コスモスクエア駅

大阪府大阪市住之江区にある大阪市高速電気軌道の駅

コスモスクエア駅(コスモスクエアえき)は、大阪府大阪市住之江区南港北一丁目にある、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)のである。

コスモスクエア駅
駅舎
コスモスクエア
Cosmosquare
地図
所在地大阪市住之江区南港北一丁目30-21
北緯34度38分34.25秒 東経135度24分46.01秒 / 北緯34.6428472度 東経135.4127806度 / 34.6428472; 135.4127806 東経135度24分46.01秒 / 北緯34.6428472度 東経135.4127806度 / 34.6428472; 135.4127806
所属事業者大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)
駅構造地下駅
ホーム計2面4線(各 島式1面2線)
乗車人員
-統計年度-
10,515人/日(降車客含まず)
-2020年-
乗降人員
-統計年度-
20,611人/日
-2020年-
開業年月日1997年平成9年)12月18日
乗入路線 2 路線
所属路線中央線
駅番号 C10 
キロ程0.0 km(コスモスクエア起点)
夢洲(建設中) (3.2 km)
(2.4 km) 大阪港 C11
所属路線南港ポートタウン線(ニュートラム)
駅番号 P09 
キロ程0.0 km(コスモスクエア起点)
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概要

コスモスクエアの英語表記は「Cosmosquare」と1単語になっている(Cosmo-Squareではない)[1][注釈 1]。中国語表記は意訳した「宇宙廣場/宇宙广场」(宇宙広場)である。

中央線南港ポートタウン線(ニュートラム)の2路線が乗り入れており、それぞれの起点となっている。なお、両路線とも自社で線路を保有しない区間となっており、大阪港トランスポートシステム(OTS)が第三種鉄道事業者として線路を保有し、Osaka Metroが第二種鉄道事業者として路線の営業を行なっている[注釈 2]駅番号は中央線がC10、南港ポートタウン線がP09

2005年6月30日まではOTSのテクノポート線とニュートラムテクノポート線の駅だったが、翌7月1日付で鉄道事業は大阪市交通局(当時)が第二種鉄道事業者になり、OTSは第三種鉄道事業者になった。その後、2018年4月1日に大阪市交通局が民営化されたため、それぞれ中央線と南港ポートタウン線(ニュートラム)の駅として運営されている。

2004年に駅番号を導入した際に、大阪市交通局側の末端駅[注釈 3]を11番とし、そこから10, 09, と番号を減らす方式が採用され、当駅の駅番号はテクノポート線がC10、ニュートラムテクノポート線がP09となった[注釈 4]。その後、先述のとおり当駅を含む区間の運営がOTSから大阪市交通局(当時)に移譲されたため、大阪市交通局の後継であるOsaka Metroの駅でありながら駅番号は両路線とも11番未満となっている[注釈 5]

歴史

駅構造

両路線とも島式ホーム1面2線の地下駅である。地下2階に中央線ホーム(1・2番線)、地下1階に南港ポートタウン線ホーム(3・4番線)がある。かつては南港ポートタウン線ホームにのりかえ改札口が設置されていた[注釈 6]が、大阪市交通局への統合に伴い撤去された。

当駅は、南港運輸事務所に所属し、駅長を配置する。また、当駅およびトレードセンター前駅中ふ頭駅を管轄する。

のりば

番線路線行先
中央線ホーム
1 中央線本町長田学研奈良登美ヶ丘方面[3]
2降車専用ホーム[3]
南港ポートタウン線ホーム
3・4 南港ポートタウン線住之江公園方面[3]

Osaka Metroではホームの番号は路線ごとに独立して付けられるのが通例だが、この駅は元々別会社の駅であったため例外で、路線を跨いで連番となっている[注釈 7]

中央線の列車折り返しは、駅直前がカーブしているため引き上げ線方式となっている。到着した上り列車は2番線に入線して乗客を降ろした後、その先にある2本の引き上げ線に入り、折り返して1番線に入線する。そのため2番線ホームの駅名標には次駅が表示されず、「降車専用」とのみ書かれている[注釈 8]

