サッカー (任天堂)

サッカー』は、1985年4月9日任天堂から発売されたファミリーコンピュータスポーツゲームである。

サッカー
ジャンルスポーツゲーム
対応機種ファミリーコンピュータ (FC)
開発元任天堂
岩崎技研工業
発売元任天堂
プロデューサー生野鋼三
ディレクターターボ太田
北西亮一
プログラマー湯上裕之
ラム大山
ロム堂前
音楽近藤浩治
美術山村康久
人数1 - 2人(対戦プレイ)
メディア320キロビットロムカセット[1]
発売日日本 198504091985年4月9日
ヨーロッパ 198701151987年1月15日
アメリカ合衆国 1987031987年3月
対象年齢日本 CEROA(全年齢対象)
ヨーロッパ PEGI3
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
売上本数日本の旗 約153万本
世界 196万本[2]
その他型式:日本 HVC-SC
ヨーロッパ NES-SC-USA
アメリカ合衆国 NES-SC-USA
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概要

サイドビュー横スクロール型画面のグラウンドで、単純にサッカーをプレイしていくという内容。ファミコン初のサッカーゲームで、その後の各種サッカーゲームの基本となった。1人用でコンピュータと対戦するほか、2人用でプレイヤー同士の対戦プレイもできる。

ゲーム内容

システム

ゲームスタート時に出てくる選択画面において、チーム・レベル・ハーフタイムを選択することができる。

チーム
各国の代表チームという設定で、アメリカイギリス(「イングランド」でないことに注意)・フランスドイツ(当時の西ドイツ)・ブラジル日本スペインの7ヶ国から選択できる。国により選手の肌とユニフォームの色が異なるが、どの国も実力は全く同じである。選手の能力もすべて同じで、単にグラフィックのみの違いである。
レベル
1~5までの5段階。このゲームでは下に記すように選手がコンピュータの判断で動くが、その動きはレベルが高いほど巧妙である。
ハーフタイム
15分・30分・45分の中から選択できる。ただし、時間の進み方は現実世界よりずっと速い。

プレイ内容

選手は1チームにつき5人+ゴールキーパー1人である。プレイヤーがコントロールできるのは選手のうち1人だけ。コントローラーのBボタンを押したときに、その時点で最もボールに近い位置にいる選手をコントロールすることができる。それ以外の選手はコンピュータの判断により自動的に動く。シュート、パスなどはキックによる物の一つのみでヘディングによるシュート、パス、ディフェンスは存在しない。ボールは跳ねたりはしないためプログラムの仕様上コーナーキックは発生しづらい。

ゴールキーパーは常時コントロールすることができるがパンチングによる守備はなくボールに触るとキャッチする。ペナルティーエリアの外に出させることはできない。

ロスタイム制度がないがオフサイドの反則はプログラムされている。

時間内に決着がつかなかった場合、PK戦となる。それでも決着がつかなかった場合は引き分けとなるが5回を過ぎたら終了となる。

移植版

No.タイトル発売日対応機種開発元発売元メディア型式売上本数備考
1VS.サッカー 1985年
アーケード任天堂
岩崎技研工業
任天堂レジャーシステム業務用基板--任天堂VS.システム対応
2サッカー 198602211986年2月21日
ディスクシステム任天堂
岩崎技研工業
任天堂ディスクカード片面FMC-SCC販売:15万本[3]
書き換え:20万回[3]
3どうぶつの森e+ 200306272003年6月27日
ゲームキューブ任天堂任天堂8cm光ディスク--ファミリーコンピュータ版の移植でミニゲームとして収録
4サッカー 200611192006年11月19日
200611192006年11月19日
200612222006年12月22日
Wiiインテリジェントシステムズ任天堂ダウンロード
バーチャルコンソール
--ファミリーコンピュータ版の移植
5サッカー 201406122014年6月12日
201412032014年12月3日
Wii Uインテリジェントシステムズ任天堂ダウンロード
(バーチャルコンソール)
--ファミリーコンピュータ版の移植
6ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online 201809192018年9月19日
201809192018年9月19日
Nintendo Switch任天堂任天堂ダウンロード--ファミリーコンピュータ版の移植
7サッカー 2020年10月23日[4]
Nintendo Switchインテリジェントシステムズハムスターダウンロード--アーケード版の移植

スタッフ

  • エグゼクティブ・プロデューサー:山内溥
  • プロデューサー:生野鋼三
  • プログラマー:湯上裕之、ラム大山、ロム堂前
  • アート・デザイナー:山村康久
  • ミュージック:近藤浩治
  • コ・ディレクター:ターボ太田、北西亮一
  • スペシャル・サンクス:中村俊之、中嶋健之、仙石敏男、KYO IIJIMA、HIDE SUZUKI、YASE SOBAJIMA、成広通

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
Computer and Video Games83% (FC)[5]
IGN4.5/10点 (Wii)[6]
NintendoLife (Wii)[6]

ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の1991年5月10日号特別付録「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「操作方法は単純で、2人で遊ぶと、いつの間にか、白熱した試合になってしまう。その反面、1人プレイ時のコンピュータが弱すぎ、ゲームが単調になってしまうのが欠点だ。黎明期のファミコンを支えてきたゲームだが、今となっては見劣りする」と紹介されている[1]

脚注

外部リンク


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