EX)

太字 - ポールポジション

GTドライバーズワールドカップ

ジャンマリア・ブルーニがバーレーン6時間レースでタイトルを獲得した。

順位ドライバーチームSIL
SPA
LMS
SAO
COA
FUJ
SHA
BHR
ポイント
1 ジャンマリア・ブルーニ AFコルセ51512241145
2 ジャンカルロ・フィジケラ AFコルセ51512243135
3 シュテファン・ミュッケ アストンマーティン・レーシング1432Ret11Ret125.5
3 ダレン・ターナー アストンマーティン・レーシング1432Ret11Ret125.5
4 マルク・リープ ポルシェ AG チーム・マンタイ45144464123
4 リヒャルト・リーツ ポルシェ AG チーム・マンタイ45144464123
5 トニ・バイランダー AFコルセ234Ret3951108
6 パトリック・ピレ ポルシェ AG チーム・マンタイ7Ret23933299.5
6 ヨルグ・ベルグマイスター ポルシェ AG チーム・マンタイ7Ret23933299.5
7 小林可夢偉 AFコルセ234Ret395398
8 ブルーノ・セナ アストンマーティン・レーシング12RetRet152Ret94
9 フレデリック・マコヴィッキィ アストンマーティン・レーシング32Ret1173.5
10 ロマン・デュマ ポルシェ AG チーム・マンタイ45172
11 ペドロ・ラミー アストンマーティン・レーシング36Ret11Ret132Ret42.75
12 ティモ・ベルンハルト ポルシェ AG チーム・マンタイ7Ret242

LMP2ドライバーズトロフィー

ベルトラン・バゲットマーティン・プロウマン、リカルド・ゴンザレスがバーレーン6時間レースでタイトルを獲得した。

順位ドライバーチームSIL
SPA
LMS
SAO
COA
FUJ
SHA
BHR
ポイント
1 ベルトラン・バゲット オーク・レーシング43127134141.5
1 マーティン・プロウマン オーク・レーシング43127134141.5
1 リカルド・ゴンザレス オーク・レーシング43127134141.5
2 アレックス・ブランドル オーク・レーシング22266322132.5
2 デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン オーク・レーシング22266322132.5
2 オリビエ・プラ オーク・レーシング22266322132.5
3 ジョン・マーティン G-ドライブ・レーシング64EX11211132
3 マイク・コンウェイ G-ドライブ・レーシング64EX11211132
3 ロマン・ルシノフ G-ドライブ・レーシング64EX11211132
4 ルイス・ペレス・コンパンク ペコム・レーシング314325Ret7110
4 ニコラ・ミナシアン ペコム・レーシング314325Ret7110
4 ピエール・カッファー ペコム・レーシング314325Ret7110
5 トー・グラーブ デルタ-ADR1RetRetRet44456

LMGTE Amドライバーズトロフィー

ジェイミー・キャンベル=ウォルターとスチュワート・ホールがバーレーン6時間レースでタイトルを獲得した。

順位ドライバーチームSIL
SPA
LMS
SAO
COA
FUJ
SHA
BHR
ポイント
1 ジェイミー・キャンベル=ウォルター アストンマーティン・レーシング44511235129
1 スチュワート・ホール アストンマーティン・レーシング44511235129
2 ルイ・アグアス 8スター・モータースポーツ31824412128
2 エンツォ・ポトリッチオ 8スター・モータースポーツ31824412128
3 ジャン=カール・ヴェルネイ IMSA・パフォーマンス マットムート76143526122
3 レイモン・ナラク IMSA・パフォーマンス マットムート76143526122
4 クリスチャン・ポールゼン アストンマーティン・レーシング12RetRet21Ret1104.5
4 クリストファー・ニギャルド アストンマーティン・レーシング12RetRet21Ret1104.5
5 ジュリアン・カナル ラルブル・コンペティション2346685497
5 パトリック・ボーンハウザー ラルブル・コンペティション2346685497

マニファクチャラーズ・ランキング

2つのマニファクチャラーズタイトルがスポーツプロトタイプおよびGTに与えられる。世界選手権タイトルはLMP1に与えられ、各レースにおいて各マニファクチャラー最上位の車両にのみポイントが与えられる。ワールドカップはLMGTE ProとLMGTE Amに与えられ、各レースにおいて各マニファクチャラー上位2台にポイントが与えられる[58]。アウディが世界選手権タイトルを富士6時間レースで獲得し、フェラーリがワールドカップタイトルをバーレーン6時間レースで獲得した。

マニファクチャラーズ選手権

順位マニファクチャラーSIL
SPA
LMS
SAO
COA
FUJ
SHA
BHR
ポイント
1 アウディ11111212207
2 トヨタ332Ret2121142.5

GTマニファクチャラーズワールドカップ

順位マニファクチャラーSIL
SPA
LMS
SAO
COA
FUJ
SHA
BHR
ポイント
1 フェラーリ21412241255
52563853
2 アストンマーティン13321115246.5
35855528
3 ポルシェ44134332230.5
79247464

チームズ・ランキング

4つのカテゴリーに属するそれぞれのチームはそれぞれのカテゴリーのFIA耐久トロフィーを争う資格がある。前年度はカテゴリー混走での結果に従ってポイントが与えられたが、今年度はそれぞれ独立してポイントが与えられる。

LMP1のプライベイタートロフィーはマニファクチャラーサポートを受けないプライベイターに対して与えられる。ストラッカ・レーシングがシーズン途中で撤退し、レベリオン・レーシングのみが対象チームとなった。

LMP2チームズトロフィー

LMP2トロフィーはオーク・レーシングの35番車がバーレーン6時間レースで獲得した。

順位車両チームSIL
SPA
LMS
SAO
COA
FUJ
SHA
BHR
ポイント
135 オーク・レーシング43127134141.5
224 オーク・レーシング22256322134.5
326 G-ドライブ・レーシング64EX11211132
449 ペコム・レーシング313325Ret6118
541 グリーヴス・モータースポーツ5DNS4445381
625 デルタ-ADR1RetRetRet444566
732 ロータスNC5RetRet366Ret37
831 ロータスRet6RetRetRet7RetRet11
928 ガルフ・レーシング・ミドルイースト7Ret6

LMGTE Proチームズトロフィー

LMGTE ProトロフィーはAFコルセの51番車がバーレーン6時間レースで獲得した。

順位車両チームSIL
SPA
LMS
SAO
COA
FUJ
SHA
BHR
ポイント
151 AFコルセ51512241145
297 アストンマーティン・レーシング1332Ret11Ret128.5
392 ポルシェ AG チーム・マンタイ44144464126
491 ポルシェ AG チーム・マンタイ6Ret235332109.5
571 AFコルセ224Ret3553105
699 アストンマーティン・レーシング35RetRet162Ret74

LMGTE Amチームズトロフィー

LMGTE Amトロフィーは8スター・モータースポーツの81番車がバーレーン6時間レースで獲得した。

順位車両チームSIL
SPA
LMS
SAO
COA
FUJ
SHA
BHR
ポイント
181 8スター・モータースポーツ31624412136
296 アストンマーティン・レーシング44411235133
376 IMSA・パフォーマンス・マットムート76143526122
495 アストンマーティン・レーシング12RetRet21Ret1104.5
550 ラルブル・コンペティション23366854103
688 プロトン・コンペティション5553534Ret84.5
761 AFコルセ882Ret776376
857 クローン・レーシング67Ret586RetRet32

出典

外部リンク