2025年日本国際博覧会の会場が夢洲であることから、当駅から夢洲駅までの延伸が予定されている[注釈 9]。工事自体は既に行われており、夢咲トンネル(道路・鉄道併用)は2009年8月1日に開通した。

夜間滞泊の運用がある。

利用状況

2020年11月10日の1日乗降人員20,611人(乗車人員:10,515人、降車人員:10,096人)である[4]。住之江区内の鉄道駅では、住之江公園駅に次いで第2位。

年度別利用状況(大阪府統計年鑑より)
年度調査日乗車人員降車人員乗降人員
1997年-[5][注釈 10]8,899-
1998年-[5]10,555-
1999年-[5]12,255-
2000年-[5]11,982-
2001年-[5]13,366-
2002年-[5]12,400-
2003年-[5]12,505-
2004年-[5]11,877-
2007年11月13日9,0997,70516,804
2008年11月11日9,9468,93318,879
2009年11月10日9,0929,18718,279
2010年11月09日10,3879,56219,949
2011年11月08日9,6979,14718,844
2012年11月13日10,27710,35420,631
2013年11月19日10,56310,24220,805
2014年11月11日11,18810,51621,704
2015年11月17日9,81210,48120,293
2016年11月08日10,12710,46920,596
2017年11月14日11,74910,82722,576
2018年11月13日12,24011,46123,701
2019年11月12日13,56513,08526,650
2020年11月10日10,51510,09620,611

駅周辺

バス

北港観光バス(2号出口)

  • 1番のりば
    • 発着なし
  • 2番のりば
    • 3系統「コスモドリームライン」 ロッジ舞洲前 行

サンスターライン

 2番のりば 

  ・大阪港国際フェリーターミナル 行釜山港行きのパンスターフェリーの発着地)

 ・4番のりば

  ・大阪港国際フェリーターミナル 行上海港行きの新鑑真と蘇州號の発着地)

大阪シティバス(3号出口)・北港観光バス

その他

  • 第1回近畿の駅百選に選定されている。
  • かつて中央線のホーム壁面にはガラス張りの水槽が設けられ、ミニ水族館が設置されていた[注釈 11]が、維持費の理由などから撤去された。
  • 中央線ホームの乗車位置案内には、大阪市交通局移管後も「Technoport Line」の表記が残っていたが、後に撤去された。
  • この駅では、大阪市営地下鉄で標準的であった接近メロディとは異なり、波の音などが入った独特の接近メロディを使用していたが、2007年3月24日の中央線の放送更新で標準的な接近メロディーに替わった。
  • 当駅の大阪市営地下鉄移管により、大阪市交通局管内の表記がすべてカタカナの駅はフェリーターミナル駅(南港ポートタウン線)に次いで2駅目となった。
  • 南港北地区を表す「コスモスクエア」の名称は、1988年市民からの公募により決定。「テクノポート大阪」構想が計画された段階では、駅周辺の人工運河沿いに商業施設やオフィスが並ぶ予定だった。現在は主にマンションや大学に変更され、一部が完成、他の施設も工事中である。
  • 2000年に当駅 - 新桜島駅(仮称)間を結ぶ大阪港トランスポートシステム北港テクノポート線が事業化されたものの、採算性の問題で2009年に事業が休止された。後に夢洲においてIRの誘致・国際博覧会の開催が行われることになったため、当駅 - 夢洲駅間のみ事業再開されることになった。
  • 南港・港区連絡線の計画段階では、当駅の仮称は「海浜緑地」で、隣のトレードセンター前駅の仮称が「コスモスクエア」だった。

隣の駅

大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
中央線
夢洲駅〈2024年度開業予定〉 - )コスモスクエア駅 (C10) - 大阪港駅 (C11)
南港ポートタウン線(ニュートラム)
コスモスクエア駅 (P09) - トレードセンター前駅 (P10)
  • ( ) 内は駅番号を示す。

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク